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家具工房に捧ぐ
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夏季の営業
本格的な夏に突入しました。と言うかお盆もすぐそこ。
家具工房treehouse夏季の営業は以下の通りです。〈工房・ショールーム〉
お盆も含め、いたりいなかったりです。*臨機に対応しますので家具のご相談などの場合、ご連絡(050-3703-8351)お越しください。
〈木工教室〉
8月第二週、第三週はお休みです。8/21(金)~始めます。よろしくお願いいたします。
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木工教室7/10.11と7/17.18
コロナの影響、ではなくて私の勝手な都合で今は週2日開催にしている木工教室。 二週分の作業風景をダイジェストで。
鉋を掛けます。 木の繊維や導管の方向まで意識するとよく切れる。
花台脚の加工。 全て手道具で行います。
体験コースの方、お箸作り。
鋸に集中します。
組み手加工の縦挽き、極限の集中。
撮影などNGです、撮っていますが。墨付けも集中。
器堀りも集中、併せて腕力も。
組手完成。ノミとノコだけで加工。
こちらも組手のデスクワゴンを製作中、組手、ほぞなど手加工、難易度高です。
体験コースの作品が出来ました。ご夫婦で2時間で製作。素晴らしい
花台、2点完成。教室で最初に作る立体的な作品になります。ここまで来るのがなかなか大変なのですが、皆さん大変喜ばれる。
整理箱も二つできました。製作者のお二人に弊工房ショールームへ無償提供してくれないかと真剣に頼んでみたのですが、真剣に断られました。
treehouseの木工教室では、ノミ・ノコ・カンナといった手道具を使い家具や木工品を作ります。木工は決して簡単な作業ではありませんが、頭でっかちにならず失敗を重ねながら少しづつ技術力を高めていくことを教室のコンセプトととしています。初心者の方が殆どです。興味のある方はまずは体験コースへご参加下さい。
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木工教室 7/3~4
週末は木工教室でした。
入会後最初にやってもらうことの多い器作り。ノミ一本で掘り続ける醍醐味があります、達成感もある。
毛引きによる墨付け。後の加工精度はここで決まります。
整理箱、教室で決めているカリキュラムの最終作品。
花台をウォールナットで2作目。同じ作品を作り反復することで、その工程や作品の仕様を体で覚える事ができる。木工や物作りはあまり頭でっかちにならず、体に覚えさせる方が職人的だと思います。
整理箱の引き出しもできた~
小椅子も作っています。
時計もできたど~
チェリーを使ったテレビボード、本体は組み手加工を施します。大作になります。
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週末に行っている木工教室ではノミ・ノコ・カンナといった手道具を使って家具作りを行っています。頭でっかちにならず、失敗を重ねながら作品作りを楽しむ事を教室のコンセプトとしています。
木工は決して簡単な作業ではありませんが、理屈を踏まえ少しづつ階段を上がれば誰にでもできる事です。
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木工教室6/26.27
金曜と土曜は木工教室でした。
自家菜園をやっているKさんからズッキーニを頂きました。ズッキーニ大好きです、ありがとうございました。
ノミで穴を掘ります。
こちらも今から入ります。
毛引きによる墨付け。 ノミもそうですが、木工は集中力を伴う作業が果てしなく続く。
集中力を高めたくてたまらない方の御参加を心よりお待ちしています。
小椅子の脚、加工後。
よくここまで加工しました。というのはウソで、加工後の部材をお渡ししての体験コース〈小椅子作り〉です。
時計を作ります。
一発勝負です。書き間違えると一生の記念になります。
やる気男子数名は機械室で加工を行ってもらっています。
念のため、工房スタッフを常駐させている。
最近、一部の生徒さんと工房スタッフが一定の距離感を保てていない様に思う事があるのですが、
指導の域を超えて親密になっているようです。いかがなものでしょうか?
