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家具工房に捧ぐ
2020年10月
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本棚
本棚を製作、お納めしました。
幅2.6M×高さ2.4M、ブラックチェリーで作りました。
本棚は一見簡単な構造なのでDIYなどで作る事が多い家具かもしれません。しかし、永きに渡り多くの書物を支え続ける頑丈な構造で作るためには、その設計も慎重なものになります。
高荷重にも耐えられるスガツネ社の棚柱に厚さ30mmの棚板をセット。本体は耐震固定の措置が施されています。お客様に一緒に写ってもらいました。
まだお若いのに、家具の選び方を心得ていらっしゃいます。
末永くお使い頂けますように。 -
木工教室 10/23・24
週末は木工教室でした。
写真を沢山撮りました、まずは作業風景から。
スプーンを作っています。スポンジサンダーという機械を使います。安全な機械なので、安心して使ってもらえます。
この作業風景を引きで撮ると、こんな感じです。
安全過ぎてスタッフも寝ています。というかいつも寝ています。
器作り。
かなり規則的に、うまく掘られています。 これから無の境地に入られます。
ノミを研ぎます。
自宅でかなり練習されているとの事。練習すればする程、その難しさがわかってくるのが研ぎです。私もですが「研ぎ一生」です。
よく研いだカンナで板削り。
テーブルの裏面になりますが、練習もかねてしっかりとカンナを掛けました。
こちらも、よく研いだノミでほぞ穴を掘る。
手加工、組手による引き出しの製作。
組手の精度も去ることながら、カンナ仕上げもよくできている。
完成品の紹介。
体験コースにご夫婦で来られました。
バターナイフとお箸。ただのお箸ではなくて夫婦(メオト)箸。バターナイフは夫婦バターナイフという事になります。
器が完成しました。
ノミ一本で掘り続けました。女性で延べ15時間くらいかかったと思います。
完成しました。クロスファイアーなセンターテーブル。
当初設計図を見た時、軽い衝撃を受けたのですが
成せばなります。木工教室ならでは、素晴らしい作品です。
小椅子もできています。
ペーパーコードの座編みを経て、
完成。お孫さん用の小椅子で小さめです。転倒に配慮して後ろ足を後方斜めに加工しています。
組手を用いたテレビボードが完成。
教室に週一回、3時間少しの作業でこの様な作品を作る方がいます。
春頃から取り掛かられていたのですが、コロナで教室休業もありなかなか時間も掛かりました。実用家具として活躍する事でしょう。
余談ですが、上の作品の多くは60歳以上の方が作られたものです。教室では、生徒さんの性別や年齢は特に問わず入会を受け入れてきました。
当初あまり御高齢になると、木工は難しいのではないかとの思いもあったのですが、実際のところ殆ど関係ないような思います。写真は未経験からの出発、70代男性の作品。 ノミとノコ、カンナを使って作りました。
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日々
大型の本棚が出来た。塗装前、仮り組。
ジョイント部に使った金具。
本棚はバラシて塗装。
ブラックチェリーが美しい。
週末は木工教室なので掃除から掃除。
掃除中は工房に居場所がないので
車で寝ていた。
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接客
製作が続きます。
連日天気も良くて遊びに行きたいっ、気持ちを抑えて製作が続きます。
天気が良いせいか来客も多く、昨日は接着作業の途中にお客さんが来て大変な状況になりそうなところだったが、
私が手を離せない間、スタッフがお客さんのお相手をするという普通の会社などでは普通に行われる事が、普通にできていました。
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木工教室10/9・10
週末は木工教室でした。
器やスプーン、お箸など木工芸作品の作業風景から。
器作り。最初から最後までノミ一本で掘り続けます。完成時には皆さん、顔が仏様の様に見えます。本当です。
スプーンは曲線が多く、機械による作業。
機械はスポンジサンダーと言います。研磨面のあたりが柔らかく、曲線を安全に加工できます。
ご夫婦でそれぞれ作りました。バターナイフはブラックチェリー。菜箸はウォールナットで作りました。
体験コースにグループで参加。
お箸とバターナイフをそれぞれ作りました。 素晴らしい。
ここからは家具作りを行っています。
手道具による仕口の加工。なかなか難しいのですが、少しづつ成長します。
上級者たちは、
キャビネット製作中。引き出しも五枚組で製作。
テレビボード。
建具もできました。
椅子。
「転び」といって、角度のついた加工を行っています。
treehouseの木工教室ではノミ、ノコ、カンナと言った手道具を使い家具や木工品を作っています。定められたカリキュラムをこなしながら少しづつ技術力を高めていきます。初心者の方にとって木工は決して簡単な作業ではありませんが、失敗しながら少しずつ技術習得していく事を教室のコンセプトとしています。興味のある方は体験されてみてください。↓
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九重へ
F君がテント泊の登山をしたい!と言っていたのが今年の春ごろで、既に10月になりましたが実行。 九重へ。
初日は長者原から坊がつるへ。テントを張った後、立中山を登りました。
山荘付近のロッジ群は今夏の大雨で崩壊していた。
更に鉾立峠に向かう道は土石流で無くなっていて景色が一変。以前は木々が覆っていて細い小川が流れていたと思う。
