ブログ

家具工房に捧ぐ

2024年08月

  • 木工教室

    週末は木工教室でした。金・土・日と開催。

    初めての方から、5年以上通われている方まで様々です。
    それぞれ様々な思いで木工に取り組んでいいんです。上手い下手よりも謙虚に取り組む姿勢のある人の作品が素敵です。

  • 木曽路旅⑥

    木曽路の旅、まだ続く。

    木曽駒ケ岳を下山後、その日のうちに車で移動して50km程離れた甲斐駒ヶ岳の登山口へ移動後、翌日の朝から甲斐駒ヶ岳を登る。のが、当初の予定だったのですが雨予報で中止。今回の旅のメインイベントと考えていたので残念だったけど、山は逃げないのでまたいつか。
    しかし空いた時間をどうするか迷いに迷った挙句、同業者の工房へ突撃訪問してみました。
    木曽路から名古屋を経て関西へ。
    京都府宇治市の京都炭山朝倉木工さんを訪ねました。

    京都という土地柄、高級路線の本格木工家具を作られております。

    この椅子が素敵だった。

    工房は宇治市の炭山と言う山里にあり、主の朝倉さんと奥さん、そして二人のお弟子さんで製作活動とギャラリー運営などされていました。アポなしの突撃訪問だったにも関わらず、大変ご丁寧に対応して頂きました。朝倉さんとは製作や経営にまつわる情報交換などもできてよかった。 

    チェリーのスツールが可愛かったので、旅の記念に購入。

    と、まぁこんな感じで旅の終盤はかなり適当に動いていました。旅中の自らの行動を整理してみると、木工とアウトドアとお酒という3パターンの活動だけである事に気付いた。フィールドが変わっただけで普段の生活と全く同じでした。 

    後半の3日は駒ケ岳麓の駒ケ根市~名古屋~京都と移動、夜は居酒屋巡りだったのですが、それぞれのお店では店主さんや隣席のお客さんとのよき出会いもありました。
    実は旅のメインは毎晩の居酒屋巡りにあったかもしれません。はずかしい話も沢山あるのでまた今度書きます。

  • 掃除と機械整備

    お盆の間に工房の掃除と機械整備をやろうと決めていたのですが気が付くとお盆も終わりかけていた。記憶をたどりお盆の間俺はいったい何をやっていたんだろう?と考えますが、全く思い出せません。記憶に残らない程ダラダラと過ごしていたんだろう。
    と、言うことでぎりぎりお盆の日曜日に取り掛かりました。

    手押し鉋と自動鉋の刃物交換。

    集中力の高い午前中に終わらせた。

    午後からはコンプレッサーオイル交換。

    何年ぶりだろう。

    更にパネルソー刃の交換と掃除。

    パネルソーの裏は業界ではパンドラの箱と言われいます。
    床に溜まったノコ屑清掃、その他諸々のメンテナンスに2時間程度費やした。

    結果的には写真の倍の量の塵を回収し夕方に終了。
    機械達も蘇りました。 あ~疲れた。

    そんなに大変なら俺も手伝ったのに~

    ありがとう。
    でも、その短い指では無理だと思います。

  • 家具製作技能士(三級)講座

    今年も10月から家具製作技能士(三級)講座を開催します。
    期間は令和6年10月初旬~令和7年2月頃まで、定員は8名程度です。少し早いですが、募集も兼ねてのご案内となります。

    *全く未経験の方も参加出来ます、どうぞご連絡下さい。
     TEL 050-3703-8351 mail treehousetobata@gmail.com 

                                 〈写真は2級の練習風景〉

    「家具製作技能士〈3級〉」資格講座では、日本に古くから伝わる「ほぞ加工」や各種「仕口」加工を実践練習を繰り返しながら学びます。実務の中で用いる事が少なくなっている、これら伝統的技術を体験する少ない機会となります。
     年明け(令和7年1月~2月)には国家試験が実施されます。本講座では過去3年間の試験で19名の方が合格。本資格は多くのプロ職人も取得し、技術的モチベーションの向上にも役立っています。

