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家具工房に捧ぐ

木工教室

  • 教室2年

    週末は木工教室でした。
    暑い中、多くの方に参加いただいた。

    生徒さんから「脚のついたまな板を作りたい」と言う大変わがままな申し出があったので、寝ずに考えました。

    下駄の様にまな板の裏に二本脚がついている。

    一枚の板から作りました。

    私は家具職人の固定観念で頭がガチガチになっているので、こういった斬新な申し出に思い切ってチャレンジしてみると、予想外に面白い作品が出来たりします。ただ、わがまま度は人によってさまざまで、最近はかなり難しいデザインに挑戦しようとしている人が続出しているので、もうトラに任せようかと真剣に考えています。

    任せとけよ~。

    一昨年の9月初旬にスタートした木工教室がまる2年になります。
    人様に何かを教えるのは、オーダーの家具作りとは違う技術が必要で、ここまで手探りのところも多かったです。失敗を重ねながら技術を学ぶという教室のコンセプト同様、私自身もあまり深く考えず沢山の失敗を繰り返しながらここまで来ました。上にも書きましたが、最近は提案しているカリキュラムを全て終え、ご自身が作りたい家具を作る方が増え始めています。教室の運営としては今まで以上に忙しくなりそうですが、新しい発見も多く楽しんでやれています。


  • 木工教室8/21と22

    週末は木工教室でした。

    体験コースのお箸作り。

    熟練者はこんな家具も作っています。 

    テレビボード製作中。

    整理箱製作中。

    器作りの体験コース。

    こちらも器作り。

    スタッフ・トラも元気です、暑いけど。

    treehouseの木工教室ではノミ、ノコ、カンナと言った手道具を使い家具や木工品を作っています。こちらで定めたカリキュラムから始め、カリキュラム終了後は自由製作を行っています。初心者の方にとって木工は決して簡単な作業ではありませんが、失敗しながら少しずつ技術習得していく事を教室のコンセプトとしています。興味のある方は体験されてみてください。↓

  • 木工の体験について

    木工を始めてみたい、木工教室に入ってみたいと考えている方向けに体験コースを全4コース設けています。ホームページに詳しく載せているのですが、このところお問い合わせが多いので、ブログからもご紹介させていただきます。

  • 夏季の営業

    本格的な夏に突入しました。と言うかお盆もすぐそこ。
    家具工房treehouse夏季の営業は以下の通りです。

    〈工房・ショールーム〉 
     お盆も含め、いたりいなかったりです。*臨機に対応しますので家具のご相談などの場合、ご連絡(050-3703-8351)お越しください。
                
    〈木工教室〉
     8月第二週、第三週はお休みです。8/21(金)~始めます。        

    よろしくお願いいたします。

  • 木工教室7/10.11と7/17.18

    コロナの影響、ではなくて私の勝手な都合で今は週2日開催にしている木工教室。 二週分の作業風景をダイジェストで。

    鉋を掛けます。 木の繊維や導管の方向まで意識するとよく切れる。

    花台脚の加工。 全て手道具で行います。

    体験コースの方、お箸作り。

    鋸に集中します。

    組み手加工の縦挽き、極限の集中。
    撮影などNGです、撮っていますが。

    墨付けも集中。 

    器堀りも集中、併せて腕力も。

    組手完成。ノミとノコだけで加工。

    こちらも組手のデスクワゴンを製作中、組手、ほぞなど手加工、難易度高です。

    体験コースの作品が出来ました。ご夫婦で2時間で製作。素晴らしい

    花台、2点完成。教室で最初に作る立体的な作品になります。ここまで来るのがなかなか大変なのですが、皆さん大変喜ばれる。

    整理箱も二つできました。製作者のお二人に弊工房ショールームへ無償提供してくれないかと真剣に頼んでみたのですが、真剣に断られました。

    treehouseの木工教室では、ノミ・ノコ・カンナといった手道具を使い家具や木工品を作ります。木工は決して簡単な作業ではありませんが、頭でっかちにならず失敗を重ねながら少しづつ技術力を高めていくことを教室のコンセプトととしています。初心者の方が殆どです。興味のある方はまずは体験コースへご参加下さい。

  • 木工教室 7/3~4

    週末は木工教室でした。

    入会後最初にやってもらうことの多い器作り。ノミ一本で掘り続ける醍醐味があります、達成感もある。

    毛引きによる墨付け。後の加工精度はここで決まります。

    整理箱、教室で決めているカリキュラムの最終作品。

    花台をウォールナットで2作目。同じ作品を作り反復することで、その工程や作品の仕様を体で覚える事ができる。木工や物作りはあまり頭でっかちにならず、体に覚えさせる方が職人的だと思います。

    整理箱の引き出しもできた~

    小椅子も作っています。

    時計もできたど~

    チェリーを使ったテレビボード、本体は組み手加工を施します。大作になります。

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    週末に行っている木工教室ではノミ・ノコ・カンナといった手道具を使って家具作りを行っています。頭でっかちにならず、失敗を重ねながら作品作りを楽しむ事を教室のコンセプトとしています。