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〈木工教室について〉
treehouseの木工教室では、頭でっかちにならず失敗を重ねながら成長していく事をコンセプトとしています。本格的な木工・家具作りに挑戦してみたい方はどうぞご参加をご検討下さい。 初心者の方がほとんどです。道具は教室に揃っていますから、最初は手ぶらでお越しください。
新規ご入会者向け体験コースも受け付けております。詳細は以下をご覧ください。 https://treehousetobata.net/course/course_trial1
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木工教室 6/19・20
週末の木工教室を再開しています。当面は金曜と土曜日のみの開催となります。
体験コースではお箸作り。カンナで一本一本仕上げていきます。
家具木工の基本、同付き切の練習。
基本を踏まえ、積み重ねていくと手道具だけでこのような作品も作れるようになる。
塗装中。
学習机もほぼ完成。
楓をふんだんに使った天板には契りが入ります。
木材の耳部分がダイナミックに弧を描いているところも迫力。素晴らしい作品です。
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*コロナウイルスの影響で開催自粛していた木工教室ですが、先週より再開しています。
新規ご入会者向け体験コースも受け付けております。詳細は以下をご覧ください。https://treehousetobata.net/course/course_trial1
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木工教室再開
大型家具の納品が終わり、工房と教室スペースを掃除。
掃除完了。
今日、6/12から木工教室を再開します。
スタッフ一同、やる気満々です。
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木工教室について
弊工房で行っている木工教室ですが、コロナウイルスの影響で4月の初旬より開催を自粛しています。6月から再開の予定でしたが、ご承知のとおり本市内での感染者も多く、開催につきましては今しばらく状況を見守ろうと思います。
しかし、工房はいつも開けていますので、
少人数の木工体験などはお受けしています。
詳しくは https://treehousetobata.net/course/course_trial1スタッフ一同、感染予防対策にも余念がありません。
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家具製作技能士
一か月程前、弊工房のホームページを見て工房へ来られたのは同業のFさん。初対面でしたが市内の私も知っている木工所にお勤めで、キャリアは私と同じくらい。職人同士少し話していると互いの技量なども分かり、初めてなのに会話も弾みました。互いの修行環境など話す中で、ひょんな事から家具製作技能士の話題になった。
そう「家具製作技能士」という資格があるのです。私自身この資格を持っていませんし、業界の同業者を見回してもこの資格を持っている人は皆無。そもそもその具体的な試験内容すら分からない。しかし、来房のFさんは同資格の2級を持っているとの事で、更には1・2級の実技試験サンプルをお持ちでした。後日、Fさんが持って来てくれた家具製作技能士の実技試験のサンプル。Fさんありがとうございました。
左が家具製作技能士1級、右が2級の実技試験問題。
分解するとこのようになっていて、見ているだけで気が遠くなります。
この複雑な仕口をノミやノコ、カンナと言った手道具だけで決められた時間の中で作るのが家具製作技能士の試験なのです。
ちなみにこの部分の仕口の名前は・・・明確に覚えていないので、教本で調べてみると教本にも載っていませんでした。教本に載っている二種類の仕口の要素が全て取り込まれているので多分「留め形隠し蟻五枚接ぎ」でいいと思います。
実際この様な仕口や接ぎ手をプロの製作現場で用いる事があるかと言えば、おそらく日本中のどこを探しても無いと思います。理由はこのような仕口を用いずとも、十分かそれ以上の強度を担保しつつスピーディーに加工できる技術や道具があるからです。といったそっけない答えになってしまうのですが、事実だと思います。
