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家具工房に捧ぐ

2020年03月

  • 研ぎ 

    週末は木工教室でした。

    木工教室の中で、刃物の研ぎも行ってもらっています。

    正確な加工を行うためには、よく研ぎ、よく切れる刃物を使う事が前提なのですが、これがなかなか難しい。楽しみの為の木工教室なのであまり研ぎばかりもやってられないし、しかし切れていない刃物ではうまく作品はできないので、やはり研ぎに回帰しなければなりません。
    ある程度加工ができる生徒さん方には、少しづつ研ぎに挑戦してもらっているのですが、刃物の鎬面をぴったりと砥石に当てて前後させるという単純な動作を説明。早く研ぐ事はできませんが、初めてでもゆっくりなら研げる方も多い。数名の方は刃がえりと言って、研ぎの終点まで行く事もできます。
    何よりも研ぎを楽しんでいる生徒さん方も多く、作品作りばかりが木工教室ではない事に気が付かされています


  • 落葉

    毎年の事ですが、桜の咲き始めるころから6月くらいまで楠の木からの落葉が凄まじい。

    まだまだこんなものではなくて、はわき続けないとトラの足が埋もれるほどに積もります。 

  • 日々

    製作が続きます。

    あと少しだぁ、頑張ろう。

    なんか手伝おうか~、みたいな顔をしていますが、

    絶対に手伝いません。

  • 木工教室

    週末は木工教室でした。
    教室の内容は大まかに二つあって、ひとつは木工芸的な器作りとか、

    更に器作りとか、

    と思ったら、スプーンを作ったりとか

    お箸も作ったりしています。 

    バターナイフも。  これら木工芸的作品は、絶対にこう作らなければいけない、という明確な加工線があるものではなくて、考えながら観察しながら作る事を楽しみながらやって貰っています。

    こちらも大判のトレイ、丸のみ一本で掘りました。

    これら木工芸作品とは考え方が全く異なるもう一つの木工が、家具作りを前提とした家具木工なのですが、

    こちらは直角定規にやシラガキという墨付け道具を用いて、これでもかと言うくらいシビアな加工線を記し、それに沿ってノコやノミを使って加工を進めていきます。

    基本的な加工技術を積み重ねていくと、このように立体的な作品も作る事ができる。製作途中のキャビネット、生徒さんの作品。

    弊工房の木工教室では、ノミ・ノコ・カンナと言った手道具を用いて木工芸作品や木工家具を作っています。みなさん上手に作っている様に見えますが、特に家具作りは簡単ではありませんので、実際失敗される事が多いのも現実です。失敗を重ねる事で経験値を増やし実力をつけていける様な指導をさせて貰っています。

    失敗なんて気にしない、また失敗したくて仕方がない方の御参加をお待ちしています。

    俺は何もしないから、失敗はしない・・・

  • ツリーハウスの撤去

    楠から小枝がポロポロと落ちてくるので、見上げてみたら、昨年に続きカラスが巣を作っていた。

    撤去したいのですが、年寄りには危ないので、たまたま工房に遊びに来ていた息子にやってもらった。

    ドスンと落としたのがこれ。発見が早かったのでまだ未完成。サイズは去年の半分ぐらいでした。

    俺は地球がベッド。

  • 子供椅子

    弊工房仕様の子供椅子。

    最近は大型の家具を作る事が多く、なかなか子供椅子を作る機会もないのですが5年ほど前にお作りさせて頂いたお客様から、再度ご兄弟用にとのご依頼を受けました。 新規に製作する時間もないので、在庫の品で了解を得て、座面のペーパーコードをほどき、再研磨オイル塗装後、新たに座編みを施しお客様宅へお送りさせて頂きました。

    写真を頂きました。

    右が5年ほど前に作った椅子。左側が今回お送りしたものです。笠木にはそれぞれの名前を入れています。 

  • 日々

    製作が続きます。

    ホワイトオークの食器棚を作っています。

    ここ数日は冷え込んで、日中はストーブをつけたまま作業。

    スタッフ・トラもストーブから離れません。

  • 工房訪問

    先日行った、木工教室の作品展示会の作品の一部。

    実はこのテーブル上の作品群はうちの木工教室で作ったものではなくて、うちの木工教室に通われているアマチュア木工家のKさんから提供頂いたものです。
    教室内で製作されたもの以外の作品を、他の生徒さん方にも見て頂き、今後のモチベーションアップに繋がればと思い、作品提供をお願いしました。

    そのKさん宅へ作品をお返しに上がった際、工房の写真を撮らさせてもらいました。

    Kさんは木工歴20年超。特に誰かに習ったという事はなくて、今では廃刊になった「手作り木工辞典」などの書籍から情報を得て、少しづつ技術習得をされたとの事です。

    道具もご自身で自作されています。上の写真はルーターテーブル。

    こちらはスライドレールを用いた横切り盤。

    今は、ちゃぶ台を作られています。
    これだけの設備と技術を持っていながら、何故Kさんはうちの木工教室に通われているかと言いますと、機械設備を多用するスタイルから、ノミ、ノコ、カンナといった手道具を主体とした作業へシフトチェンジしてみたいとのお考えからでした。実際のところあまりお教えする事ができていなくて、またサンディング技術などは私の方が教わったりしていて、いろんな意味でお世話になっています。

