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家具工房に捧ぐ
木工教室
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木工教室 2/28~
木工教室です。
スプーンを作りました。
丸のみとナイフ、サンドぺーパーと言った、手道具だけで作ります。
こちらはスプーンの新バージョン。
スポンジサンダーという機械を使用しています。 安全に曲線を作る事ができます。これから流行りそう。
整理箱製作中。
センターテーブルは完成間近。
ノミ、ノコ、カンナといった手道具だけで作っています。
留めの箱を作る為の練習の箱。
器作り。
丸のみ一本で仕上げます。
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木工教室展示会のお知らせ。
弊工房で開催している木工教室で生徒さん製作の作品展を開催します。
日 時 令和2年3月6日(金)~令和2年3月12日(木)
場 所 北九州市戸畑区沢見1-5-25 家具工房treehousen内*木工教室へ興味のある方、どうぞお越しください。観覧は無料です。
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木工教室 2/14~15
木工教室でした。
土曜日の午前中は女子が6名、男子が1名というレディースデイでしたがバレンタインのチョコレートはひとつも頂けませんでした。しかし休憩時に私がテーブルの上に置いていたチョコは殆ど無くなっていた(涙)。写真は体験コースへ参加の方の作品。 2時間で作ります。
木工教室といえば小物作りも充実しておかなければならないのですが、私がこの小物作りが苦手というか全くセンスがなくて・・・
年明けから参加のスタッフのよーちゃんが精力的に小物作りに励んでくれている。
生徒さんの作品、時計。
時計の文字はトレース後、電熱ペンで焦がし書いています。葉っぱ状の時計針は生徒さんのデザイン。感じがよいので今後パクらして欲しい旨要望したところ、著作権使用料を要求されております。
下の絵は現時点では普通の豚さんですが、将来的に芸術的価値が発生する可能性があります。器を掘ります。
一年ぶりに掘っているのですが、細かいところはあまり覚えていません。しかし大筋は体が覚えていて、ポイントを説明すると「あ~あ~」ってどんどん進みます。
センターテーブル。
自由製作としては、かなり難しい仕様に取り組んでいます。カンナの調整も慎重に着々と進んでいます。
隅つけ。
やはり全ての基本はここから。
整理箱。
引き出しのある箱ものは本体との兼ね合いを考慮して作らなければなりません。
家具作りは「箱にはじまり箱に終わる」と言われるほど、矩の出た箱を淡々と作るところに神髄があります。2月とは思えない暖かさが続きます。
このまま春になるのでしょうか。
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木工教室 1/31~2/2
先週末の木工教室から。
器を掘り、無心になるひと。
カメラを向けると、ノミの握り方がわざとらしくなってしまいました。
器完成。丸のみ一本で作ります。ほんとよく作ります。
スプーンを一気に作りました。 そのボリューム感以上に製作に時間が掛かります。
小さなお子様の為に子供椅子を作っている。
椅子はすぐに小さくなってしまうのですが、その思い出は椅子とともに生涯心に残る。
一枚の板から時計3個を作ります。
木材の耳の部分は残すという斬新な試み。手作り感が伝わります。
ご家族用のプレゼントとして作られました。
木工教室では、基本的な家具木工のカリキュラムをこなしながら、カリキュラムの合間に上の作品の様な短期間で完成できる作品作りも行っています。
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研ぎと時間
木工教室に参加されている生徒さん方から、木工の刃物についてより深く取り組んでみたいとの希望を伺います。上手い下手は別として、ある程度木工作業を継続してやっていると、刃物の切れ味や刃物そのものに少しずつ興味が転じていくのは自然な事だと思います。しかし「研ぎ一生」という言葉があるくらい刃物を研いでうまく使えるようになるにはある程度時間が掛かります。私自身も最近やっと刃物が使えてきたかなと感じていて、これについてはまだまだ修行中の身だと思っています。