しかし例え試験の為だけとは言え、このような仕口を繰り返し作る練習を重ねれば、手道具の基本的使い方の習得には計り知れない効果があるのではないかと思います。資格はモチベーションの向上にもなるので。いつか弊工房の木工教室でも家具製作技能士の資格取得講座を開ければと思います。*追記 令和3年9月講座開講します↓
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小箱作り
木工教室の中で、家具木工を学んでもらう最初の作品として作って貰っているのが、この小箱。
棒状の木材に墨付け後、ノコで真っ直ぐに切るという事をやって貰っているのですが、このただ真っ直ぐ切るという事がとても難しくて、皆さん真剣に楽しみながらやっています。
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研ぎ
週末は木工教室でした。
木工教室の中で、刃物の研ぎも行ってもらっています。
正確な加工を行うためには、よく研ぎ、よく切れる刃物を使う事が前提なのですが、これがなかなか難しい。楽しみの為の木工教室なのであまり研ぎばかりもやってられないし、しかし切れていない刃物ではうまく作品はできないので、やはり研ぎに回帰しなければなりません。
ある程度加工ができる生徒さん方には、少しづつ研ぎに挑戦してもらっているのですが、刃物の鎬面をぴったりと砥石に当てて前後させるという単純な動作を説明。早く研ぐ事はできませんが、初めてでもゆっくりなら研げる方も多い。数名の方は刃がえりと言って、研ぎの終点まで行く事もできます。
何よりも研ぎを楽しんでいる生徒さん方も多く、作品作りばかりが木工教室ではない事に気が付かされています -
木工教室
週末は木工教室でした。
教室の内容は大まかに二つあって、ひとつは木工芸的な器作りとか、更に器作りとか、
と思ったら、スプーンを作ったりとか
お箸も作ったりしています。
バターナイフも。 これら木工芸的作品は、絶対にこう作らなければいけない、という明確な加工線があるものではなくて、考えながら観察しながら作る事を楽しみながらやって貰っています。
こちらも大判のトレイ、丸のみ一本で掘りました。
これら木工芸作品とは考え方が全く異なるもう一つの木工が、家具作りを前提とした家具木工なのですが、
こちらは直角定規にやシラガキという墨付け道具を用いて、これでもかと言うくらいシビアな加工線を記し、それに沿ってノコやノミを使って加工を進めていきます。
基本的な加工技術を積み重ねていくと、このように立体的な作品も作る事ができる。製作途中のキャビネット、生徒さんの作品。
弊工房の木工教室では、ノミ・ノコ・カンナと言った手道具を用いて木工芸作品や木工家具を作っています。みなさん上手に作っている様に見えますが、特に家具作りは簡単ではありませんので、実際失敗される事が多いのも現実です。失敗を重ねる事で経験値を増やし実力をつけていける様な指導をさせて貰っています。
失敗なんて気にしない、また失敗したくて仕方がない方の御参加をお待ちしています。
俺は何もしないから、失敗はしない・・・
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工房訪問
先日行った、木工教室の作品展示会の作品の一部。
実はこのテーブル上の作品群はうちの木工教室で作ったものではなくて、うちの木工教室に通われているアマチュア木工家のKさんから提供頂いたものです。
教室内で製作されたもの以外の作品を、他の生徒さん方にも見て頂き、今後のモチベーションアップに繋がればと思い、作品提供をお願いしました。そのKさん宅へ作品をお返しに上がった際、工房の写真を撮らさせてもらいました。
Kさんは木工歴20年超。特に誰かに習ったという事はなくて、今では廃刊になった「手作り木工辞典」などの書籍から情報を得て、少しづつ技術習得をされたとの事です。
道具もご自身で自作されています。上の写真はルーターテーブル。
こちらはスライドレールを用いた横切り盤。
今は、ちゃぶ台を作られています。
これだけの設備と技術を持っていながら、何故Kさんはうちの木工教室に通われているかと言いますと、機械設備を多用するスタイルから、ノミ、ノコ、カンナといった手道具を主体とした作業へシフトチェンジしてみたいとのお考えからでした。実際のところあまりお教えする事ができていなくて、またサンディング技術などは私の方が教わったりしていて、いろんな意味でお世話になっています。一応、うちの工房の写真も、
スタッフが働いています。プロの職場特有の張り詰めた緊張感が感じられます。