    一応、うちの工房の写真も、

    スタッフが働いています。プロの職場特有の張り詰めた緊張感が感じられます。

  • 最近の悩み

    次作の製作に取り掛かっているのですが、設計を終えた段階で唯一気掛かりだったのが引き出しに使用するスライドレール。今回製作の家具は引き出しが大きめなので、いつも使っているスライドレールでは耐荷重が足りないかもしれない気がした。

    スガツネ社のカタログ。スライドレールだけで軽く100種類はあります。いつも使用している物の耐荷重を調べるとやはり今回製作の引き出しには、正に荷が重い様です。代用できるものを探すのですが、読み込んでいくといろいろと面白くなって時が過ぎる。現実に戻り、品番から価格を調べると恐ろしく高価だったり、逆に価格から調べると機能性に劣ったりとなかなか決まりません。

    耐荷重も一目でわかるようにグラフで書かれている。けど量が多い。

    結局、カタログの内容を解読したり資材屋に電話を掛けたりで半日を要したにも関わらず、機能面と価格面で納得のいく物を見つける事ができず、悩みに悩んだ結果、知人で同業のKさんに電話で聞いてみることにした。Kさんもスライドレールについては過去に同じような悩みを持っていたらしく、いろいろと使ってみた結果、ひとつお勧めの品を教えてくれた。機能、耐荷重、価格も納得のいくものでそれに決定。Kさんありがとうございました。ただ、過去に使用していた物とは形状が異なるので、若干設計の変更を余儀なくされるので、更に事務量が増えまだ製作に着手できていません。

    と言いながらこのようなブログをテレテレと書いているので、更に進まない。

  • 親睦会など

    金曜日から木工教室の作品展示会を行っています。
    【作品展示会R2.3/6(金)~3/12(木)まで】

    並行して教室もやっていたので、それなりの人数に見てもらう事ができました。
    また生徒さん方の今後のモチベーションアップにつながったかと思います。

    土曜日の夜は教室参加の生徒さん方と親睦会を行いました。このような御時世の中、10名以上の方に集まってもらいました、ありがとうございました。
    私は最近お酒が弱く、また飲むと失言が多くなるので、今回はできるだけ飲まない様に心に誓って宴席に向かったのですが、気が付くと酩酊。部分的に記憶がなかったりして反省。ただ、私より酔っぱらっていた方も数名いたので問題ありせん。

    俺も飲みたかったじょ~

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    明けて日曜日は木工教室。

    昨年から取り掛かっていた、Tさんのセンターテーブルが完成しました。
    木取りと言われる荒材の選定からやってもらったので、とても時間がかかりましたが、いろんな事を学んでもらえたのではないかと思います。ほぞは全てノミ・ノコを使った手加工。天板の仕上げは鉋を用いています。連続して作業を行う我々プロとは違い、一回3時間少しの教室に通いながらひとつの作品を完成させる事は一つのプロジェクトと言えます。これからもプロジェクト成立の為のよきサポート役になれればと思います。

  • 作品展示会    

    木工教室の作品展示会を行っています。

    写真には写っていませんが、朝から黒山の人だかりで整理券を配りました。
    と言うのはもちろんウソで、関係者にポツポツと御来訪頂いております。

    観覧の生徒さん方のご意見として多いのが、作っている最中や作った直後は、作品の欠点やアラが気になって仕方がないのですが、少し時間がたって客観視するとなかなか良い出来だなと、心境の変化があると言われます。これはプロである私も未だにそうで、作っている本人は小さなミスや欠点が解っているのでどうも気になって仕方がないのですが、時間が立つとその欠点を忘れ、全体を俯瞰して見るようになるので、なかなかいい出来じゃないか~となる訳です。

    そのような話はよいのですが在籍の生徒さん、またこのブログを見ている木工に興味のある方。どうぞ弊工房木工教室の展示会をご観覧にお越しください。

    お時間がございましたら、木のカトラリーやお箸作りの木工体験もできます。

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    家具工房treehouse「木工教室作品展示会」  副題~AIに木工はできない~

    場 所 北九州市戸畑区沢見1-5-25 家具工房treehouse内

    日 時 令和2年3月6日(金)~3月12日(木) 9時~17時

    *観覧無料です。ご家族ご友人お誘いあわせの上どうぞお越しください。

  • 木工教室作品展示会

    弊工房で週末に開催している木工教室生徒さん製作の作品展示会を開催します。

    まだ準備途中なのですが、写真を一枚。
    生徒さん方へ展示作品の提供を呼び掛けたところ、既に実用として使用している、若しくは恥ずかしいから、といった理由であまり集まっていません。私の感覚からすると三分の一程度だと思います。しかし、十分形にはなっているので、これでいいのだ。

    家具工房treehouse 「木工教室作品展」   副題 ~AIに木工はできない~

    場 所 北九州市戸畑区沢見1-5-25(家具工房treehouse内)

    日 時 令和2年 3月6日(金)~3月12日(木) 9時~17時

     ご家族ご友人お誘いあわせの上、どうぞお越しください。