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家具工房に捧ぐ
木工教室
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木工教室 12/18、19
週末は木工教室でした。

完成しました。ペーペーコードスツール。

実用家具をどんどん作るのが弊工房木工教室の特徴ともいえます。

こちらは整理箱、やはり実用的。そしてインテリアとして、どこにも売っていない手作り感がある。
しかし、このような家具を作る事は決して簡単ではなくて、

額に汗をかき、

時には涙しながら

刃物も研ぎ、

ストイックに作り続けた結果として作品ができる訳です。
というのはウソで、肩の力を抜いてヘラヘラ笑いながら楽しく作っています。
と言うのもウソで、少し緊張しながら作って、失敗したらヘラヘラ笑う作戦をとっている人が多いのが最近の傾向です。そう失敗は成功の母。
さぁ、失敗しよう。でも失敗はしたくない。
木工教室〈長期コース〉↓ -
木工教室12/12、13

週末は木工教室でした。







少し忙しので、写真のみの掲載。
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木工教室 12/4と5
週末は木工教室でした。
今週は器作りが多かった。





筋肉痛必至の荒行ですが、必ずできます。
スプーンもできた。

木工芸作品はこれと言った正解ありません。半分は個人のセンスで作ります。
それに対し、明確な正解がある家具作りをベースにした木工は以下の写真。

緻密です。

いろいろと作っています。

木工教室に興味のある方はどうぞ↓
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木工教室11/28と29
週末は木工教室でした、製作風景から。
器堀り。

忍耐系種目の筆頭。
ペーパーコードの座編み。

こちらも忍耐系種目。でも楽しい。
毛引きによる墨付け。

加工の原点は墨付け精度によります。
鉋を掛けます。

硬いウォールナットを薄く削りました。

天板の板剥ぎ(いたはぎ)。

接着枚数が多くなると、時間との闘いになります。うまくできました。

花台完成間近。手道具だけで丁寧に作る。
教室としては初の試みの丸ほぞに取り組んでもらっています。

生徒さんに協力してもらい、転びの角度治具を作ってもらった。

今週は完成品も多かった。

ニヤトー材で作りました。赤みがあって綺麗です。
こちらはウォールナットで3脚。

全て女子製作。

ペーパーコードの小椅子もできました。こちらも双方女子。
家具工房treehouseの木工教室、本格木工を主体とした内容で取り組んでいますす。なので男子会員が殆どです。と言うのはウソで6:4くらいの割合で女子が多いです。本気男子のご参加お待ちしています。
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小椅子を作ります。ほぞ加工を施した木部パーツの組み立てと座面編みを行います。 製作の流れは、フレーム組み立て〜仕上げ研磨〜塗装〜座編み〜完成。少し時間が掛かりますが、自分で使う家具を自分で作る楽しさと達成感を感じてもらえ … 続きを読む体験コース4(小椅子作り)手作りオーダー家具と木工教室「家具工房treehouse」- 福岡県北九州市
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木工教室 11/20と21
週末は木工教室でした。
今週も沢山削ってもらいました。

