ブログ

家具工房に捧ぐ

木工教室

  • 師走の活動

    このところブログを書く暇がない程忙しい訳でもないのですが、プライベート活動の他、仕事もそれなりに忙しくてバタバタとしてました。いつもですが。
    12月を振り返ってみよ~   

    まず、衝撃だったのが・・・

    12/2の朝に軽トラの窓をみたら、何故かシールが11月? いっ、いかんがなぁ~

    実は検切れは体験は2度目。すぐに区役所へ行って仮ナンを取得後、

    ユーザー車検へ行きました。 無事合格、まったく問題ありません。

    その車検を通したばかりの軽トラに釣り具一式を積んで

    先月に続き、また対馬へ釣りに行こうとしていたのが12月初旬。
    しかし現地は天気大荒れとの報告を受け中止。
    12月前半は極めて非生産的な活動に奔走していました。

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    中旬は真面目に仕事。ブラックチェリーのフルオーダー作業台をお納めしました。

    下の箱もチェリー材。Iさんいつもありがとうございます。

    木工教室の方も絶賛開催。

    Aさんの椅子完成。 ホゾ加工などほぼ全て手加工で作りました。

    Sさんの椅子もフレーム完成。

    こちらはブラックチェリーで、オリジナルデザインを交え完成が楽しみです。

    工房居候は

    とうとう捕まえました。

    やめろー、さわるなーと言っている。

    こうやって振り返ってみると本格的に暇で適当な家具工房に見えなくもないのですが、その実は極めて忙しく真剣です。ブログに写真でアップしているのはほんの少しの話で、日中はお客さんと打ち合わせたり、設計をしたり製作作業にいそしんでいたりしています。とあえて書いているところが怪しいのですが、本当に真剣なんです、そして忙しい。信じてください。

    だから、車検きらすんにゃ~といっている。




  • 名前のわからない電動工具

    家具天板などの板接ぎに用いる電動工具。

    その名は「ビスケットジョイントカッター」。
    しかし、「ビスケットジョインター」と言う人もいます。また「ビスケットジョイナー」と呼ぶ事もある。ジョイナーと言えば、陸上のフローレンスジョイナーを思い出す。
    念の為、マキタのHPで調べたら「ジョイントカッタ」でした。

    普通「カッター」だろう。何故カッタ?

    そんな正式な名称のよくわからない道具ですが、弊工房と教室で大変よく働いてもらっています。

    工房ではマキタとこのデウォルトの2機があるのですが、位置決め装置などの使いやすさは圧倒的にデウォルトの方が良い。集塵袋は教室生徒さんの手作りです、ありがとうございます。

    ちなみにこの機械はドイツのラメロ社製の物が名機として有名で、その摺動機構を模倣した物がデウォルト社製と言われています。購入から既に10年を超えていますが、いまだによく働く。教室でも多用するので壊れる前に2機目を買いたいと思っていたのですが既に廃番。中古をネットオークションで探していたところ、良品が出ていたので落札。

    2号君到着。

    アマチュアの方が使っていたのか、かなり奇麗。しかも替え刃も付いていた。
    その替え刃を1号君に取り換え。

    三機体制になりました。 デウォルトの2機は教室様に、マキタは工房様にしよう。

    「ビスケットジョイントカッター?」たち。
    ちなみに木工教室の生徒さん達からは「アレ」とか「黄色いの」などと呼ばれています。

  • 木工教室

    週末は木工教室でした。

    通常の木工教室の様子。基礎的な練習をしたり、難易度の高い物を作ったりいろいろです。
    出来るだけ手道具で作る事を教室のコンセプトとしています。

    土曜と日曜の午前は上級者、若しくは鉋をこよなく愛し止まない方向けの「鉋講座」を開催。全5回のの5回目。

    ある程度経験のある方を中心に受講してもらいましたが、堅く逆目の出やすいホワイトアッシュやレッドオークなどの硬材を削ってもらいました。逆目を出さずに削れる方も出てきた。原理原則に忠実に、しかしあまり教科書的になり過ぎない様、私自身の言葉で伝えられる事は伝えられたと思います。木工の中でも特に難しのが鉋ですが、教える側と教わる側のやりとりや謙虚さが根底にあれば、多くの時間を使わずとも伝わるべき事は伝わります。

