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家具工房に捧ぐ
2022年02月
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木工教室2/25.26
週末は木工教室でした。
椅子の脚を鉋で仕上げています。
鉋を使う前には鉋の刃を研ぎます。
研ぎはこれだけでも奥が深くて面白い。没頭します。
鉋で仕上げた部材を組み立て、椅子の座編み。
この作業も没頭します。 時間を忘れる。
鋸でのほぞ加工。
精密に加工するのは難易度が高く超没頭します。
木の器堀。
これについては何度も触れて来ましたが、没頭の極み。
没頭したくて仕方ない人は器を掘るとよいです。
今週は完成品も多かった。 Yさん(男)の裁縫箱が完成。
奥様へのプレゼントになるそうです。
このくの字に折れ曲がる上蓋の機構作りが大変で、事前にモックアップ(疑似模型)で角度など確認しなが完成に至りました。木工教室に不可能はありません。
Sさん三段整理箱完成。
引き出しや扉などがついた箱物家具は、開閉やスライドの機構が発生するので単に形作るだけではなくて、それらの機構を滑らかに機能させてあげなくてはなりません。うまくできた時は本当に嬉しい。
皆さん本当によく作ります。 木工教室って凄い。
最近では作るものが無くなってきた方もいるので、教室からの提案として私も作りました。
バターケース。 木片でバターも作ってみた。
味はバターで決まります。
木工教室へ興味のある方はどうぞ↓
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木工教室いろいろ
週末、金・土・日と木工教室を開催しています。
教室の内容は長期コースと体験コースに分かれていて、長期コースは決められたカリキュラムをこなしながら自ら木工家具を作る事を目標としています。
長く通われている生徒さん方の作品。
殆どをノミ・ノコ・カンナといった手道具だけで作る事を大切にしています。
カリキュラムを全て終えた方たちは、過去に作ったものをアレンジしてリピート製作されていたりもします。
しかし、最近では本当にもう作るものが無くなってしまったという方も多く、教室としては新たな題材を考えていたのですが、道具や安全の問題など考慮するとなかなか前進できずにいた。
〈新たな試み〉旋盤
旋盤という機械。木工ろくろなどとも言いますが、機械で木材をくるくると回しながら加工を進めます。
円柱状に加工された棒が椅子の脚になり
椅子の座面も並行して加工
その後、丸鑿と反り台鉋で座繰り加工を施し
脚と座面を接合
シューメーカーチェアが完成。 さぁ作ろう。
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ここ数日
知らないお客さんや木工教室に興味のある方からダイレクにメールが送られてくるのですが、ここ数日ぴったりと止まっていた。もしやと思い自動で振り分けられる迷惑メールを調べてみる事に。弊工房宛てに送られてくる迷惑メールはプチサイバー攻撃と言えるレベルで、数百件単位のメールの山が一日に数十回送られてくる。膨大なメールの山の中から必要なメールを探し出すのは至難の業なのですが、海外から送られてくる英語表記の名の中に、ポツポツと日本語の名前が出てくる。今までこんな事はなかったのにどうしたことだろう。
自営業を営みホームページを開設して自らのメールアドレスをさらけ出すという行為はこのようなリスクを伴い、過去にも何度か同じような経験があるのですが、実害とじて感じたのは今回が初めて。発見したメールはすべて一週間以内に差し出された物ばかりだったので、返信の遅れをお詫びしそれぞれに対応した次第です。
こんな風に書くと自営業は大変そうだなぁ、と思われるかもしれませんが全然そんなことはなくて、こういったちょっとしたトラブルをかき分けかき分け前進していくのが自営業の面白さでもあります。おかげで昨日は溜まった見積りと迷惑メール対応法を調べるのに一日を費やしました。と書くと凄く働いているかのようですが、
月曜は唐津の鏡山へ登った。眼下の虹の松原が綺麗でした。
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寄る年波
製作が続きます。
旋盤を使った椅子を作っている。 木工教室の新たなカリキュラムとして昨年から考えているのですが、これがなかなか大変で、ただ単に自分が作るだけだはなくて、それを人様に教えたり安全にうまく作ってもらう為の工程など考えると難しい。
変わって超久しぶりに登場、スタッフ・トラ。
天気がよいと工房でも寝ています。と言うかいつも寝ています。
車の中でも寝ています。
自宅でも寝ている。 見てのとおり、布団はワンセットしかなくてトラの移動の度に私が持ち歩いている。
ストーブ直下でも寝ている。もしかしたら柴犬の顔をした猫なのではないだろうか。
それにしても年を取りました。昔は一緒に山を登ったりもしていたのですが、犬も寄る年波にはかなわない様です。あまり寝ていると、もうこのまま起きないのではないだろうかと思う時もあるのですが、
飯の時間になると、しっかりと立ち上がる。早く食わせろよ~
散歩もまだよく歩きます。 -
木工教室2/4~6
週末は木工教室でした。
今週は完成品が多かった。
カッティングボード。
電熱ペンで焼いたこの絵がかわいい。
菜箸とバターナイフ。
仕上げが丁寧でした。
ペーパーコードスツール。
男性作ですが、編み力が強くパンパンに編まれている。ペーパーコード網は強く編めば編むほど良いです。
永く使えます。時計。こちらも電熱ペンで文字を焼き書いています。
針は突板と言われる薄い木の板をハサミで切って作る。
製作途中も多かった。
没頭します。木工であり黙考であります。
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木工教室 2月、第3週と4週
週末は木工教室でした、2週分の写真をまとめてアップ。
鋸切りで加工中。
毛引きで墨付け中。
ほぞ穴を鑿で加工中。
鉋で引き出しを調整中。
小椅子製作中。
木の器、堀り中。
整理箱の本体、面取り中。
以下は完成品のご紹介。
体験コース5〈丸い腰掛〉。https://treehousetobata.net/course/course_trial4-2
体験コース4〈座編みの腰掛〉。https://treehousetobata.net/course/course_trial4
体験コースは、ホゾなど加工の難しいところをある程度工房の方で加工しています。それでも作業量はとても多くて作り甲斐があります。
長期コースで長く教室へ通われている方たちの作品。
花台。 三方胴付きほぞを用います。のみ、のこ、かんなと言った手道具だけで作ります。
三段整理。本体と引き出し、それぞれの箱が機能するサイズで作るのが難しいです。
座編みの腰掛。 編むのが楽しい。
寝室のベットサイドに置く引き出しの付いた台。
こちらもその殆どを手加工で製作しました。力作です。
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