木工、それはカンナといっても過言ではありません。

いえ、集中しノミで穴を掘る事こそ木工の醍醐味ともいえます。

椅子の座編み。

集中力と体力が必要。
教室では休憩時間を設けているのですが、天気も良かったので今週は外で。

新たな試みにスタッフも唸りをあげて喜んでいます。 あくびではありません。
花台の組み立て。

木工のメインイベントと言えます。
完成しました。

ブラックチェリーの電話台。

本体と開き扉は框組みで作りました。カンナを使いこなし綺麗に仕上げました。

生徒さんの数も増え教室も手狭になってきているのですが、反面屋外の大木下にあるスタッフの寝床スペースが無駄に広いと感じる今日この頃です。
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その説明は難しい
今、角幡唯介の「そこにある山」を読んでいるのですが、その中で「単純に見える事程その説明は難しい」のような事が書いてあって深く頷きました。
木工教室の中でカンナの研ぎ方や仕込み・使い方を説明するのですが、習得できる方は多くありません。逆に複雑な設計や特殊な機構などを理解し実製作にこぎつける生徒さんはいます。複雑な設計や特殊機構は時間をかけじっくりと取り組めば必ず答えがでる難解な計算問題を解いているような状況だと思います。その大部分が「机上」で行われ、その机上の計算や考え方がそのまま通用する訳です。これに対しカンナを自由に取り扱えるようになるまでの過程は机上の知識も去る事ながら、まさに肌感覚の経験の積み重ねが必要になります。肌感覚の経験の積み重ねという説明自体が、既に説明になっていないのですがここが「単純に見える事程その説明は難しい」という事かもしれません。
野球少年が変化球のカーブを習得したいと思った時に、まずは自らボールを握り自分なりの曲がらないカーブを投げます。一人でいくら練習しても球は曲がらないのでYouTubeでカーブの投げ方を見る。昔なら本屋か図書館にいって野球教本を見ていたのかもしれません。しかしこういった机上の知識では肌感覚の何かを知りえる事が出来ず試行錯誤が続きます。ここで既にカーブを投げる事のできる経験者に教えてもらう事になる訳ですが、そこまでの自分なりの努力と机上の知識、更に経験者の肌感覚の助言が相まって、少しづつ球は曲がり始めるのではないでしょうか。
木材をカンナで削るという行為はいわばキャッチボールをやっているようなもので子供でもできる訳ですが、木材に滑らかな木肌を与える如く自由にカンナを使えるようになる為には、変化球を投げると同様、主体性をもって努力した本気の人にしかできない行為になります。更には変化球をストライクゾーンに投げたり、その球で三振を取れるようになるまでは、弛まぬ努力が必要である事は言うまでもありません。
と、カンナの説明でした。いえカンナは難しいという説明でした。
と言うか、カンナの説明は難しいという説明でした。 -
木工教室11/6と7
週末は木工教室でした。
今週は体験コースへのご参加が多かった。
お箸作り。

人生で初めてカンナを触るという方も少なくありません。

スプーンのラフカットを経て
機械で仕上げます。
弊工房の木工教室では個別指導をモットーとしております。スタッフが生徒さんに寄り添っての指導が続きます。
スプーンが出来ました。

こちらはジャムスプーン。

バターナイフと両使いの菜箸。

ご夫婦でお箸とバターナイフ、そしてスプーンを作りました。

小椅子2脚。 こちらも体験コースでの製作。

ほぞ加工後のパーツを組み立て、カンナ仕上げ、塗装、座編みと未経験者ですがしっかりとした椅子を作る事ができました。末永くお使いください。
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案内
地元のフリーペーパーに弊工房の木工教室の案内が掲載されました。

いつもきれいな原稿に仕上げてくれてありがとうございます。
興味のある方はどうぞご参加ください。
スタッフ一同お待ちしています。
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木工教室 10/23・24
週末は木工教室でした。
写真を沢山撮りました、まずは作業風景から。

スプーンを作っています。スポンジサンダーという機械を使います。安全な機械なので、安心して使ってもらえます。
この作業風景を引きで撮ると、こんな感じです。

安全過ぎてスタッフも寝ています。というかいつも寝ています。
器作り。

かなり規則的に、うまく掘られています。 これから無の境地に入られます。
ノミを研ぎます。

自宅でかなり練習されているとの事。練習すればする程、その難しさがわかってくるのが研ぎです。私もですが「研ぎ一生」です。
よく研いだカンナで板削り。

テーブルの裏面になりますが、練習もかねてしっかりとカンナを掛けました。
こちらも、よく研いだノミでほぞ穴を掘る。

手加工、組手による引き出しの製作。

組手の精度も去ることながら、カンナ仕上げもよくできている。
完成品の紹介。
体験コースにご夫婦で来られました。

バターナイフとお箸。ただのお箸ではなくて夫婦(メオト)箸。バターナイフは夫婦バターナイフという事になります。
器が完成しました。

ノミ一本で掘り続けました。女性で延べ15時間くらいかかったと思います。
完成しました。クロスファイアーなセンターテーブル。

当初設計図を見た時、軽い衝撃を受けたのですが

成せばなります。木工教室ならでは、素晴らしい作品です。
小椅子もできています。

ペーパーコードの座編みを経て、

完成。お孫さん用の小椅子で小さめです。転倒に配慮して後ろ足を後方斜めに加工しています。
組手を用いたテレビボードが完成。

教室に週一回、3時間少しの作業でこの様な作品を作る方がいます。
春頃から取り掛かられていたのですが、コロナで教室休業もありなかなか時間も掛かりました。
実用家具として活躍する事でしょう。
余談ですが、上の作品の多くは60歳以上の方が作られたものです。教室では、生徒さんの性別や年齢は特に問わず入会を受け入れてきました。
当初あまり御高齢になると、木工は難しいのではないかとの思いもあったのですが、実際のところ殆ど関係ないような思います。
写真は未経験からの出発、70代男性の作品。 ノミとノコ、カンナを使って作りました。
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軽い衝撃
木工教室でノミなどの刃物の研ぎを生徒さんにやってもらう事がある。本来は全てに優先してやってもらいたい刃物の研ぎなのですが、教室が開催されている時間の範囲内ではなかなか研ぎばかりやる訳にいかず、タイミングを見計らってできる時にやったもらっています。