    *未経験の方の参加出来ます、どうぞご連絡下さい。
     TEL 050-3703-8351 mail treehousetobata@gmail.com 

    費用など詳細は ↓

  • 木曽路旅⑤

    三日間の講座を終え木曽路の旅は5日目。まだまだこれからと言うかこれからが本番。
    学校のある上松町から車で1時間程度の駒ケ根市へ移動。朝から中央アルプスの木曽駒ケ岳を登りました。

    登ったと言っても標高2600M地点までバスとロープウェイで上がります。
    登山と言うよりハイキング的で登山者も多い。バス待ちの列は100m超だった。

    いきなり2600m地点の登山口に到着。肌寒く空気少し薄目。

    しかしこの絶景、しかも快晴。

    宝剣岳。かなり迷ったのですが、軽装では行ってはいけない感じだったのでパス。

    人面岩?

    前を歩いていたおじさんと、その前を歩いていたおじさんが終始花の写真を撮っていたので、私もおじさん仲間として一枚。 本気で撮っていないのでピントが上の松に合っている。でも奇麗。

    山頂到着。

    登山口から2時間弱。 涼しさもあって疲れません。 

    記念写真は仮面ライダーの変身前みたい。

    遠くは御嶽山。南アルプスの山々はどれがどれだか分からず。富士山はもやって見えなかった。 国道を走っていてもそうなのですが、岐阜・長野一帯にいると日本って本当に山国だなぁ~って感じて、自然の大きさ再認識する事ができます。
     山頂で食べる予定だったセブンイレブンの幕の内弁当は下山後に登山口でロープウェイ待ち時間中に食べた。この旅で一番美味しかったのがこのお弁当でした。

                                   木曽路旅まだ続く。

  • 猛暑も木工教室

    連日の暑さですが、週末は木工教室でした。
    技能士講座も終わり、三日間の通常開催。

    小椅子作り。

    器作り。

    整理箱作り。

    鉋掛けます。

    こちらも鉋掛けます。

    シューメーカーチェアもあと少し。

    ______________________

    しかし、それにしても連日暑い。
    ホームレス猫も暑さ対策が欠かせません

    コンクリートで体を冷やすも効果薄。
    工房内には絶対に入ってこないのですが、暑さで頭がおかしくなりこの体勢。

    うつろな目で、猛暑を表現してくれました。

  • 木曽路旅④

    木曽路の旅、二日目から3日間は上松技術専門校でプロ向け旋盤講座を受講。
    3日間宿のある木曽福島町から上松技術専門校までは車で15分くらいを通った。

    宿のお母さんがここ数日はとても暑いと言っていましたが、九州や平地と比べると一日を通してとても涼しかった。

    上松の学校の方もクーラーなどありません。 常温での作業がここちよかった。

    講座の方ですが、専門家に集中的に習い得たものは大きい。

    技術習得以外のところで、久しぶりに人に何かを習うという経験をしました。
    担当のK先生の教え方は、実際に削りを実演しながら口頭でレクチャー、生徒に削らせては再度実演やレクチャーを繰り返すという内容でした。やはり初めてやる内容など基礎的な概念がない作業はまずはやる事、理屈は後からの方が理解度が高くなる。
    大切なのは、教える側と教わる側のやりとり。双方の真剣度と謙虚さが大切と改めて感じた。

    一日8時間削りに削って、晩は宿に戻り近所の居酒屋でやってました。

    適度に疲れビールも美味かった。    木曽路旅まだまだ続く。

  • 木曽路旅③

    木曽路の旅二日目からは、木曽郡上松町の上松技術専門校で、この日から三日開催されたプロ向け木工講座へ参加。

    昨年の暮れに求人活動で訪れた際に先生からご紹介があって、ならばと遠路来てしまいました。

    参加者の顔ぶれは男女ペアの職人二人と、会社命令で来ている若い職人さん一人。ご高齢のウインザーチェア椅子職人一人と、伝統工芸足踏ろくろの作家さん一人と、大阪から来たハイアマチュアの男性一人と、わざわざ九州から来た私の計7名。