木工や物作りはその殆どの技術が原理原則に従っています。刃物についてもそうで、原理原則を理解し練習を重ねれば誰にでもできる事なのですが、なかなかうまくいかない理由のひとつとして、シンプルな構造のもの程、その原理原則を理解するのが難しいといった理由があると思います。刃物の切れ味や研ぎの感覚は図面や寸法で確認する事ができません。しかし、必ず原理原則に従って何らかの変化が起きています。それを図面や寸法で確認するのではなく、削った時の感覚や研いだ時の感触、また軽微な変化を見落とさず肉眼で認識できる様になる事はとても時間の掛かる事です。一朝一夕にはいかないのですが、それも含めて木工を楽しんで貰えればよいと思うのでうが、何よりも大切なのは時間の掛かる技術習得だけに謙虚な気持ちで取り組む事かと思います。
顔面マッサージを受けるスタッフ・トラ。研ぎは未だに習得できていません。
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木工教室 1/25~27
週末は木工教室でした。
土日は参加者が多かった。
教室をやっていると、生徒さん方から差し入れなどを頂く事が多いのですが、
自家製のラスクを頂きました。とても美味しかったです、ラッピングも丁寧。ラスクを作ってくれたのはIさん。
Iさんは私の目を見て直接手渡してくれました。Iさんいつもありがとうございます。そのIさんですが、木工の方も大変精力的に取り組まれています。
その隆起した筋肉から、あのラスクは誰も想像できません。ラッピング同様、木工刃物の研ぎもとても丁寧で上手い。
どういう事やねん・・
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木工教室1/17~19
週末は木工教室でした。金曜と日曜は参加者少なかったです。土曜は多かった。
カンナを掛けます。
カンナを掛けるって言うのですが、掛けてなないですよね。掛けると言うより・・・引く、削る、むしる、などの方が言葉としてあっていると思うのですが、
カンナを掛けると言います。掛けています。
木の器を掘っています。
クリ材で、過去最大の大きさ。
こちらは四角い器。
ウォールナットが硬い。
の奥さんは少し柔らかいクルミ材で、同じ四角い器。
サクサクと進みます。
昨年から取り組んでいるダイニングテーブルも完成しました。
幅160cm×奥行90cm、普通に大きいテーブルです。
このテーブル作りですが、やはり何と言っても天板の加工が難しいところです。木取りと言う荒材の選定作業から取り組んでもらったのですが、以後の出来栄えや作業性を見込んだ最も経験値を必要とするところです。ここはかなりサポートさせてもらいました。天板は5枚の板を剥ぎ合わせているのですが幅90cmもとなると、ここも難易度高でしたが何とかクリア。最難関と思われた天板表面のカンナ仕上げでしたが、よくカンナを調整されていたので、時間はかかりましたがほぼパーフェクトな仕上がりとなりました。脚部のほぞ加工は全て手加工で仕上げ。Dさんお疲れさまでした。素晴らしいダイニングテーブルです。
完成後ただちに、普通にテーブルとして使用されていました。
更には次作の下ごしらえも始まった。まだ、ありあります。
整理箱。 完成するとシンプルなものですが、木工家具としてはやはり難易度の高い作品です。 脚物の様に単体として形作ればよいのではなくて、本体と引き出しの兼ね合いがでてくるので難しい。
本体は七枚組み手加工。手道具だけで仕上げました。
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木工教室は殆ど方が初心者です。理屈より先に道具を使い、体で覚えてもらうような指導をさせてもらっています。失敗も多いのですが、それが経験となり少しずつ実力になるのだと思います。
「木工が楽しい」と言ってくれる生徒さんが多いのが喜びでもあります。 -
木工教室 1/10~12
今年最初の木工教室でした。
カンナをかけたばかりの部材。
ダイニングテーブルはあと少し。
留めの箱が出来上がりました。
体験コース、ご夫婦二人で2時間でこれだけ作りました。 特に奥様が奮闘していました。
整理箱、完成間近。
全て手加工で製作しています。
教室では、カリキュラムに沿って家具を中心とした作品作りを行っています。
作品を作る事の楽しみも去ることながら、集中している時間が楽しいと言われる方が多いです。もの作りが好きな人、集中したくて仕方がない人の御参加をお待ちしています。 -
教室の作品
今年一年で木工教室に参加された生徒さん方が作られた作品の紹介。
お店が開けるくらいあります。こうやって見ると、多くの作品を作って頂きました。ほとんどの方が未経験からの出発でしたが、失敗を恐れず、いえ失敗を気にせず、いや失敗しても失敗と思わない姿勢と努力の結晶と言っても過言ではありません。何が過言ではないのか自分でもよくわからないのですが、それぞれの作品素晴らしい出来栄えですね!