    鉋が使える様になったら、その技術を作品作りにどんどん生かしてほしい。

  • 衝撃の瞬間

    この猫が工房に初めて来たのが去年の今頃だった。

    当時は普通に工房の中に入ってきていたけど、何度か確保を試みたりしているうちに警戒されてどうにもなつかない。

    食事を与えるとよく食べるのですが、近づくと逃げる。
    あまりになつかないので、逆にだんだん憎たらしくなってきて小石を投げたり、夏には散水ホースで水をかけたりしていたら、よりなつかなくなってしまいました。

    しかし最近、あまり構わずにいたら少し距離を縮められる様になった。

    おいで~、おじさんは本当はいい人なんだよ~

    すると、

    ついにこの日が来たました。 ヒトとそれ以外の生き物の心が通じ合ったE・T的な瞬間です。 

    決して人差し指にニャンチュール(鰹味)を塗っていた訳ではありません。あります。

  • 日々

    製作が続きます。連日寒い。

    特殊仕様のテーブル製作中。 木取りを終え板接ぎ前。

    板接ぎ後、手鉋を掛け吹付塗装まで終えた。

    数週間前まで扇風機を回していたのに、昨日ストーブを出した。

    今年も1号君と2号君には働いてもらいます。
    もう12月かぁ~ 秋が短くなりました。

  • 英彦山

    紅葉の英彦山を歩きました。

    道中の林道は紅葉最盛期でしたが、山の中は終盤だった。

    玉屋神社。

    鬼杉。

    上宮に至る中岳への登山道が工事で通れず、久しぶりに南岳を登りました。
    思ったより長かった。

    間伐されない杉の木は細々と林立し、釣り竿の様にしなり倒れている木も多かった。

    それにしても快晴で気持ち良い山歩きでしたぁ~

  • 家具製作技能士について

    弊工房の木工教室では、一般向けの教室とは別に国家試験の家具製作技能士3級と2級の試験に向けた専門講座を4年ほど前から行っています。

    〈3級〉

    写真は3級試験の実技製作課題。この枠を定められた道具で制限時間内に製作します。
    初心者から中級者向けの内容となりますが、全くの初心者の方にとっては時間制限もある中、大変難しい内容だと思いますが、練習の甲斐あってこれまでに17名の方が合格。

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    〈2級〉

    3級試験合格後には2級の受験資格が与えられます。
    2級試験は3級から更に大幅に難易度が上がります。その内容は主にプロ職人の受験が前提とされたもので、一般の方が限られた練習時間でこの試験をパスする事は、当初無理ではないかと思っておりました。

    夏に行われる2級試験に向けて、昨年末から10ヶ月計画の講座を開催。
    加工ノウハウの伝授が主に私の役割となるのですが、ノウハウを理解しても簡単にできるものではありません。昨年末から3月下旬までは主に基礎的な加工が時間内に終えられる練習が中心でした。
    基礎的な墨付けや直線的穴加工、ノコ加工。これができれば、複雑な仕口もそれらの応用となります。
    3月下旬時点では、これなら十分にいけるのではと思える方も増えてきた。

    4月までの講座参加者は当初10名以上でしたが、仕事の都合や試験の難易度を考慮し、最終的に願書を提出されたのは5名。

    7月から8月に行われる本試験に向け、更に練習が続きました。それぞれに加工ノウハウは熟知され、複雑な仕口加工も出来る様になってきたのですが、加工スピードが今一つ上がりない状況が続きました。
    3級もそうですがこの試験の難しさはここにあって、加工精度を落とさずに制限時間内に作らなければなりません。

     私からのアドバイスとしては、作業台を効率よく使う事。加工に集中するあまり作業スペースが手狭になり、動き辛くなっている事などを伝え改善してもらいました。このレベルの加工においては「急がば回れ」であることの大切さを強調。その甲斐あってか、最終的には全員が時間内に加工を終えられるレベルとなった。 

     試験の結果ですが、5名の方全員が合格する事ができました!!
    偉そうにいろいろと書きましたが、それぞれにプライベートタイムを割いての練習が大きかった様です。
    このブログでの報告が遅れ今更ですが、おめでとうございま~す。

