ブログ
家具工房に捧ぐ
オーダー家具
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工房のみじかーい歴史
お盆なので、じっくりとブログ。 ながいじょ~
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今年、梅雨入り前の工房。
手作りの工房も一番古いところで築14年。庭も自分で作ったのですが勾配や水はけが悪く、地中に埋めた枕木の劣化などもあって、大規模工事を決意。
全て業者に任せました。
ビフォー
工事開始。 好きにやってくださいって頼んだら、好きにやってました。
大木はいつ抜いた? あっという間にここまで。
アフター。 さすがプロ。
木々は根こそぎ抜き取られ、奇麗なコンクリートの轍が出来ました。
土部分には新たに少しず緑を植えよう・・・ちなみにこの庭にも短い歴史があって、一番良い時の写真。7年位前 ↓
春にはピエールドロンサールが咲き誇り、通りがかりの人にバラが素敵ですねと声を掛けられる程だった。ターシャテューダもびっくり!
10数年に渡る庭の変化を書こうと思っていたのですが写真を掘り起こしていたら、いろいろと出てきたので工房の変遷と併せて私の黒歴史もご紹介。
平成21年くらい。基礎は業者に頼んで、建物はツーバイフォーで自ら建築。屋根の勾配を取り過ぎて屋根張りが大変だったのを覚えている。と言うか当時はありえないエネルギーだった。
この建物に自ら作った家具を展示販売しながら、オーダー品の受注を受けるというのが当時の事業戦略。
作り続ける日々。
これはこれでよかった。
展示品もそこそこに売れてオーダーもそこそこ受注がありましたが、鳴かず飛ばずで7年くらい。
50歳を区切りに教室業を始めようと以前から考えていて・・・決意の平成30年春
事務スペースと小さなショールーム兼、休憩室を増築。
これも一人で建てた。
旧ショールームの展示品をほぼ処分し作業台を作り、
同年秋から木工教室開催。最初は生徒さんもまばらだったが、
次第に集まりました。
増築の休憩室は生徒さん方の出会いの場にもなっている。作ってよかった。
以前はショールームだったが、今は木工教室。
オーダー家具の方は今年で14年目。まだまだ成長できると思うし、そうでありたい。受注からお納めまでかなりお待ちいただく事も多くなりましたが。お客さんとの出会いも喜びであります。
教室の方はこの秋で6年目。開始当初は指導方針も定まらず、今考えるとかなり適当な教え方をしていたと思います、反省。にも関わらず開講当初からの生徒さんも今だに来てくれていて嬉しい。教室業もいろんな方と出会える喜びがあります、ありがとうございます。当時はこんな犬もいました。
久しぶりに出て生きたのに、そんな言い方ないだろ~ 絵も雑。
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木工教室
週末は木工教室でした。今週も暑い中、多く来て頂いた。
器掘り。
木の器作りは入会直後にやってもらうことが多いのですが、器彫りを見ているとその方の物作りに対する姿勢の様なものが垣間見えます。一定のルールの中である程度自由に進める事が出来るのですが、とてもパワフルにガンガン掘る人もいれば、少しづつとても丁寧に掘り続ける方もいる。
座卓も脚部が出来ました。
接合部は「ほぞ」。ノミとノコ、そして墨付け道具を駆使して手加工だけで作ります。
その手加工だけで作った「花台」。
ここまで上手くいかない時もありましが、どんなに失敗してもケラケラと笑いながら達成。失敗を全て経験と感じている様でした。 見習うべき楽観。
テレビボード完成。
製作者ご本人で設計。
留め部は機械加工で切断。接着強度と意匠を高める為ウォールナットのカンザシを挿入しました。
カンザシ部の切り込みは、ノコとノミをを用いた手加工です。最近「凄い」の作る方が増えました。
写真で見ると「凄い」で終わってしまうのですが、写真には写っていない多くの失敗の上にこの作品があります。 いえ、失敗ではなく経験でした。経験を積み重ねたくて仕方ない方は ↓
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木工教室
週末は木工教室。
ノミ研ぎます。
椅子の座、編みます。
椅子、完成しました。素晴らしい。
奥様の為に作った化粧品箱。
無印の籠との相性がよいです。
