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家具工房に捧ぐ

木工教室

  • 技能士講座

    先週末の教室。
    金曜の午前は木工教室、午後はミモザリースの教室。土曜の午前は家具製作技能士二級の講座、同午後は木工教室、日曜午前も木工教室でした。三日間多く来て貰いました。

    土曜午前、家具製作技能士講座(二級)の模様。

    通常の木工教室とは一線を画して、より高い技術習得を目指しています。

    教わる方も教える方も真剣です。

    真剣でないと出来ない事があります。

    今夏には、試験があってそれに向け皆さん頑張っている。

    受験資格は家具製作技能士3級の合格者または、家具職人として2年以上の実務経験のある者となります。

    うちの教室からは同3級の資格保有者のみでの受験となります。
    皆さん頑張ってます。
    まだ時間はあるので、頑張って下さい。と言っているとすぐに時間はたってしまうので、微妙に焦りながらそれでいて落ち着きを忘れず、でも少し急ぎながら頑張って下さい。

  • ミモザの咲く頃に

    ミモザのリース作り教室を弊工房の教室で行いました。

    摘んできたばかりのミモザ。花の香りが広がります。

    この教室の講師は、もちろん私です。

    というのはウソでそうだったら気持ちが悪いので、知人のSさん講師。

    ご婦人ばかり10名と私ではない男性1名の計11名でにぎやかに作られていました。

    素敵な花です。

    毎年恒例にしたい。

    教室もまだまだいろんな可能性があります。

    ありがとうございました。

  • 家具製作技能士講座

    週末は木工教室でした。
    木曜に軽いぎっくり腰になってしまい金曜は急遽中止。
    ガラスの腰と猫に噛まれて傷だらけの手で土日開催。 

    教室の様子。

    私の状態がどうであっても全く関係ないのが木工教室。

    むしろいない方がいいのかもしれない・・・

    と言うのは、まんざら本当かもしれませんが
    日曜の午前は昨年10月から行っていた家具製作技能士講座(三級)全15回の最終回だった。↓
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    家具製作技能士講座〈三級〉最終回

    期間にして4ヶ月、木工自体が完全に初めての方もいる中で
    刃物の研ぎを中心に四種類の仕口加工を学んでもらった。

    この講座・試験の内容を解説すると、
    ・二方胴付きほぞ
    ・相欠き接ぎ
    ・包み片蟻型相欠き接ぎ
    ・木ネジ留め接ぎ
    の四つの仕口を定められた手道具(ノミ・ノコ・カンナ・その他の墨付け道具)だけで制限時間内に製作するというものです。

    四つの仕口の中でも高難易度なのが、

    この「包み片蟻型相欠き接ぎ」です。見てのとおり、これどうやって加工するねん感が漂うと同時に、その名前もややこしくて、ツツミカタアリガタアイカギツギ、ツツミカタアリガタアイカギツギ、ツツミカタアリガタアイカギツギと三回連続言える人はいません。

    そんな名前も加工もややこしい事に真剣に取り組んだ結果。

    何かを形作ると言う事と、技術を習得する事は別です。
    機械やそれなりの道具を用い、方法を学べば誰でもそれなりの何かを形作る事は出来る。
    しかし、限られた時間と道具だけで正確かつ頑丈な仕口を切削加工する為には刃物を研ぐ技術と一定量の加工練習が必要です。簡単ではありません。
    八名の方が来週は試験です。 皆様、頑張って下さい。