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私が選ぶ今年作品のベスト3。
第3位 両親に贈る木の時計
木工教室へ短期入会と言う特殊な条件かつ、当教室のカリキュラム外の品を作りたいと言うとてもわがままな申し出でしたが、ご結婚に伴う両家ご両親へのプレゼントと言う特殊な事情でしたのでお引き受けしました。一枚の板をカット~製材し3枚の時計へと加工するまでをお二人の共同作業で行いました。完成後は両家それぞれのご両親へ一枚づつ贈り、あと一枚をご自分たちでお使いになるとの事。
彼女さんが美人だったからお引き受けした訳ではありません。あります。
第2位 ペーパーコードチェア
ハイアマチュア作家Kさんの作品。教室のカリキュラムを終え最初の作品。
製材を除きほぼ手道具だけで加工・仕上げを行っています。椅子は見た目以上にその切削量が多く、プロでも製作に骨をおります。ましてや手道具による手加工となりますと、その時間・労力は大抵の事ではありません。
アマチュアリズムに脱帽、素晴らしい作品です。第1位 お刺身を盛る為の木の器
Nさんは来室依頼、木の器の製作に没頭。通常一つ作られると殆どの方は別作の製作へと移行されるのですが、Nさんはもう一枚、更にもう一枚と器掘りの技術を磨いていました。その集大成といえるのがこの薄型のお皿。完成状態が薄いと言う事はそれだけ多く掘っているということでもありまして、また薄くなればなる程強度的な事も考慮しなければなりません。そのデザインもご自身で考案。完成後の目的は「お刺身を盛る」と大変明確でした。目的のある方の意思は強い。傑作です。
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木工教室 12/20~22
週末は木工教室でした。
今年最後の教室で参加者が多かったです。併せて完成品も多かった。体験で訪れた女性二人が作ったお箸とバターナイフ。〈体験コース〉
メープルとウォールナットの時計も完成。一人で二つ作りました。
花台。
ほぞの加工、ほぞ穴掘り、脚のテーパー加工など手道具だけで作りました。
初心者でしたが、ここまでできるようになりました。 女性の作品。墨付けをしています。
正確な加工の基本はここにあります。墨付けの誤差を後の加工技術で取り戻す事はできません。慎重にやっています。
ダイニングテーブル天板の鉋掛け。 木工教室の範囲を完全に逸脱しています。
しかし、誰にも迷惑をかけていないので全く問題ありません。
ただやはり、簡単ではありませんので事前に失敗した時のリスクなども踏まえて取り組んでもらいました。横摺りと言う平面加工から仕上げ削りまで丸一日かかりましたが、鉋をよく理解し調整されているので問題なく仕上げる事ができました。小椅子の加工。
二脚目の取り組みです。更に良いものを目指しています。
こちらも体験のお箸作り。
お箸作りで「人生初、カンナを使った」という方が少なくありません。
皆さん思いのほか使えます。整理箱も完成近し。
Kさんはこの教室で既に10点近くの作品を作っている。その製作の速さはプロ並みです。
日曜午後
今年最後の教室風景。
今週は本当に完成品が多かった。
左側は70代男性、右がその奥さんで60代。丸のみ一本で加工しました。
少し失敗もありましたが、個人的には味のあるとても良い作品に仕上がったと思います。 作品とは関係ありませんが、果物のおすそお分けが多かった、ありがとうございました。木の器とよく合います。こちらも時計、午前・午後通して一日で完成しました。
四角い木の板からの加工でしたが、サポートしながら何とかできました。お疲れさまでした。
ペーパーコードスツール。
ほぞ、ほぞ穴の加工から鉋仕上げ、塗装、ペーペーコードの座編みまで全て生徒さん一人で作りました。機械は使わずに、ノミ・ノコ・カンナと言った手道具だけで作りました。素晴らしい出来栄えです。
弊工房の木工教室、ほとんど方が初心者ですが多くの作品を作って貰っています。写真では綺麗に作られていますが、製作中は紆余曲折多くの失敗を重ねている方も少なくありません。失敗から学ぶ事の多さを大切にしています。上手く出来なかったところは次の作品作りに必ず生かされているようです。私もいまだにそうですが・・・