というか、そうなる様にデザインされました。シンプルで使いやすそう。素敵です。
家具工房treehousenの木工教室では初心者の方から上級者の方までいろんな形で木工に取り組んでもらっています。
年々入会者も増えて、最近は定員オーバーの日も増えてきました。いつか私一人では対応できなくなる日がきそうです。と言うか既にかなり前から対応できなくなっています。
しかし、私が事細かに対応しなくても自分で考え実践し失敗し、トライ&エラーを繰り返しながら前進する方も増えてきました。教室のコンセプトが浸透してきている感じがして嬉しいです。鉋も使える方が少しづつ増えてきているのが嬉しい。
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物作りと時間
キャスターのついた移動式のワゴンを製作しました。
なかなか大変でした・・・
と言うのはウソで、作ったのは木工教室の生徒さん(女性)。
ご本人曰く「作るのに7カ月くらいかかってしまった~」と言うのですが、一回3時間の教室×月3~4回くらい出席×7か月なので、時間換算すると50時間~80時間くらいです。多く見積もって80時間としても、一日8時間作業で10日くらいです。
とぎれとぎれの時間で、技術習得の練習などもありながら、10日程で作るとはかなり早いと思います。
物作りにおいて、それに掛かった時間はとても大切で、作品クウォリティーの向上を求め過ぎ、時間が掛かり過ぎる物作りを私は否定します。雑でよいと言っているのではありません。
作品のクウォリティーの維持は大前提としてあるのですが、それと同じくらい時間を意識する事が大切であると思います。時間=経験値です。
まずは手足を動かし経験値を積む事を勧めます。多く失敗する事が大切です。
理屈で考える前に、肌で感じ自らの目と耳と手足、そして道具を駆使して作る事で解る事が多くあります。
うまくいかなかった事が大切で、次回の作品作りにそれを生かす事で技術的に成長します。まじめな事を書くので、リサラーソンの猫もびっくり。
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木工教室
週末は木工教室でした、先週と今週の様子。
鉋掛けます。
ノミ研ぎます。
時計製作中。
ノコ切中。
椅子完成間近。
難しそう。
そう、木工は難しい。
難しいから面白い。難しいけど楽しいじょ~
木工教室に興味のある方は ↓
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木工教室
週末は木工教室でした。時折小雨降る土曜と日曜開催。
今週は完成品が多かった。木の器と紫陽花。
花台に飾られる紫陽花。
バターナイフと紫陽花とお箸。
紫陽花は無いけど素敵な座網の小椅子。
紫陽花のような素敵な家具や木工品を作ってみたい方は ↓
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売れるほど
週末は木工教室でした、金曜日と土曜日開催。
定員オーバーの時間帯もあったけど、なんとか二日間終了。直角定規とシラガキ、基本中の基本です。
胡桃材で器を掘ります。基本も何もありませんが、木材の性質とか繊維の方向とか感じざろうえません。
覚えるより、感じる事が大切です。
蟻組の整理箱製作中。
ご本人の意向で通常の蟻組とは逆方向に組み、難易度上がりました。
みんな大好き、ペーパーコードチェア。
座編も奥が深い。
転びデザインのスツール完成。
通しほぞにくさびを入れて、こちらも意図的に難易度を上げました。
製作した生徒さんの御厚意で、数日間工房ショールームに置かれています。
うちは一応家具店なので、ふらりとお客さんが訪れます。
来店のお客様に「このスツールちょうだい」って言われたら「ハイ、税込み3万円でございます」と言って売ってしまうと言う事業戦略が脳裏をよぎっています。😈売れるほどの作品を作ってみたい方は ↓
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木工教室
週末は木工教室でした。
土曜の午前と午後、日曜の午前と午後開催しました。新たな入会者や体験で訪れる方も多く賑わいました。転びほぞの練習中、全て手加工。
難しい事をやっている方も多い。
