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家具工房に捧ぐ

木工教室

  • 木工教室

    木工教室開催から一年で、継続的に参加されている生徒さん方が少しづつ私が提供している課題作品のカリキュラムを終えている。

    脚物ではペーパーコードスツールを全て手加工で作り、

    箱ものは三段整理箱を最後の課題作品として作ってもらっています。写真は生徒さん製作の作品。

    課題作品の終了後は生徒さん方にラフスケッチなど書いてもらいながら調整し、可能な範囲で好きな家具を作って貰う事にしています。

    写真はセンターテーブル用の木取り(荒材からラフに部材を選定する作業)後の木材。  実際家具作りは初期段階の設計や木取り作業の方が先を見通す経験値に委ねるところが多くなかなか難しいのですが、その様なところも楽しんで貰いながらオリジナル家具を作って貰おうと思っています。

  • 学校の棚

    某私立学校内に棚を製作、お納めしました。幅2.7Mあります。

    棚は職員室前に設置されていて、生徒さんと先生方の連絡用に使われているようです。永く使われていた、既存の棚を移動してからの設置でした。

    記念のプレートも木製で設置。

    クラスごとの表示プレートも取り付け。

    設置工事は毎度の事ですが私ひとり。ひとりでこれをどうやって作り、どうやって運び、どうやって組み立てるかを考え遂行するところがこの仕事の面白さかもしれません。手前勝手な話ですみません。

    末永くお使いいただける事と思います。 私はしませんでしたが、勉強もお励み下さい。

  • 占い

    社長が「湯布院に凄く当たる占い師がいるからみてもらいたい。」と言うので旅行を兼ねて行く事に。はっきり言って私は占いなど一切信じないタイプなのですが、話のネタにでもなるので付き合うことに。非常に混むとのことで朝6時半に北九州をたち、開店十分後の8時40分に到着、2組1時間待ち。その後30分ほどで一気にお客さんが増え夜の7時までの予約が埋まっていました。平日です。占いどうこうというよりも、こんなに占って欲しい人がいる事にまず驚き。 せっかくなので私も人生初占ってもらったのですが、占い師先生は占いと言うより何かが見えている状態らしく、私は主に自らの事業について聞いたのですが、私しか把握していない起業期から現在に至るまで収入の上下動や転換期を折れ線グラフでほぼ完璧に描かれたのには驚きました。もちろん折れ線グラフは今後へ続くのですが、良くも悪くもアドバイスなど頂き若干放心状態で15分の占いを終えました。ちなみに料金は15分3500円です。 先生どんだけ稼いどるねん感はありますが、それだけのものがあるのかもしれません。

    占いというと暗い感じの館を想像していたのですが、由布岳が見渡せる場所にあるおしゃれなカフェでした。飲食品のクウォリティーも高かった。
    その後、昼食を兼ねて湯布院の街並みを観光したのですが、変わらずアジア系観光客の方が多かった。
    午後からは九重方面へ移動。例年なら紅葉序盤なので、嫌がる社長を連れて沓掛山まで往復1時間。少し色付き始めていましたが、紅葉というにはまだまだだった。この日は筋湯に泊まりました。

    ちなみに昨日のプロ野球のドラフトを見ていて、あの占い師先生なら意中の選手を引き当ててくれるではないかと思いました。






  • 教室の風景

    木工教室でした。

    鉋をかける人。

    ノミでほぞ穴を掘る人。

    整理箱の塗装をする人

    ノコで木を切る人。

    椅子の座を編む人。

    猛獣と決闘する人。 

    ここはサバンナではありません。

    開講当初から参加されているKさんが樹脂粘土で教室のジオラマを作ってくれました。手加工を中心にした木工教室の様子を如実に表現されていて嬉しいです。Kさんありがとうございました。木工教室に参加されている生徒さん方は木工以外にも創作活動をされている方が多くて、いろいろな話を聞かせてもらうのが楽しかったりします。

    誰が猛獣やねん・・

  • ルーターキャビネット

    キャビネットを製作、お納めしました。

    幅85cm×高さ80cm×奥行35cm   材種はホワイトオークです。

    見ての通り、特別仕様です。 右上の空間はルーターなどの機器類を納めるスペースになります。

    開き戸扉の木目はさりげなくつながっている。

    天板の木目も美しいのです。

    お納めしました。

    末永くお使い頂けますように。

  • 出張教室

    昨日は市民センターからの依頼で、出張しての木工教室でした。

    60歳以上男子限定という、教える側としてはテンションの上がる要素は全く無かったのですが、実際に行って担当の方に話を聞いてみると、ほとんどの方が70歳以上でした、全員男子で・・・
    先輩方は既にほかの講座なども一緒に学ばれているらしく、皆さん仲がよろしかった。和気あいあいとながらバターナイフなどを作りました。
    70歳前後とはいえ、積極的に市民センターなどに通われている方たちはやはり皆さんお元気で、そして協調性に溢れておりました。


  • 製作中

    製作が続きます、大型棚の最終調整中。

    木工教室のスペースで作業しているのですが納品が翌週で、間に木工教室があるので一旦ばらして工房へ移動しなければならない。誰か手伝って~

    もちろん彼には期待していません。

    その教室の方ですが、椅子がどんどんできています。

    4脚それぞれ生徒さんの作品です。製材を除き、ほぞ・ほぞ穴の加工、仕上げの鉋削りに至るまで、全て手加工で行っているところが当教室の自慢です。
    とは言え簡単に作っている訳ではなくて、段階を経て少しづつ覚えてもらっています。失敗も多いのですが、失敗から学ぶことのメリットも含め、家具作りを楽しんで貰っています。  


