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家具工房に捧ぐ
家具製作技能士
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木工教室と講座
週末は木工教室でした。
金、土、日開催しました。花台製作中。ノミ、ノコ、カンナなどの手道具を使った基礎加工の要素が全て盛り込まれた作品となります。 立体的な作品の第一号になるので完成時の喜びは一入。
ペーパーコードスツールも完成。
堅いウォールナット材に鉋を掛ける練習に重きを置いてます。あと、真っすぐに組み立てる事の重要性なども感じてもらっている。 ペーパーコード網の座編は楽しいばかりです。
上級者の方は、こんな椅子も製作。
貫通の通しほぞは手ノミで加工。座面の波型加工はこちらも手道具の外丸カンナで削りました。
何でもできます。
___________________________________土曜の午後は家具製作技能士(3級)講座の3回目だった。今年も定員ぴったしの8名でスタート。
日曜の午前は同講座の(2級)の初回でした。こちらは教室からの過去の3級合格者のうちから6名参加頂いた。
この講座は、国や県が主催する試験の受験を前提にしたものです。3級は年明けの試験を、2級は来年夏の試験を目標に進めています。受験へのモチベーションをエネルギーに手加工の基礎を改めて習得しています。
通常の教室とは異なり、加工クウォリティーと制限時間内での完成が求められるので大変ですが、その分達成感もあると思います。この講座と試験についてはいろいろと思うところがあるので、時間のある時にじっくりと書きたいと思ってます。私の方は今日から家具作りに戻ります。
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木工教室
週末は木工教室でした。金・土・日の午前開催。
土曜の午後は技能士の講座だった。三日間、よく頑張った。今週は躍動している人が多かった。
躍動している。
やはり躍動している。
躍動するしかない。
四方反り鉋での座面仕上げは躍動せず、慎重に進める。
先週と今週、完成品も多かった。
アルダー材で作った座卓、脚部のほぞ加工、天板の鉋掛けなど全て手加工です。
小さなスプーンも完成。
ドリルでラフに掘った後、仕上げは丸ノミで進めた。かわいい。
シューメーカーチェアも完成。教室作品の第一号。
定められたカリキュラムを終えた方は、その技術を用いてある程度自由に作品作りを楽しんで貰っています。 失敗を重ねながらも、多く経験する事を教室のコンセプトとしています。
興味のある方はどうぞご参加ください。↓ -
木工教室
週末は木工教室でした。
土曜と日曜開催。土曜日は参加者多く、日曜日は少な目でした。鉋かけます、本体加工も終盤。山頂が微かに見えてきた。
椅子座編中。
こちらは山頂がはっきりと見えるのですが、ここからが長い。
キャビネットの初期加工終了。
三合目と言ったところでしょうか?これからどんな景色が見えるのか楽しみ。
数ヶ月前から取り組んでいた、椅子完成。
長い道のりでしたが、一歩一歩進めば必ず頂上にたどり着く。
笠木の曲線加工を除いては、全てノミとノコを中心とした手加工。
椅子はその見た目とは裏腹に、家具作りの中でも高難度の作品です。
登頂お疲れさまでした。 下山はありません。それぞれの山に登ってみたい人は ↓
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「家具製作技能士」技能検定3級講座
家具工房treehouseの木工教室ではR5年10月から家具製作技能士講座を開催します。
「家具製作技能士」とは中央職業能力開発協会が主催する技能検定試験(家具手加工3級)に合格することで与えられる称号・国家資格です。