俺も失敗ばっかりだぞ~
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木工教室 12/13~15
木工教室でした。
作業風景
整理箱製作中。
テーブルの脚。
スツール塗装中。
同じくスツール座編み中。
以下、完成作品。
ペンケース。簡単な構造ですが、部材をまっすぐに切る練習と箱作りの基本など踏まえます。
木の時計。 秒針がかわいい。
機械加工が多く、意外と早く完成するので家具木工に合間、箸休め的に取り組んで貰っています。先週に続き花台も完成。
女性の作品。
機械を使わずに、ノミ・ノコ・カンナなどの手道具だけで作りました。
完成作品ではありませんが、テーブルの天板。
木取りから製材、板剥ぎまでご自身で行いました。失敗時のリスクなども事前に説明。サポートしながらの製作でしたが、ここまではパーフェクトに。
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今年も残すところあと僅かなのですが、一年を通して木工教室とオーダー家具の2本立てでやり通してしまった。
オーダー家具の方は年を増すごとに、自分でもある程度納得のいく作品をお客さんの元へ届けられるようになった。一方教室の方は時間的な事から十分にこちらの準備が整わず、生徒さん方のやる気でカバーしてもらっている部分が多く、来年への課題としたいと思います。いずれにしても一年間ほとんど仕事漬けだったので、来年はプライベートの充実を目標に山登りなどもう少し楽しもうと思います。 それでは皆さんよいお年を・・まだ早いやろ・・
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LED
木工教室絶賛やっています。
昨日は午後から参加される方が多かった。
鉋掛け。難しいのですが、やらないと始まりません。
課題製作を終えた方はその技術を応用して、希望の作品を作って貰っているのですが、写真はダイニングテーブル。
木取りから機械による製材の後、手加工によるほぞの加工などサポートしながらですが生徒さんが作りました。
チェリーのダイニングテーブル、脚を仮組。 問題はどうやって持って帰るかですが、そんな先の事は全く考えていません。今が全て・・・
教室開講時に一体型のLED蛍光灯をネットで買って自分でつけたのです、そのうちの二つが切れた。
全然長寿命ではありませんでした、中国産だったから。
再度ネット検索の後、同じ中国産を4つ注文してしまいました。安いので。 -
木工教室11/30~12/1
週末は木工教室でした。
木の器作り、丸のみ一本で掘り続けます。腱鞘炎必至の作業です。
と言うのはウソで、誰にでも簡単に出来ます。と言うのもウソで、簡単ではありませんが、しかし必ず誰しもが完成します。
鉋をかけています。
なかなか難しいのですが、まずはやってみよう作戦でどんどん体験してもらっている。
難しいほぞの縦挽き。
家具の強度に影響するので、じっくりと取り組んでもらっています。
こちらも鉋掛け。
テーパーのついたテーブル脚を仕上げています。
留め木口削り。
寸六サイズのカンナを横に持って加工するのですが、腕力の弱い女性にはこの作業が意外と難しいものです。しかし、教室に参加されている女子生徒さん方は皆さん腕っぷしが強く、心配無用のところです。恐
刃物も研ぎます。
全ての加工の最上段にあるのが刃物の研ぎです。短い教室の時間の中でなかなかできていないのですが、少しずつ取り組んでもらっています。
花台が完成、オイル塗装中。
製作者は60台女性。ノミ・ノコ・カンナといった手道具だけで作りました。初心者でしたが基礎的な道具の使い方、箱作りなを経て初めての家具作品が完成。
製作者本人は、納得のいかないところも多い様で「もう一台作りたい!」といっています。精神的に職人化してしまいました。
木工教室では、ノミ、ノコ、カンナといった手道具を使い木工家具を作っています。初心者の方が殆どです。家具作りは決して簡単ではないのですが、失敗を重ねながら少しづつ成長していく事を教室のコンセプトとしています。
興味のある方のご参加をお待ちしています。https://treehousetobata.net/classroom