    木工は決して簡単な作業ではありませんが、理屈を踏まえ少しづつ階段を上がれば誰にでもできる事です。

  • 木工教室6/26.27

    金曜と土曜は木工教室でした。

    自家菜園をやっているKさんからズッキーニを頂きました。ズッキーニ大好きです、ありがとうございました。

    ノミで穴を掘ります。

    こちらも今から入ります。

    毛引きによる墨付け。 ノミもそうですが、木工は集中力を伴う作業が果てしなく続く。

    集中力を高めたくてたまらない方の御参加を心よりお待ちしています。

    小椅子の脚、加工後。

    よくここまで加工しました。というのはウソで、加工後の部材をお渡ししての体験コース〈小椅子作り〉です。

    時計を作ります。

    一発勝負です。書き間違えると一生の記念になります。

    やる気男子数名は機械室で加工を行ってもらっています。

    念のため、工房スタッフを常駐させている。

    最近、一部の生徒さんと工房スタッフが一定の距離感を保てていない様に思う事があるのですが、

    指導の域を超えて親密になっているようです。いかがなものでしょうか?

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    〈木工教室について〉

     treehouseの木工教室では、頭でっかちにならず失敗を重ねながら成長していく事をコンセプトとしています。本格的な木工・家具作りに挑戦してみたい方はどうぞご参加をご検討下さい。 初心者の方がほとんどです。道具は教室に揃っていますから、最初は手ぶらでお越しください。

    新規ご入会者向け体験コースも受け付けております。詳細は以下をご覧ください。 https://treehousetobata.net/course/course_trial1


  • 木工教室 6/19・20

    週末の木工教室を再開しています。当面は金曜と土曜日のみの開催となります。

    体験コースではお箸作り。カンナで一本一本仕上げていきます。

    家具木工の基本、同付き切の練習。

    基本を踏まえ、積み重ねていくと手道具だけでこのような作品も作れるようになる。

    塗装中。

    学習机もほぼ完成。

    楓をふんだんに使った天板には契りが入ります。

    木材の耳部分がダイナミックに弧を描いているところも迫力。素晴らしい作品です。

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    *コロナウイルスの影響で開催自粛していた木工教室ですが、先週より再開しています。

    新規ご入会者向け体験コースも受け付けております。詳細は以下をご覧ください。https://treehousetobata.net/course/course_trial1

  • 木工教室再開

    大型家具の納品が終わり、工房と教室スペースを掃除。

    掃除完了。

    今日、6/12から木工教室を再開します。

    スタッフ一同、やる気満々です。

  • 木工教室について

     弊工房で行っている木工教室ですが、コロナウイルスの影響で4月の初旬より開催を自粛しています。6月から再開の予定でしたが、ご承知のとおり本市内での感染者も多く、開催につきましては今しばらく状況を見守ろうと思います。

    しかし、工房はいつも開けていますので、

    少人数の木工体験などはお受けしています。
    詳しくは https://treehousetobata.net/course/course_trial1

    スタッフ一同、感染予防対策にも余念がありません。

  • 家具製作技能士

    一か月程前、弊工房のホームページを見て工房へ来られたのは同業のFさん。初対面でしたが市内の私も知っている木工所にお勤めで、キャリアは私と同じくらい。職人同士少し話していると互いの技量なども分かり、初めてなのに会話も弾みました。互いの修行環境など話す中で、ひょんな事から家具製作技能士の話題になった。
     そう「家具製作技能士」という資格があるのです。私自身この資格を持っていませんし、業界の同業者を見回してもこの資格を持っている人は皆無。そもそもその具体的な試験内容すら分からない。しかし、来房のFさんは同資格の2級を持っているとの事で、更には1・2級の実技試験サンプルをお持ちでした。

     後日、Fさんが持って来てくれた家具製作技能士の実技試験のサンプル。Fさんありがとうございました。

    左が家具製作技能士1級、右が2級の実技試験問題。

    分解するとこのようになっていて、見ているだけで気が遠くなります。
    この複雑な仕口をノミやノコ、カンナと言った手道具だけで決められた時間の中で作るのが家具製作技能士の試験なのです。
    ちなみにこの部分の仕口の名前は・・・

    明確に覚えていないので、教本で調べてみると教本にも載っていませんでした。教本に載っている二種類の仕口の要素が全て取り込まれているので多分「留め形隠し蟻五枚接ぎ」でいいと思います。

     実際この様な仕口や接ぎ手をプロの製作現場で用いる事があるかと言えば、おそらく日本中のどこを探しても無いと思います。理由はこのような仕口を用いずとも、十分かそれ以上の強度を担保しつつスピーディーに加工できる技術や道具があるからです。といったそっけない答えになってしまうのですが、事実だと思います。
     しかし例え試験の為だけとは言え、このような仕口を繰り返し作る練習を重ねれば、手道具の基本的使い方の習得には計り知れない効果があるのではないかと思います。資格はモチベーションの向上にもなるので。いつか弊工房の木工教室でも家具製作技能士の資格取得講座を開ければと思います。

    *追記 令和3年9月講座開講します↓

  • 小箱作り

    木工教室の中で、家具木工を学んでもらう最初の作品として作って貰っているのが、この小箱。

    棒状の木材に墨付け後、ノコで真っ直ぐに切るという事をやって貰っているのですが、このただ真っ直ぐ切るという事がとても難しくて、皆さん真剣に楽しみながらやっています。 

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