    講座の内容は木工旋盤。

    指導は御校のK先生。とても分かりやすい説明だった。
    理論的な説明と並行して、三日間削りに削りました。旋盤技術は基よりその理論を奥深く理解することができた。 やっぱり遠路きて良かった~。
    この講座の受講が旅の主目的だったのです、なかなか奥が深くて一概に文章化できる内容ではありませんが、写真の様な感じです。これから練習を積んで教室の作品作りに応用しよう。

    いろいろと学びながら、形にもさせてもらいました。

    スツールをひとつと、器ふたつ。

    初日の金曜日は学校の方も普通に授業をされていて、急遽先生から再度求人の呼びかけをしないかと提案。授業開始前に40人弱の生徒さんの前で弊工房の宣伝などさせてもらいました。しかし距離的な事と時期的な事と、私の顔が恐い事もあってか生徒さん方の反応は薄。

    更には知人のEさんがこの学校に入校していて久しぶりのご対面。

    最近作った箱を見せてもらった。四方全て違う仕口の手加工。

    うちの教室でもやっている技能検定2級課題も作っていた。
    4月に入校して、ここまで出来るようになっている。

    夜はEさんと木曽福島の居酒屋で一杯やりました。

    学校での生活や授業内容など聞けて面白かった。修行とは別こちらでの生活も楽しそうでした。

    土曜と日曜は学校は休みだったのですが、若い寮生が自主的に刃物を研いだり鑿の桂仕込みをやっている姿が印象的だった。
    こういう人たちが日本の木工文化を継承していくのだと思います。

    旅はまだまだ続く。


  • 木曽路旅②

    初日の移動と観光を終え、木曽福島の宿へ。

    三日間お世話になった「むらちや」さん。

    高齢のご夫婦だけでやっておられて、いわゆるひなびた温泉宿でした。建物は古いけど掃除が行き届いていて快適だった。
    出入りの時に必ずお母さんが話しかけてくれて、一回につき5分~10分程度の足止めも三日目には少し楽しみになっていた。 

    三日間全て素泊まりだったので、朝食は街に一件のセブンイレブンで購入、夜は全て外食。

    三日目に行った豆腐専門店。真ん中は天ぷらうどんではなく揚げ出し豆腐。 右の豆腐の土瓶蒸しも美味かった。

    木曽福島では、毎日飲んで寝てました。
    と、言うのはウソで日中は今回の旅のメイン活動に奔走していました。
    そんなに引っ張る程の事ではないけど、また次回。まだまだ長いじょ~

  • 木曽路旅

    上半期最後の納品を終え夏休み。一週間の旅の記録。
    写真を撮りすぎて収拾がつかないので、適当にいきます。

    目的地は長野県。大阪までフェリー、あとはハイエースで走りました。

    阪九フェリー甲板上。夏休みで学生や家族連れが多かった。

    夕食は学食方式になっていて、一列に並び好きな皿をチョイスするシステム。
    後ろに行列ができるので、迷って焦って選択したのが下の二品とお酒。

    海を見ながら食えば何でも美味い。

    翌朝に大阪泉大津港から車で走りました。
    この日一日は移動と木曽路観光。

    最初に行ったのが岐阜中津川の馬籠宿(まごめじゅく)。江戸時代に作られた中山道の宿場町。

    建物は現存ではない様でした。とても観光化されていて人も多かった。

    中央アルプスが近く、水も豊富なようです。

    昼食。若者の様に最近は何でも写真を撮るようになった。

    九州とは明らかに違います。 美味しそうですがそばは普通でした。

    その後30分くらい走って、同じ中山道宿場町の妻籠宿(つまごじゅく)へ。

    こちらは現存の建物がが多く見ごたえがありました。

    やはり水が豊富。

    観光用のお店は少なく人もまばらだった。

    この日はまだまだ時間もたっぷりあって、更に観光。

    木曽郡上松町の「寝覚の床」(ねざめのとこ)へ

    花崗岩が侵食されてできた自然の地形。

    写真だとそのダイナミックさが伝わりませんが、何と言っていいんだろう、これ自然なのって感じです。

    決死の一枚。

    しかし本当に怖かったのは、入口の貼りたてホヤホヤ感のある張り紙。

    涼しさが更に増しました。

    一通りの観光を終えて今日の宿地、木曽福島町へ向かいました。

    まだまだ長ーいので少しずつ書きます。 初日終わり。