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家具工房に捧ぐ
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大川探訪
日帰り社内旅行へ。
実際はほぼ仕事で材木の調達と、取引先の資材屋さん倉庫の見学など。資材屋さんのご厚意で突板を作っている会社さんも見学。

上の写真が突板でこれにをベニヤ合板に貼ったものが突板合板。
厚さ2~3mmの薄~くてペラペラの無垢の木を貼ります。お姉さま方が貼っています、熟練の技。

突板合板の完成。

こちらは節ありオークの突板。

突板の張り方も、色々とあって注文する際の参考になる話が多かった。いったよかった~
お昼はカレーの美味しいお店タージーへ行きました。

ナンかライスを選べるシステムになっていた。バリバリのインドカレー屋なので普通ナンを選択するのでしょうが、男三人皆カレーは米派でライスを選択。 写真はネット上のものです。
午後からは家具屋さん見学へ行きました。

「広松木工」さんへ。昔から人気でしたが、今や銀座にもショップがあるという名店となりました。
こんな奇麗なショールームを汚めの男三人んで見学しているのはどう見ても不自然で、店員さんの方から「同業者さんですか?」すぐにバレてしまいました。正直に素性を明かすと同時に、ここ広松木工で知人のM君が職人として働いている旨明かすと、すぐに工場から連れて来てくれた。その後、M君の計らいで工場見学する事になりました。少し期待していまいたが、アポ無しで来たのに本当にすみませんでした。

工場の案内には専門の上の方が出てこられ、更に恐縮。
しかし、とても気さくかつ奥深く工場の隅から隅まで案内して頂きました。
その広さと設備の充実度は、予想をはるかに上回るものだった。
広松木工も弊工房と同じ突板を用いた箱もの家具を多く作っているのですが、機械と工法がまるで違い衝撃。
そして職人の多くがとても若い。高校を出たばかりの子を多く採用しているそうで、女子の割合も多かったです。職人界の常識を根底から覆された様な話が多く驚いてばかりでした。
そのような事が出来る背景には、工場内の徹底したマネジメントと教育システムにある様でした。
整理整頓が行き届き、若い職人さん達を集めミーティングを繰り返しやるそうです。この後も資材屋さんなど回る予定でしたが、いろんな意味でお腹いっぱいになってしまい、帰路につきました。まだまだ知らない事が沢山あります。社内旅行でした~