試験の内容は与えられた課題作品を時間内に加工・製作する実技試験と、家具製作技術・木工全般の知識を問われる学科試験に分かれます。本講座では実技・学科試験それぞれの合格を目指します。R3年度・4年度の試験で本教室から計12名の方が実技・学科試験に合格しています。
本講座の具体的内容・費用等については下記ページをご覧ください。↓ -
日々~木工教室
製作が続きます。
建具その他が完成し塗装を終えました。
ほぼ完成ですが、一部資材の到着が遅れていてこのまま待機。これら大型の家具を作っていても週末は木工教室なので一旦整理。
作業は一時お休みで、
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週末は木工教室でした。今週は土曜と日曜開催。土曜日はとても多かった。今週は鉋を使っている方が多かった。上手なひともそうでない方も、まずはやってみよー。
ノミやノコを使いこなし、鉋で仕上げると手加工だけでここまで出来る。
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教室が終わったので、今日からまた製作作業に戻る。
合間に打ち合わせなども多くて、忙しくさせてもらっています。
しかし、どんなに忙しくても主体性をもって働く事ができれば心の状態としてはかなり自由です。でも、少し休みたいなぁ~
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木工教室
週末は木工教室でした、金曜と土曜開催。
ノミ研ぎます。
研いだノミで、ほぞ穴をあける。
丸ノミで木のお皿も作る。
鉋掛けます。
面取り鉋掛けます。
ノコで切ります。
五枚組手の練習。
裁縫箱も終盤。
座網の椅子もほぼ完成。
生徒さんから手作りのゴーヤとパプリカを頂いた。
野菜も手作り、完成したばかりの木の器も手作り。 手作りには味があります。
〈募集〉家具製作技能士講座10月開催 ↓
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木工教室
週末は木工教室でした。
週二日体制でやっているので定員オーバーでの時間帯もありました。10月からは週三日に戻す予定、多分。器掘ります。
ほぞ加工します。
小さな器掘ります。
鉋掛けます。
毛引きで墨付けします。
シラガキと直角定規で墨付けします。
鉋調整します。
家具作りをベースとした木工は決して簡単ではありません。失敗しながら経験を積みながら、少しづつ技術習得していく事を教室のコンセプトとしています。
頭でっかちにならず、どんどん体を動かし木を削れば解る事が多くあります。家具製作技能士3級講座、令和5年10月開講 ↓
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木工教室
週末は木工教室でした。
組手加工中。
木の器を丸ノミで掘っている。
小さな木の器、三連。
器彫り、終盤。
没頭しています。
没頭したくて仕方ない方は ↓
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工房のみじかーい歴史
お盆なので、じっくりとブログ。 ながいじょ~
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今年、梅雨入り前の工房。
手作りの工房も一番古いところで築14年。庭も自分で作ったのですが勾配や水はけが悪く、地中に埋めた枕木の劣化などもあって、大規模工事を決意。
全て業者に任せました。
ビフォー
工事開始。 好きにやってくださいって頼んだら、好きにやってました。
大木はいつ抜いた? あっという間にここまで。
アフター。 さすがプロ。
木々は根こそぎ抜き取られ、奇麗なコンクリートの轍が出来ました。
土部分には新たに少しず緑を植えよう・・・ちなみにこの庭にも短い歴史があって、一番良い時の写真。7年位前 ↓
春にはピエールドロンサールが咲き誇り、通りがかりの人にバラが素敵ですねと声を掛けられる程だった。ターシャテューダもびっくり!