夕方テント場に戻って飲んで食べて寝ました。
翌日は早朝から大船山を登りました。
F君。昨年の10月に足を複雑骨折していて、歩いていると足首がグラグラすると笑いながら話していました。
大船山頂上付近はこのくらい色づいていました。周辺の山はまだほぼ緑、ここだけです。九重全体的には2週間後くらいがいいのではないでしょうか。
御池はこんな感じ。実際はもっと赤く見えました。
一応私も。
今年初めて笑いました・・・
九重でした~。
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訪問者
写真はお客さん。
ではなくてスズメバチさん。勝手に入ってくるなよ~。
一般的な虫さんたちとは違って頭上でブンブンやられると、どうも気になって仕方がありません。こんな勝手な侵入者が発生しない様に弊工房では受付と受付要員を配置しているのですが、
何故かその受付を素通りされる方が多いです。
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軽い衝撃
木工教室でノミなどの刃物の研ぎを生徒さんにやってもらう事がある。本来は全てに優先してやってもらいたい刃物の研ぎなのですが、教室が開催されている時間の範囲内ではなかなか研ぎばかりやる訳にいかず、タイミングを見計らってできる時にやったもらっています。
生まれて初めて木工刃物の研ぎをするという方が殆どなので、研ぎの理屈とポイント、そして私の研ぎを見てもらって、直ぐに生徒さんにもやってもらっている。もちろん最初からできない事が前提なのですが、驚いたことに最初からできる方もいる。というかかなりの方ができる。刃物の研ぎにおいて「できる」という明確な基準の説明は難しいのですが、刃返りと言って刃先にジョリジョリっとした鉄粉が発生した時がひとつの目安となります。生まれて初めてノミを研ぎながら刃返りを出すという事は、私にしてみるとかなり衝撃的な事です。
思い起こせば職業訓練校時代、入校当初は本当に朝から晩までノミなど刃物の研ぎをやらされていて、あまり長時間やっているものだから逆によくわからなくなって。というか、理屈をよく理解しないままやみくもに研いでいた印象があって、今考えてみると本当に時間の無駄と言い切っても過言ではない当時の指導方針に書いていてだんだん腹が立つ程です。まぁ研ぎ以外にもかなり多様な技術を教えてくれるところなので、それなりに感謝ではあるのですが、今どう考えてもあんな教え方では、どうやっても研げませんよと声を大にして言いたい。
当時の職業訓練校に対しての愚痴は置いといて、当木工教室内での研ぎなのですが、理屈、実演、刃物の持ち方、どこにどう力を加え、どこに力を与えてはいけないか、最初から決して早く研がない、などのポイントをじっくりと理解してもらいながらある程度自由にやってもらうと大体の方は初回から刃返りを出せるのです。ただ研ぎは奥が深くて、そもそも刃物を研ぐ砥石に平面が出来ているとか、状況によっては刃裏も研がなくては行けなくて、全てを理解し自分の物にするのにはそれなりに時間が掛かります。しかし、その全ては理屈の把握とそれを踏まえた上での練習でしかありません。 -
木工教室10/3
週末は木工教室でした。
四角い器を作っています。丸い器より難しいです。
こちらは丸い器。
丸い器は、丸い器なりに難しいです。
3分ノミを研いでいます。
刃幅が小さくなればなるほど、砥石上の刃物は安定せず研ぎは難しくなります。難しい事ばかりですね。
そのノミでほぞ穴をあける。これも難しいです。
こちらは小椅子座面の座編み
コツコツと編みます。
こちらも意外と難しいのですが、反面楽しくもあります。
こんな難・楽しい事を教えるのに私一人では全てに対応できず、スタッフにも手伝ってもらっています。
生徒さんに寄り添いながらも、厳しい姿勢で指導を続けるスタッフ・トラ。
大作の製作も続きます。
キャビネット類の製作は長旅です。じっくりと取り組んでください。
框組の本格キャビネットです。
時計も出来た~
そしてスプーン。
小物ですが大作。
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家具工房treehouseでは最終的に家具を作れる技術習得をベースに木工教室を行っています。家具作りの技術習得は決して簡単な事ではありませんが、失敗を重ねながら少しづつ成長していく事を教室のコンセプトとしています。合間には木の器やスプーン作りなど木工芸品なども作ってもらっています。興味のある方はどうぞご参加下さい。 体験コースもあります。↓
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カメラ
2年程前にテーブルから落下させレンズの根本から折れたカメラ。
普通のレンズは使えたので泣きながら何とか使っていたのですが、最近こちらも不調をきたし始めたので新しいものを買ってしまいました。
またOlympus。古い感じのデザインもいい。
適当な被写体が見当たらないのですが、一枚。
題名「花と屍」
こちらはスマフォで撮影。あまり変わりません。
誰が屍やねん・・
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壁面収納
壁面収納を製作、お納めしました。
ブラックウォールナット突板と無垢材です。
幅2.5M×高さ2.5M×奥行45~30cm。大部分は開き扉の収納と引き出し収納。中央左側にガラス扉を用いた飾り棚。
中央はテレビ、右側はPC作業スペース。壁面に沿ったわずかなスペースを有効に使えるのが壁面収納の利点です。開き扉内の有効スペースは奥行30cmあって、かなりの収納が期待できます。
大作となりました。末永くお使いいただけますように。_____________________
〈作業風景〉