    家具製作技能講座 ↓

  • 木工教室

    週末は木工教室でした。
    先週と先々週の様子。

    部材に加工線を記すのはシラガキという刃物。

    できるだけ機械を使わず、手加工で作る事にこだわっています。

    人間の手に出来ない事はありません、ツシマヤマネコには無理です。

    本当に器用。

    手道具と手で何でもできる。

    製作中の椅子のほぞ。全て手加工、信じられない気力と根気。

    何だって出来るんです。

    簡単ではありませんが、

    必ずできる。

    コツコツと少しづつ進めば

    出来ない事はありません。

    たまに失敗はありますが、

    気にしない、そして気にさせない。

    すると出来るんです。 

    素敵な家具が誰にでも。

    コツコツと素敵な家具を作ってみたい人は ↓

  • 対馬へ

    家族でサイパン旅行へ行った。

    と言うのはウソで一人対馬へ行きました。フェリーで片道4時間。

    目的は主に釣り、行動範囲は対馬北部の上対馬一帯。写真沢山撮りました。

    初日の夕方ポイントへ到着。風波とも強くこの日は様子見。

    二日目からは、去年釣行をともにしたSさんと合流。

    比較的安全な場所でルアーを投げますが釣果なし。

    二日目以降もコンディション悪く釣果ありませんでした。
    しかし、竿を振っているだけでも気持ちがいい対馬。

    釣りは魚の活性がよい朝と夕にやるので日中は暇。
    Sさんはイカ釣りなどやっていましたが、私はまだまだ知らない対馬散策へ。

    御山を登りました。登山道は荒れていて倒木が多かった。登っていると鹿の遠吠えとか、ツシマヤマネコなのか姿の見えない動物の動く音がガサガサと聞こえ、ある意味北アルプスの登山より怖い。。

    朝夕の釣行移動の際、地元の動物たちとも出会えたました。

    ツシマテン。猫くらいの大きさで5匹くらいで走っている姿が可愛かった。

    鹿さんは10匹くらい見たのですが、すぐ逃げる。

    立派なオスさんを撮る事ができました。海山ともに本当に自然豊かです。

    異国の見える展望台という観光名所。

    から、海の方を眺めると

    本当に異国の釜山がはっきりと見えました。対馬という場所へ居る事を実感できた。

    釣りの方ですが滞在最終日の朝から釣り師匠のIさんも合流する中、風も弱まりコンディションも上々。待望の一匹が釣れました。

    やった~、ヒラマサ君。70センチ弱でしたがよく引いてくれました。

    帰宅後、三枚におろし

    アラ炊きとお刺身で頂きました。

    ほんま、美味でっせ~

    しかしこういうディープな旅をすると帰宅後に仕事をする気が起きなくなる症候群に取り憑かれるのが悩みです(´;ω;`)  

    対馬旅でした~

  • 子供たち

    製作が続きます。

    秋らしくなってきました。作業もはかどります。

    木工教室へ来られている方からメダカを頂きました。10匹。

    人生初メダカなので、どうしてよいかわからず、とりあえず天水鉢を購入。
    これから蓮の葉など入れてみよ~

    カメラを構えたら、撮りやすい様に並んでくれました。

    名前は上から、一郎、二郎、三郎、四ツ葉、五郎、六ツゴロウ、七菜恵、八州子、九十九、十和子です。 

    親としては外敵からも守らなければなりません。

  • 日々

    製作が続きます。

    このところ、作る以外の仕事が忙しく遅々としている。けどあまり気にするのはよそ~

    流石に扇風機はしまいました。

    しかし、作業で暑くて先日再度出して、昨日本当にしまった。もう出さない。

    ホームレス猫は相変わらずなつかず、可愛くないので餌を最低ランクから最々低ランクに引き下げたところ、

    なんと食べない。
    出没回数が大幅に減りました。しかし毛並みよく、他の家でももらっているのかも。

  • 木工教室

    週末は木工教室でした。
    教室の様子、先週と今週分。

    鑿でほぞの孔加工、基本ですが難しい。

    体験コースの器作りと、

    お箸作りと、

    カッティングボード作り。

    木工体験おもしろいじょ~

    長期的に通われている方たちは

    椅子の座面、荒堀り。

    最終的にはこんな小椅子が出来ます。

    整理箱製作中。

    こちらも整理箱、完成間近。

    四角い箱を四角く作り、その中に四角い引き出しを作り入れて、引き出しとして機能させなければならない難しさがあります。

    こんな大きなキャビネットを作っている人もいる。

    木工教室でこんなの作ってもいいいですか?

    CD収納箱も完成。

    四つの引き出しは全て、ノミとノコによる手加工の五枚組手で製作。市販品にない唯一無二の作品になりました。

    初心者の方から、長く通われている方までそれぞれ皆さん作品作りを楽しまれています。
    写真は奇麗なとこばかりを写していますが、実際は沢山の失敗があってここまできている方が多い。
    失敗を多く経験している方の方が、製作上の引き出しが多くなります。
    沢山失敗してこんな作品を作ってみたい人は ↓