生まれて初めて木工刃物の研ぎをするという方が殆どなので、研ぎの理屈とポイント、そして私の研ぎを見てもらって、直ぐに生徒さんにもやってもらっている。もちろん最初からできない事が前提なのですが、驚いたことに最初からできる方もいる。というかかなりの方ができる。刃物の研ぎにおいて「できる」という明確な基準の説明は難しいのですが、刃返りと言って刃先にジョリジョリっとした鉄粉が発生した時がひとつの目安となります。生まれて初めてノミを研ぎながら刃返りを出すという事は、私にしてみるとかなり衝撃的な事です。
思い起こせば職業訓練校時代、入校当初は本当に朝から晩までノミなど刃物の研ぎをやらされていて、あまり長時間やっているものだから逆によくわからなくなって。というか、理屈をよく理解しないままやみくもに研いでいた印象があって、今考えてみると本当に時間の無駄と言い切っても過言ではない当時の指導方針に書いていてだんだん腹が立つ程です。まぁ研ぎ以外にもかなり多様な技術を教えてくれるところなので、それなりに感謝ではあるのですが、今どう考えてもあんな教え方では、どうやっても研げませんよと声を大にして言いたい。
当時の職業訓練校に対しての愚痴は置いといて、当木工教室内での研ぎなのですが、理屈、実演、刃物の持ち方、どこにどう力を加え、どこに力を与えてはいけないか、最初から決して早く研がない、などのポイントをじっくりと理解してもらいながらある程度自由にやってもらうと大体の方は初回から刃返りを出せるのです。ただ研ぎは奥が深くて、そもそも刃物を研ぐ砥石に平面が出来ているとか、状況によっては刃裏も研がなくては行けなくて、全てを理解し自分の物にするのにはそれなりに時間が掛かります。しかし、その全ては理屈の把握とそれを踏まえた上での練習でしかありません。 -
木工教室10/3
週末は木工教室でした。

四角い器を作っています。丸い器より難しいです。
こちらは丸い器。

丸い器は、丸い器なりに難しいです。
3分ノミを研いでいます。

刃幅が小さくなればなるほど、砥石上の刃物は安定せず研ぎは難しくなります。難しい事ばかりですね。

そのノミでほぞ穴をあける。これも難しいです。
こちらは小椅子座面の座編み

コツコツと編みます。

こちらも意外と難しいのですが、反面楽しくもあります。
こんな難・楽しい事を教えるのに私一人では全てに対応できず、スタッフにも手伝ってもらっています。

生徒さんに寄り添いながらも、厳しい姿勢で指導を続けるスタッフ・トラ。
大作の製作も続きます。

キャビネット類の製作は長旅です。じっくりと取り組んでください。

框組の本格キャビネットです。
時計も出来た~

そしてスプーン。

小物ですが大作。
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家具工房treehouseでは最終的に家具を作れる技術習得をベースに木工教室を行っています。家具作りの技術習得は決して簡単な事ではありませんが、失敗を重ねながら少しづつ成長していく事を教室のコンセプトとしています。合間には木の器やスプーン作りなど木工芸品なども作ってもらっています。興味のある方はどうぞご参加下さい。 体験コースもあります。↓
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木工教室9/25・26
週末は木工教室でした。
ノミでほぞ穴を掘る。

そのほぞ穴にノコで加工したほぞを差し込んで下の写真の花台になります。

今週も完成品が多かった、きれいに仕上がりました。

木の器を作っています。

コツコツと掘っています。男性で延べ10時間くらい掛かります。無の境地に入れます。
Fさんは天板ののカンナ掛け。 横摺りという平面出しの後、再度カンナをよく調整して仕上げ削り中。

硬いブラックチェリーを逆目を出さず、きれいに削りました。

本気男子は凄い。
テレビボード、こちらもチェリー材。
時計2点。

私はこの時計の事を「クロスファイアークロック」と呼んでいます。
チェリーのテレビボード。

箱物の家具は本体の製作にも時間が掛かりますが、内部に据える建具の製作にも時間が掛かります。更に本体と建具の兼ね合いの調整などあって大変なのですが、もう殆どプロの領域に入ろうとしている。
家具工房treehouseでは週末に木工教室を行っています。
ノミ、ノコ、カンナと言った手道具を使って家具や木工品を作ります。
初心者の方が殆どですが、定められたカリキュラムに従って少しづつ技術を覚えていきます。失敗も多いのですが、失敗も含めて作品作りの楽しさを味わってもらっています。興味のある方はどうぞご参加下さい。体験コース↓



