ブログ
家具工房に捧ぐ
オーダー家具
-
御仏壇
お仏壇を製作、お納めしました。
暖炉などを覆うマントルピースをモチーフにした御仏壇。素材はホワイトオーク、デザインはお客様からのご提案。
後に写真を拝見しましが、天板上に御遺影や香炉、お花などを置かれ下の棚にも仏具や記念のものなどを置かれていた。
心こもったお祈りのできるお仏壇を作るお手伝いができました。御仏壇とは関係が無いのですが、お客様のお家があまりに素敵なので写真を撮らさせて頂いた。
窓の上の小さな孔に誰かいる。
こちらは別の孔から「オッサン誰やねん」って見てる。
他にもご家族が多くて、
一番仲良くしてもらった。
私が帰ろうとすると、まだ遊ぼ~ってせがんでくれた。「粗茶です」ってお茶を出してくれたのはかわいい彼女。
普通に日本語喋るそうです。
ジブリの世界で記念撮影してもらいました。 自分で笑える
お家が素敵すぎて話がかなりそれましたが、この素敵なお家にあったお仏壇を作る事が出来ました。
オーダー家具屋冥利に尽きます。ありがとうございました。 お納め先 福岡県
-
瀟洒
次作に着手しました。 晴れているけど寒い。
ダイニングテーブルの木取り。
木取りとは、荒材から部材になる木材を選別カットする作業。家具作りの中でも最も経験を要する作業だと思います。
木材の反りやひねりを考慮しながらは初級です。
「木目を読む」と言うとかっこいいのですが、それ以前に、節や欠点を外しテーブルとして完成した時にシンプルになり過ぎずそれでいて前に出すぎない感じ、の木目を選びたい。瀟洒でありたい。瀟洒(しょうしゃ)=すっきりと洒落て垢抜けている様子。 これがなかなか難しいんです。
漢字は書けません。木材は自然のものなので、いろいろあります
厳選のブラックチェリーたちが揃いました。
まずは軽く鉋をかけてしばらく放置。
瀟洒に作るぞ~ -
木工教室
週末は木工教室。
ペーパーコードスツール完成
脚角度の転んだ踏み台も完成。
最近は長くやっている方達が箱ものを作っている事が多い。
家具作りは「箱に始まり箱に終わる」とも言います。
四角い箱を四角く作る事がなかなか難しいんです。
こんな作品も完成。 一見これはどうなんだろう、的にみえなくなくもないのですが、決してどうなんだろう的なものではありません。立派な作品です。ただ私がどうなんだろうと少しだけ思っているだけで、決してどうなんだろう的な作品ではないんです。と、よくわからない解説になりましたが、こんなどうなんだろう的な作品も箱作りの基礎を習得できているから作れる訳で、決してどうなんだろう的な作品ではない事をここで強調しておきます。
いつかこんなどうなんだろう的な作品を作ってみたい方は↓
-
日々
先週は水曜だったか木曜だったか雪。
四季がある世界で生きられる事が幸せ。
雪はすぐに溶け、日常へ戻りました。居候も元気です、まるまるしている。
ジジイ、飯~
水はここで飲むから大丈夫。
みたな~
メダカさん達元気です
食べられてはいませんでした。 -
日々
月曜の朝、ストーブを少し動かした時にピキってしまい腰痛発症。
昨日と一昨日は自宅で事務仕事をしていました。溜まっていた事務と今後の活動方針などじっくり整理できた。まさの怪我の功名で、こういった事は開業当初からよくあって、たまの腰痛もいいもんです。
というか、もうあまり連続ハードワークが出来ない年齢になってきてます。と言いつつ、製作が続きます。
工房寒すぎる。
北部九州雪は降りますが、今のところ寒波の影響はそれほどでもありません。
メダカさん達も元気です。
-
ピーク
先々週ですが、年明けから計画していた鳥取の大山登山へ。
北九州から日本海側の国道9号線を北西へ車で6時間。途中、萩の道の駅で食べたミニ海鮮丼。ミニでも多い。
夜は米子の居酒屋で吞んだ。
翌朝、大山の登山口Pへ。
大神山神社の方から登りました。
標識は埋まっていました。
大山北壁、もやっていてイマイチ見えない。
先行者の足跡をたどっていたら、途中からラッセル状態に。
地図で確認したら、登山道から大きく外れていました。
超上級者の人が、ダイレクトに山頂を目指していたようです。この後2時間くらいかけて一般登山道へ戻り山頂を目指しました。
途中の避難小屋、何人かいた。
更に登るも、雲行きが怪しくなってきて、
だんだん本格的に吹雪き、八甲田山状態に。
えーんもう帰りたいよ~的な状況になってしまい、
少し様子を見たけど風おさまらず、ピークを踏まずここで撤退。
少し降りると天気も落ち着いてきました。 行けなくもなかったかもしれないけど、安全第一で。
途中の迷走もあって、結果的には7時間くらい歩いてしまいました。下山後、疲れた体で更に3時間くらい走って、夜は広島へ。
平日なのに、人気店は人でごった返し入れず。
腹が減り過ぎて、もう何でもよくなって入ったお店で食べた二品&当然ビール。
滅茶苦茶美味しかった~この登山、ここにピークがありました。
-
木工教室
週末は木工教室でした、写真たっぷり。
組手の箱作り。墨付け、縦切り、横切り、ノミでの加工など基本的要素が多い。
板接ぎ。 目違いさせずに接合させたい。
トリマー加工。機械加工ですが、手加工並みの慎重さが求められます。
体験に来られた方のお箸作り。
鉋掛けます。
框組の扉、ほぞ・ほぞ穴は全て手加工。
↑ 何が出来るんだろう?