テキストなどは特に用意していないのですが、私が説明し、実際にやって見せ、そしてやってもらい、そこで発生した疑問をやり取りし、更に実践してもらうというプロセスを繰り返すと、多少難しい事でもできる。一つ一つの理論は、理論と言う程難しい事ではなくて、簡単な理屈の積み重ねでしかない。テキスト化すると逆に分かりにくくなるのが技術です。例えば、鉋で横刷り
天板の様な大きめの板は、木材繊維とは直行方向に削る事でそのひずみを取る作業が必要になる。その後、木材繊維と並行方向に削る事で奇麗に仕上がる。と文字で説明するとわかりにくい、と言うかわからない。
しかし、実際にやって見せ、やってもらい、やり取りを繰り返せば、誰だって理解できるしやれます。
ただ体力は必要です。ほぼスポーツ。木工は難しくありません。
木工教室に興味のある方は↓
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木工教室
GWも週末は木工教室でした、GWにも関わらず、多く来て頂いた。
ノミ、研ぎます。
カンナ、台調整します。
木の器掘ります。
大きな家具作ります。
組手を用いた小さなケースも完成。
ノミ、ノコ、カンナと言った手道具で作りました。
生徒さんごとに教室へ来る目的意識は多分違っていて、木工の技術を学ぶ事を優先させる方もいれば、作品を完成させる事を目的とされる方もいます。あと、ただただ作業に没頭する事に充実感を感じる場合もあると思います。
私の役目としてはそれぞれの目的に沿ったガイドとして、技術の伝達だったり、家具や木工品の完成を上手くサポートできればと思っています。いつも書いていますが、私も含め失敗する事も多いのですが、そこから学ぶことの多さが分かってくると本当の意味で家具作りや木工技術の習得が面白くなってくると思います。
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木工教室
週末は木工教室です、先週の様子。
ノコ縦挽き。
ノコ、胴付き切り。
ノミ、冠仕込み中。
体験コースでは、
家族でお箸し作り、
椅子製作中。
家具工房treehouseの木工教室では、ノミ、ノコ、カンナなどの手道具を使った加工を中心に家具作りを楽しんでもらっています。
教室のコンセプトは失敗しながら、物作りを楽しむ事です。
本当に失敗が多いのですが、そこから学ぶことの多さも日々感じます。
上級者ほど過去沢山の失敗をしています。 私ほどではありませんが (´;ω;`)失敗しながら家具作りを楽しみたい人は ↓
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常三郎
木工教室で生徒さんが使う道具を細々とですが、販売していて
本当に細々と、休憩室の一角に在庫を置いている。仕入れは兵庫三木の問屋経由です。
問屋はそれぞれのメーカーから仕入れているのですが、先日の関西行の際、三木のメーカーを何社か訪ねてみました。鉋メーカーの「常三郎」。社長さん自ら大変丁寧にご対応頂いた。
一般にはわかりにくいと思いますが、数ある鉋メーカーの中でも高品質で名高い名工です。
これは海底に沈んでいた鎖。鉋の大部分を占める地金に用いられるそうです。
鉋の元となる鋼材にはよく鉄橋が使われていると聞いていたが、いろいろ使うみたいです。
うる覚えの知識でそうした再利用の鋼材で刃先である鋼(ハガネ)も作っているものだと思っていたのですが、鋼(ハガネ)は鉄工所でそれ様に作るとの事。これが鉋の刃先になる鋼(ハガネ)。主に日立金属で作っているそうです。
この鋼と地金を叩き、鍛え錬鉄する事で鉋の刃が出来ていくわけです。
夏は暑いだろう。
最後は職人さんが調整しています。
せっかくここまで来たし、ご案内のお礼も兼ねて社長さんのお勧めの鉋を自分様に購入させて頂いた。
ありがとうございました。 -
木工教室
週末は木工教室でした、今週も多く来て頂いた。
鉋を掛けたり
器を掘ったりしています。
丸い器も完成。とても奇麗に仕上げました。
昨年から取り組んでいる書斎机もあと少し。
引き出しのついた机は、教室で作っている作品の中でも高難度です。
箱物家具と脚物家具の要素を足して二で割った構造になっているので、サイズ的制限が多い。
また少スペースに配置された引き出しをうまく機能させる事を前提に作らなければならないところにその難しさがあります。ホゾなどの接合部はノミとノコ、天板は鉋で仕上げました。手加工でここまで作れます。
高い山も少しづつ登れば登頂できる。大変お疲れ様でした。いつかこんな机を作ってみたい方は↓