  • 電磁波

    年々私の老人化が進み、起床時間が早く今朝は4時半に起きて全快でした。
    トラは工房へ行くのが好きなのです、私があまりに早いと熟睡していて起きない。午前5時、自宅でのトラの寝床ですが奥にあるのがルーターなどの機械で、ここから微弱な電磁波を長年受け続けているせいで・・

    少しバカな犬になってしましました。

    誰がバカやねん・・

  • 和箪笥

    先日お納めした和箪笥、ホワイトオーク材。

    箪笥というには引き出しが少ないのですが、他に呼び名が思いつかないのはオーダー家具だからだと思います。このような仕様の家具が意外とありません。


    引き戸の取っ手はブラックウォールナット材を加工、埋め込みました。

    このように加工して、

    埋めます。
    手作業で作ってますよって強調したいだけなのですが、実際手間暇かけてます。

    引き出し二杯。

    スムーズに開閉する引き戸。自画自賛。


    お客様宅へお納めしました。

    窓の淵一杯に収まるように設計しております。また、オーダーメイド家具屋にしかできない仕事をしてしまいました。 

    末永くお使い頂けますように。           お届け先  福岡県

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    その他の和箪笥
    ブラックウォールナットの和箪笥 →
    ブラックチェリーの和箪笥 →

  • 教室一年

    木工教室を始めて一年が過ぎるのですが、経験してみていろいろと思うところがあります。まず第一に生徒さん方の作る事に対する情熱のような事で、道具や環境が整っていればその出来不出来に関わらず、みなさんかなりの品を作り上げます。物作りは古来から人間の本能としてあるのだと思うのですが、少し俯瞰して見る立場からして、時間を忘れて没頭している様には若干の驚きさえあります。
     次にこれは教室運営の難しさの様な事なのですが、ノミ・ノコ・カンナなどの手道具を中心とした教室にあって、加工を中心とした製作作業に没頭するあまり、その上段にある刃物の研ぎやメンテナンスなどの指導がなかなか行き届かないといったジレンマがあります。よく切れる刃物を用いる事こそが加工精度を上げ、クウォリティーの高い家具を作る第一歩につながるのですが、切れない刃物を用い、加工精度が上がらない事を自らの技量不足だと感じている方が多い印象を受けています。とは言え短い時間の教室のなかで、研ぎや刃物の取り扱いを習得してもらう事はなかなか困難ですので、前述の内容を生徒さんに方にも理解してもらい、時間が許す方については自宅でも刃物の研ぎなどに挑戦してもらい、その問題意識を高めてから教室参加してもらうなどしています。そうでない方は私が研いだ刃物を使ってもらいながら作業を進めてもらっています。これが大変なのですが。
     DIYブームや電動工具の発展などもあり、それなりの家具や木工品を形作る事は難しくない時代です。しかし日本に昔から伝わる木工の技法や伝統的な木工刃物の取り扱いを学びながら、永く使える家具を作る事はやはり一入の喜びが得られる事と思います。本格的な木工は一朝一夕でできる事ではありませんが、すべて理屈の集積でしかありませんし、練習を重ねれば誰にでもできる事です。

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  • アナリティクス

    製作してます。

    大型の棚。あと少しだぁ、頑張ろう。 

    ホームページのリニューアルに伴って、その分析システムがついていてこれを眺めるのが面白いです。

    グーグルアナリティクス。 アクセス数やユーザーの滞在時間とかどういった端末だとか、どのページがどのくらい見られていたとか、どこから入ってきたとかいろいろと解るのですが、どの地域から見ているのかも解ります。

    当然日本が多くて99%なのですが、United Statesが1%あって、これはしょーもないスパムメールの発信元だと思います。

    更に日本国内のどこから見られているのかも解るのですが、これは発信元としては意外と興味深くて、東京の人が意外と見ているのか~って感じになります。

    新宿シティや港シティの方が見てもあまり参考にはならないと思うのですが、でもよく考えたら各種営業で東京から電話がかかってくるので多分その人達でしょう。

    間違いありません。

  • ベッドに思う

    社会人2年目の息子が引っ越す事になりその手伝いへ。午前中全ての家財道具を引っ越し元で私の車へ積み、午後から引っ越し先で降ろしました。大きなものと言えば冷蔵庫と洗濯機くらいで家具も小型の物ばかり。私としては普段新品家具を納品している時の気の使い方と比べると何とも楽な仕事、と言うか仕事でもないのですが気楽です。

    引っ越し元で解体し、引っ越し先で組み立て中のNトリ社製のベッド。

    ベッドを解体し、組み立てながら何ともその華奢な構造に驚いた。この後マットレスを置く為のスノコを敷くのですが、これがペラペラで直接上に乗れば折れる様な構造。しかしその上にマットレスを敷く事によって、厚いマットレスの平面強度で問題なくベッド全体としての強度が担保されていると言う構造。
    家具を設計し作っていると、どこまでその構造を軽減化していくかで悩むことが多くあります。半永久的に壊れない構造、耐久性を限りなく高める事はさることながら、耐久性が担保される中でいかに軽量化し構造を簡素化する事は事業として家具作りをやっていくうえでは不可欠で、逆にその構造的な耐久度がよくわからない故、過剰に強固に作るのは自己満足的であったりします。まぁNトリ社のベッドはある意味究極的で「マットを敷いていない時には絶対に乗らないで下さい」みたいな注意書きがスノコに大きく書かれていて、あくまでもマットレス一体型という使い方が前提でした。

    にしても一人暮らしなのになんでセミダブルやねん。と突っ込みたくなります。