組手の箱奇麗に出来ました。 ノミとノコとカンナを使って全て手加工で作りました。
キャビネット、鉋仕上げ中。
素敵な何か製作中。
小椅子は座編み中盤。
皆さん淡々と作っている様に見えますが、実は沢山失敗しています。
失敗を多く経験している人程、以後上手に作ります。
木工や家具作りは動画やテキストで即座に理解できる程簡単ではありません。実際に作ってみると、思っていた様に作れなかったりします。
でも出来なかった事を糧に考え、手を動かし繰り返しやってみると、少しづつ出来る様になるものです。ひとつひとつの理屈や技術は難しい事ではありません。木工は誰にでも出来ます。木工教室に興味のある方は ↓
-
フラップ扉の本棚
本棚を製作、お納めしました。
本棚っぽくないのですが本棚です。
上段は開き扉、一番下は引き出し。
そして、中段は扉前面に本を立てかけられるフラップ扉。
こうやって本をたてかける。
扉を開けるときは
こうやって → こうやって → こうなる。
一見簡単そうですが、諸々の角度調整や使いやすい摺動機構を考慮して作るのは涙が出る程大変でした。お客様宅へお納めに参りました。
上段の開き扉部は祖父母さん用の書棚。中段のフラップ扉は本が好きなお孫さんが使われるとの事です。
大きな家具ではありませんが、オーダーメイドでしか出来ない仕事が出来て嬉しい。
お客様にも大変喜んで頂きました。 お納め先 福岡県 -
木工教室
週末は木工教室でした、今年最初の。
金曜は雪予報で参加者少なく中止。メダカさん達も凍っているかと思ったら、底の方で元気に泳いでいました。
土曜と日曜、年始から多く来て貰いました。
いろいろやってます。
箱もの家具を作っている人が多く、置き場所が足りない問題が発生しています。
木工教室の域を超え、家具店のバックヤードみたいになってきた。皆さんほんまよく作ります。
ノミやカンナの刃物の研ぎもやります。全ての基本。
大型のキャビネットもあと少し。
なかなか時間も掛かって、チェリーの木肌色が製作当初より深くなってきた。
椅子出来ました~
撮影中は製作者のSさんを囲み、ご婦人方の黄色い声も飛び交っておりました。
座編終盤。
いつかこんな椅子を作って、黄色い声を浴びてみたい方は ↓
-
いろいろ
製作活動が始まりました。
通常やらない構造の扉製作中。設計とモックアップによる確認を重ねてから加工に取り掛かりました。
上手くいってます。 箱もの家具は引き出しや開き扉、また引き戸などあらゆる建具を作るのですが、それらに属さないタイプの扉。全てのサイズや位置など、仕様を定めるのに丸一日を費やしました。 一点オーダー家具の難しいところです。しかし経験値としての引き出しは更に増えました。作っているのは引き出しではないけど。
___________________________
昨日は十日恵比寿神社へお参り。
凄い人でした。 これだけの人が皆ご商売をされているのかな?
ここにいる全ての人がご繁盛しますようにとお祈りしました。
__________________________ネットオークションで12本爪アイゼンを落札してしまった、ほろ酔いで。
正気の今、これを履いてどこへ行くのだろうと自問自答しています。
-
新年
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。自ら建てた工房も今年で15年になります。いろいろと痛んできたけど、それも味になってきた。
人間的にもこれからは味を出していきたいけど、まだ出てないかな。臭いは出てる気がするけど・・・
家具工房treehouseは今年で開業14年目。オーダー家具の製作と木工教室の二本立てでやっている珍しい木工家具屋です。
オーダー家具の方は、お客さんにより喜んでももらえる様に。
木工教室の方は、生徒さん方により楽しんで貰えるように尽力して参りたいと考えております。 -
年の瀬
年の瀬、三日だけですが長野の上松技専からインターンでM君来訪。
不慣れな工房で、不慣れな作業に従事してもらいました。
集中力高く作業を続けていた。
こまめにメモを取る姿が私の若い頃にそっくりだった。というのはウソでこんなに若い頃は木工の「も」の字も知りませんでした。前途有望です。弊工房に興味をもってもらい春からもしかしたら新スタッフになるかも。
今年最後の木工教室も通常開催。
年の瀬の割には、多く来て貰いました。
生徒さん同士の交友も広がり、主催者としては嬉しい限りです。
製作途中のサイドテーブル
三段整理箱完成。
オーディオラックも年の瀬ギリギリで完成。着色塗装を施しました。
今年も一年、小さな工房から多くの作品と出会いを生む事が出来ました。
来年もそうありたい。それでは皆様、よいお年をお迎えください。