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家具工房に捧ぐ

木工教室

  • 技能士講座

    先週末の教室。
    金曜の午前は木工教室、午後はミモザリースの教室。土曜の午前は家具製作技能士二級の講座、同午後は木工教室、日曜午前も木工教室でした。三日間多く来て貰いました。

    土曜午前、家具製作技能士講座(二級)の模様。

    通常の木工教室とは一線を画して、より高い技術習得を目指しています。

    教わる方も教える方も真剣です。

    真剣でないと出来ない事があります。

    今夏には、試験があってそれに向け皆さん頑張っている。

    受験資格は家具製作技能士3級の合格者または、家具職人として2年以上の実務経験のある者となります。

    うちの教室からは同3級の資格保有者のみでの受験となります。
    皆さん頑張ってます。
    まだ時間はあるので、頑張って下さい。と言っているとすぐに時間はたってしまうので、微妙に焦りながらそれでいて落ち着きを忘れず、でも少し急ぎながら頑張って下さい。

  • チェリー・キッチン建具

    キッチンの建具一式を製作、お納めしました。

    既存食器棚の扉と引き出し、カウンター部の天板をブラックチェリーで誂えました。

    対面のキッチンも同じチェリーで吊戸棚扉とシンク下建具一式を設置。

    施工前の化粧板建具から木の建具へと一変。

    邸宅が木を多く用いた作りになっていて、家全体の印象ともよく合いました。

    最初の打ち合わせが昨年夏ごろで、大変長くお待ち頂きました。  ありがとうございました。

  • ミモザの咲く頃に

    ミモザのリース作り教室を弊工房の教室で行いました。

    摘んできたばかりのミモザ。花の香りが広がります。

    この教室の講師は、もちろん私です。

    というのはウソでそうだったら気持ちが悪いので、知人のSさん講師。

    ご婦人ばかり10名と私ではない男性1名の計11名でにぎやかに作られていました。

    素敵な花です。

    毎年恒例にしたい。

    教室もまだまだいろんな可能性があります。

    ありがとうございました。

  • キッチン整理棚

    キッチンの整理棚を製作、お納めしました。

    シンク裏、リビング側のデッドスペースに配置。

    奥の本棚は昨年夏にお納めした同じチェリーで作った作品。

    使われてこそ家具です。
    室内のスペースを少しでも有効に使えるのはオーダー家具ならでは。

    末永くお使い頂けますように。  お納め先 福岡市

  • 手八本

    よく会社などで、それ程忙しくないけど忙しいアピールをする人がいます。実は私もそういうタイプの人間ですがアピールする人が職場にいないのでこのブログに書きます。
    月曜は一日がかりで塗装作業。火曜は打ち合わせ2件と合間で製作作業。水曜は福岡市で納品の後、大川へ向かい材木の仕入れ。木曜は午前中納品で午後からはユーザー車検2台の後、材木の積み下ろし。
    いつもこんなに立て込んでいる訳ではないのですが、振り返るとよく動いていた。それぞれ写真を撮っておけばよかったと思ったのが昨日で、夕方材木を一人で降ろしている写真。

    1月にぎっくり腰をやっていて、こんなの降ろしていたらまたやりそう。タイミーで時間バイトを雇おうかなぁ。

    こつこつと降ろしていたら、千と千尋の釜じいみたいなのが出てきた。10cmくらい。

    遠く大川から同じ車に乗っていたんだね。求人の募集を見たのかな。
    確かに手は足りていないけど八本もいらないんだよ。

    と言って裏路地に逃がしてあげました。うちでは雇えないので工房には入ってこないで。

  • 木工教室2/2~4

    週末は木工教室でした。

    お箸大量生産中↑

    椅子の座編中↓

    キャビネットの天板に鉋を掛け中↓

    素材はブラックチェリーです、堅い。

    デスクの天板鉋掛け中。こちらもチェリー、堅い。

    逆目を出さず、奇麗に仕上がりました。

    組手の小箱も完成に近づいた。

    組手部分、ここも鉋を掛けます。

    その他にも、難しい事をやっている方が多く、ついていくのが大変です。

    というか、ついていってません。 こんな感じになってくると私に出来るのは優しく見守る事だけです。( ´∀` ) 最近、見守るだけの生徒さんが多くなってきた。

    家具工房treehouseの木工教室ではノミ、ノコ、鉋などの手道具を使い家具を作ります。開講から6年目を迎え、生徒さんのレベルもかなり上がってきました。
     家具作りは理論と実践が複雑に絡み合います。考えてばかりでも駄目ですし、何も考えずに取り掛かってもうまく作れません。考えて、作って、失敗して、考えて、また作って、それが面白いと感じられる様になると生涯の趣味や仕事として楽しむことが出来る様に思います。