  • 小さな食器棚

    小さな食器棚を製作、お納めしました。
    素材はメープルの無垢材と突板。

    建具はレトロデザインのストライプガラス開き扉。

    本体サイズは縦85cm×横85cm。 このくらいのサイズのしっかりした作りの食器棚が市場には意外とありません。

    今回は木工教室生徒さんからのご依頼。

    右の小さなテーブルが教室でご自身で作られて作品。
    ふたつ同時に納めさせて頂きました。 末永くお使い下さい。

  • 木工教室

    週末は木工教室です。
    先週と先々週などの様子。

    鉋掛ける姿はまるで職人。

    ご自分の為に作られたミニテーブル完成。

    素敵です。
    木製のこんなテーブルがなかなか売ってないんです。

    ハイスツールと踏み台も完成。

    天板のなぐり加工が素敵です。こういった物も市場にありそうで意外と売っていません。

    ブラックチェリーで作った作業台も完成。

    天板に空いた穴にはミシンが納められます。世界中どこを探して売っていないと思います。

    こちらもチェリーで作ったサイドテーブルも完成。

    コの字型の形状に意味があって、ご自宅のソファー座面を上下から包む形になっています。
    宇宙を探しても、同じものはないでしょう。

    ちなみに上記四点の作者は全員女性。ほんとーによく作ります。

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    より高い技術習得を目指している方向けの、家具製作技能士講座も開催。

    2級講座の様子。

    研ぎもしっかりとやってもらっている。

    木工教室のコンセプトは失敗しながら少しずつ成長していこ~ですが、
    こちらの講座は試験を控えていて失敗が許されません。

    少しくらい許しって言いたくなりますが、これはこれで違う意味での達成感があると思います。
    3級は来年2月に試験。2級は来年夏の試験に向けて猛烈に頑張っています。

    実は業務の都合で、12月の第一週をもって今年の木工教室は終了。再開は年明け1月下旬からとなります。一年間通ってくれた皆様、誠にありがとうございました。
    *技能士講座の方は年末年始も行います。

    木工教室に興味のある方は↓

  • 木工教室

    木工教室。先週は私が他行していて全てお休みでした。
    先々週、若しくはその前の教室風景。

    組手加工中。真剣みが指先から伝わります。

    チェリー材、板接ぎ完了。登山口に到着しました、これから長い登山の始まりです。

    掟破りのフラッシュ家具製作中。

    ご自身でフラッシュ構造をとてもよく勉強していて、その熱意に負ける形での製作着手。

    家具製作技能士の2級の講座もやりました。

    泣きたくなる程難しいので、やる気のある方だけ参加の方針でやってます。

    コーナーラック、角度切りが難しい。

    鑿の研ぎ。

    実は何より難しい。

    裁縫箱完成。

    家具を作るのに年齢や性別は関係ありませんが、作者は60代女性。時間は掛かりましたが、素敵な裁縫箱が出来ました。作っている最中もいつも楽しそうでした。

    家具作りをベースとした木工は理論と実践が複雑に絡み合う世界で簡単ではありません。しかし、じっくりと取り組めば誰にでも家具は作れます。
    弊工房の木工教室では、失敗を重ねながら少しづつ前進していく事をコンセプトとしています。

    興味のある方はどうぞご参加ください。↓

  • 木工教室

    週末は木工教室でした。土曜午前と日曜午前・午後開催。
    今週も多く来て頂いた。

    小さな踏み台、製作中。

    殆どご指導する事もなく、自力で作る方が多くなってきた。

    ブラックチェリー材で扉の框組に取り組んでいる。材が堅い分、難易度が上がります。

    旋盤加工の丸脚を椅子の四方転びに入れる為の、モックアップ練習加工中。

    既に作品に見えなくもない。

    ステンドグラスをはめ込んだ小箱製作中。

    本体は五枚組、蓋は留め。全て手加工。

    学習机の天板板接ぎ中。

    大き目の何かも完成間近。

    完成間近に見えて、なかなか完成しないのが家具作り。

    山登りと同じで、頂上に近くなってきたなぁと感じてきてからもう一山あったりします。
    しかし、その分達成感もあります。

    達成感を得たくてブルブル震えている方は ↓

  • 木工教室と講座

    週末は木工教室でした。
    金、土、日開催しました。

    花台製作中。ノミ、ノコ、カンナなどの手道具を使った基礎加工の要素が全て盛り込まれた作品となります。 立体的な作品の第一号になるので完成時の喜びは一入。

    ペーパーコードスツールも完成。

    堅いウォールナット材に鉋を掛ける練習に重きを置いてます。あと、真っすぐに組み立てる事の重要性なども感じてもらっている。 ペーパーコード網の座編は楽しいばかりです。