10数年に渡る庭の変化を書こうと思っていたのですが写真を掘り起こしていたら、いろいろと出てきたので工房の変遷と併せて私の黒歴史もご紹介。
平成21年くらい。基礎は業者に頼んで、建物はツーバイフォーで自ら建築。屋根の勾配を取り過ぎて屋根張りが大変だったのを覚えている。と言うか当時はありえないエネルギーだった。
この建物に自ら作った家具を展示販売しながら、オーダー品の受注を受けるというのが当時の事業戦略。
作り続ける日々。
これはこれでよかった。
展示品もそこそこに売れてオーダーもそこそこ受注がありましたが、鳴かず飛ばずで7年くらい。
50歳を区切りに教室業を始めようと以前から考えていて・・・決意の平成30年春
事務スペースと小さなショールーム兼、休憩室を増築。
これも一人で建てた。
旧ショールームの展示品をほぼ処分し作業台を作り、
同年秋から木工教室開催。最初は生徒さんもまばらだったが、
次第に集まりました。
増築の休憩室は生徒さん方の出会いの場にもなっている。作ってよかった。
以前はショールームだったが、今は木工教室。
オーダー家具の方は今年で14年目。まだまだ成長できると思うし、そうでありたい。受注からお納めまでかなりお待ちいただく事も多くなりましたが。お客さんとの出会いも喜びであります。
教室の方はこの秋で6年目。開始当初は指導方針も定まらず、今考えるとかなり適当な教え方をしていたと思います、反省。にも関わらず開講当初からの生徒さんも今だに来てくれていて嬉しい。教室業もいろんな方と出会える喜びがあります、ありがとうございます。当時はこんな犬もいました。
久しぶりに出て生きたのに、そんな言い方ないだろ~ 絵も雑。
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木工教室
週末は木工教室でした。今週も暑い中、多く来て頂いた。
器掘り。
木の器作りは入会直後にやってもらうことが多いのですが、器彫りを見ているとその方の物作りに対する姿勢の様なものが垣間見えます。一定のルールの中である程度自由に進める事が出来るのですが、とてもパワフルにガンガン掘る人もいれば、少しづつとても丁寧に掘り続ける方もいる。
座卓も脚部が出来ました。
接合部は「ほぞ」。ノミとノコ、そして墨付け道具を駆使して手加工だけで作ります。
その手加工だけで作った「花台」。
ここまで上手くいかない時もありましが、どんなに失敗してもケラケラと笑いながら達成。失敗を全て経験と感じている様でした。 見習うべき楽観。
テレビボード完成。
製作者ご本人で設計。
留め部は機械加工で切断。接着強度と意匠を高める為ウォールナットのカンザシを挿入しました。
カンザシ部の切り込みは、ノコとノミをを用いた手加工です。最近「凄い」の作る方が増えました。
写真で見ると「凄い」で終わってしまうのですが、写真には写っていない多くの失敗の上にこの作品があります。 いえ、失敗ではなく経験でした。経験を積み重ねたくて仕方ない方は ↓
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木工教室
週末は木工教室。
ノミ研ぎます。
椅子の座、編みます。
椅子、完成しました。素晴らしい。
奥様の為に作った化粧品箱。
無印の籠との相性がよいです。
というか、そうなる様にデザインされました。シンプルで使いやすそう。素敵です。
家具工房treehousenの木工教室では初心者の方から上級者の方までいろんな形で木工に取り組んでもらっています。
年々入会者も増えて、最近は定員オーバーの日も増えてきました。いつか私一人では対応できなくなる日がきそうです。と言うか既にかなり前から対応できなくなっています。
しかし、私が事細かに対応しなくても自分で考え実践し失敗し、トライ&エラーを繰り返しながら前進する方も増えてきました。教室のコンセプトが浸透してきている感じがして嬉しいです。鉋も使える方が少しづつ増えてきているのが嬉しい。
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物作りと時間
キャスターのついた移動式のワゴンを製作しました。
なかなか大変でした・・・
と言うのはウソで、作ったのは木工教室の生徒さん(女性)。
ご本人曰く「作るのに7カ月くらいかかってしまった~」と言うのですが、一回3時間の教室×月3~4回くらい出席×7か月なので、時間換算すると50時間~80時間くらいです。多く見積もって80時間としても、一日8時間作業で10日くらいです。
とぎれとぎれの時間で、技術習得の練習などもありながら、10日程で作るとはかなり早いと思います。
物作りにおいて、それに掛かった時間はとても大切で、作品クウォリティーの向上を求め過ぎ、時間が掛かり過ぎる物作りを私は否定します。雑でよいと言っているのではありません。
作品のクウォリティーの維持は大前提としてあるのですが、それと同じくらい時間を意識する事が大切であると思います。時間=経験値です。
まずは手足を動かし経験値を積む事を勧めます。多く失敗する事が大切です。
理屈で考える前に、肌で感じ自らの目と耳と手足、そして道具を駆使して作る事で解る事が多くあります。
うまくいかなかった事が大切で、次回の作品作りにそれを生かす事で技術的に成長します。まじめな事を書くので、リサラーソンの猫もびっくり。