    失敗も楽しみながら家具作りしたい人は↓

    木工手加工の資格取得〈技能検定家具手加工2級・3級講座〉は↓


  • 家具製作技能士講座

    週末は木工教室でした。
    木曜に軽いぎっくり腰になってしまい金曜は急遽中止。
    ガラスの腰と猫に噛まれて傷だらけの手で土日開催。 

    教室の様子。

    私の状態がどうであっても全く関係ないのが木工教室。

    むしろいない方がいいのかもしれない・・・

    と言うのは、まんざら本当かもしれませんが
    日曜の午前は昨年10月から行っていた家具製作技能士講座(三級)全15回の最終回だった。↓
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    家具製作技能士講座〈三級〉最終回

    期間にして4ヶ月、木工自体が完全に初めての方もいる中で
    刃物の研ぎを中心に四種類の仕口加工を学んでもらった。

    この講座・試験の内容を解説すると、
    ・二方胴付きほぞ
    ・相欠き接ぎ
    ・包み片蟻型相欠き接ぎ
    ・木ネジ留め接ぎ
    の四つの仕口を定められた手道具(ノミ・ノコ・カンナ・その他の墨付け道具)だけで制限時間内に製作するというものです。

    四つの仕口の中でも高難易度なのが、

    この「包み片蟻型相欠き接ぎ」です。見てのとおり、これどうやって加工するねん感が漂うと同時に、その名前もややこしくて、ツツミカタアリガタアイカギツギ、ツツミカタアリガタアイカギツギ、ツツミカタアリガタアイカギツギと三回連続言える人はいません。

    そんな名前も加工もややこしい事に真剣に取り組んだ結果。

    何かを形作ると言う事と、技術を習得する事は別です。
    機械やそれなりの道具を用い、方法を学べば誰でもそれなりの何かを形作る事は出来る。
    しかし、限られた時間と道具だけで正確かつ頑丈な仕口を切削加工する為には刃物を研ぐ技術と一定量の加工練習が必要です。簡単ではありません。
    八名の方が来週は試験です。 皆様、頑張って下さい。

  • 流血の惨事

    製作が続きます。

    また暖かくなってきて、作業もはかどります。

    プレス機を使おうと思ったら、こんなところに猫背ちゃんがいた。

    このままプレス機の常磐を下げる事も出来るんだぞ~

    そんな可哀そうな事はせず、手で確保を試みたところ・・・

    右手。

    左手。

    人間もそうですが、かわいい子程手を焼きます。

  • 木工教室

    今年の最初の木工教室が始まりました。
    一般の教室が延べ一日と、技能士講座が二級と三級それぞれ半日ずつ開催。

    今週は写真のみ、絶賛やってます。

    木工教室に興味のある方は↓

     

  • チェリーのダイニングテーブル

    ダイニングテーブルを製作、お納めしました。

    幅170cm×奥行80cm、素材はブラックチェリー。

    製作過程を紹介すると、
    ・木材加工

    ・組み立て

    ・天板の鉋仕上げ

    ・オイル塗装

    完成~お納め

    シンプルなデザインがチェリーの質感を高めます。
    太めの脚も重厚感があって個人的には好きです。

    お客様にも大変喜んで頂きました。
    末永くお使い頂けますように。    お納め先 福岡県

  • 訪問者

    1月とは思えない暖かい日が続きます。

    工房は変わりありません。しかし入口に誰か

    なんだ君は!

    ホームページの求人を見てきたのかな?

    しかし指先が短く手先は不器用そうなので職人向きではなさそうです。でも営業には向いているかもしれない。猫背は気になる。

    まだ採用とは決まってないのに勝手に入ってくる図々しさ。

    食べ物を少し上げたら、今後はここで働くと居座ってしまいました。

  • チェリー突板のキャビネット

    ブラックチェリーのキャビネットを製作、お納めしました。

    幅70cm×高さ120cm、ブラックチェリーの突板と無垢材で作りました。

    突板とは、チェリーなどの木材を薄くスライスした素材。
    それを芯材に圧締接着した合板構造です。

    合板構造イコールチープという固定観念があるかもしれませんが、決してそんな事は無くてきちんとした接着技術と工程を踏めば、永く使えて頑丈でそれでいて軽く使いやすい家具を作る事が出来ます。

    表面材の突板は木そのものなので、自然な木目が生えます。
    無垢の家具もよいけど、突板を使った家具も素敵です。