    上級者の方は、こんな椅子も製作。

    貫通の通しほぞは手ノミで加工。座面の波型加工はこちらも手道具の外丸カンナで削りました。
    何でもできます。
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    土曜の午後は家具製作技能士(3級)講座の3回目だった。今年も定員ぴったしの8名でスタート。
    日曜の午前は同講座の(2級)の初回でした。こちらは教室からの過去の3級合格者のうちから6名参加頂いた。
    この講座は、国や県が主催する試験の受験を前提にしたものです。3級は年明けの試験を、2級は来年夏の試験を目標に進めています。受験へのモチベーションをエネルギーに手加工の基礎を改めて習得しています。


    通常の教室とは異なり、加工クウォリティーと制限時間内での完成が求められるので大変ですが、その分達成感もあると思います。この講座と試験についてはいろいろと思うところがあるので、時間のある時にじっくりと書きたいと思ってます。

    私の方は今日から家具作りに戻ります。


  • 木工教室

    週末は木工教室でした。金・土・日の午前開催。 
    土曜の午後は技能士の講座だった。三日間、よく頑張った。

    今週は躍動している人が多かった。

    躍動している。

    やはり躍動している。

    躍動するしかない。

    四方反り鉋での座面仕上げは躍動せず、慎重に進める。

    先週と今週、完成品も多かった。

    アルダー材で作った座卓、脚部のほぞ加工、天板の鉋掛けなど全て手加工です。

    小さなスプーンも完成。

    ドリルでラフに掘った後、仕上げは丸ノミで進めた。かわいい。

    シューメーカーチェアも完成。教室作品の第一号。

    定められたカリキュラムを終えた方は、その技術を用いてある程度自由に作品作りを楽しんで貰っています。 失敗を重ねながらも、多く経験する事を教室のコンセプトとしています。
    興味のある方はどうぞご参加ください。↓

  • 木工教室

    週末は木工教室でした。
    土曜と日曜開催。土曜日は参加者多く、日曜日は少な目でした。

    鉋かけます、本体加工も終盤。山頂が微かに見えてきた。

    椅子座編中。

    こちらは山頂がはっきりと見えるのですが、ここからが長い。

    キャビネットの初期加工終了。

    三合目と言ったところでしょうか?これからどんな景色が見えるのか楽しみ。

    数ヶ月前から取り組んでいた、椅子完成。

    長い道のりでしたが、一歩一歩進めば必ず頂上にたどり着く。

    笠木の曲線加工を除いては、全てノミとノコを中心とした手加工。
    椅子はその見た目とは裏腹に、家具作りの中でも高難度の作品です。
    登頂お疲れさまでした。 下山はありません。

    それぞれの山に登ってみたい人は ↓


     

  • 「家具製作技能士」技能検定3級講座

    家具工房treehouseの木工教室ではR5年10月から家具製作技能士講座を開催します。
    「家具製作技能士」とは中央職業能力開発協会が主催する技能検定試験(家具手加工3級)に合格することで与えられる称号・国家資格です。
    試験の内容は与えられた課題作品を時間内に加工・製作する実技試験と、家具製作技術・木工全般の知識を問われる学科試験に分かれます。本講座では実技・学科試験それぞれの合格を目指します。

     R3年度・4年度の試験で本教室から計12名の方が実技・学科試験に合格しています。
    本講座の具体的内容・費用等については下記ページをご覧ください。↓

  • 日々~木工教室

    製作が続きます。

    建具その他が完成し塗装を終えました。
    ほぼ完成ですが、一部資材の到着が遅れていてこのまま待機。

    これら大型の家具を作っていても週末は木工教室なので一旦整理。

    作業は一時お休みで、

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    週末は木工教室でした。今週は土曜と日曜開催。土曜日はとても多かった。

    今週は鉋を使っている方が多かった。上手なひともそうでない方も、まずはやってみよー。

    ノミやノコを使いこなし、鉋で仕上げると手加工だけでここまで出来る。

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    教室が終わったので、今日からまた製作作業に戻る。


    合間に打ち合わせなども多くて、忙しくさせてもらっています。
    しかし、どんなに忙しくても主体性をもって働く事ができれば心の状態としてはかなり自由です。

    でも、少し休みたいなぁ~