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家具工房に捧ぐ
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本棚
本棚を製作、お納めしました。
幅2.6M×高さ2.4M、ブラックチェリーで作りました。
本棚は一見簡単な構造なのでDIYなどで作る事が多い家具かもしれません。しかし、永きに渡り多くの書物を支え続ける頑丈な構造で作るためには、その設計も慎重なものになります。
高荷重にも耐えられるスガツネ社の棚柱に厚さ30mmの棚板をセット。本体は耐震固定の措置が施されています。お客様に一緒に写ってもらいました。
まだお若いのに、家具の選び方を心得ていらっしゃいます。
末永くお使い頂けますように。 -
木工教室 10/23・24
週末は木工教室でした。
写真を沢山撮りました、まずは作業風景から。
スプーンを作っています。スポンジサンダーという機械を使います。安全な機械なので、安心して使ってもらえます。
この作業風景を引きで撮ると、こんな感じです。
安全過ぎてスタッフも寝ています。というかいつも寝ています。
器作り。
かなり規則的に、うまく掘られています。 これから無の境地に入られます。
ノミを研ぎます。
自宅でかなり練習されているとの事。練習すればする程、その難しさがわかってくるのが研ぎです。私もですが「研ぎ一生」です。
よく研いだカンナで板削り。
テーブルの裏面になりますが、練習もかねてしっかりとカンナを掛けました。
こちらも、よく研いだノミでほぞ穴を掘る。
手加工、組手による引き出しの製作。
組手の精度も去ることながら、カンナ仕上げもよくできている。
完成品の紹介。
体験コースにご夫婦で来られました。
バターナイフとお箸。ただのお箸ではなくて夫婦(メオト)箸。バターナイフは夫婦バターナイフという事になります。
器が完成しました。
ノミ一本で掘り続けました。女性で延べ15時間くらいかかったと思います。
完成しました。クロスファイアーなセンターテーブル。
当初設計図を見た時、軽い衝撃を受けたのですが
成せばなります。木工教室ならでは、素晴らしい作品です。
小椅子もできています。
ペーパーコードの座編みを経て、
完成。お孫さん用の小椅子で小さめです。転倒に配慮して後ろ足を後方斜めに加工しています。
組手を用いたテレビボードが完成。
教室に週一回、3時間少しの作業でこの様な作品を作る方がいます。
春頃から取り掛かられていたのですが、コロナで教室休業もありなかなか時間も掛かりました。実用家具として活躍する事でしょう。
余談ですが、上の作品の多くは60歳以上の方が作られたものです。教室では、生徒さんの性別や年齢は特に問わず入会を受け入れてきました。
当初あまり御高齢になると、木工は難しいのではないかとの思いもあったのですが、実際のところ殆ど関係ないような思います。写真は未経験からの出発、70代男性の作品。 ノミとノコ、カンナを使って作りました。
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日々
大型の本棚が出来た。塗装前、仮り組。
ジョイント部に使った金具。
本棚はバラシて塗装。
ブラックチェリーが美しい。
週末は木工教室なので掃除から掃除。
掃除中は工房に居場所がないので
車で寝ていた。
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接客
製作が続きます。
連日天気も良くて遊びに行きたいっ、気持ちを抑えて製作が続きます。
天気が良いせいか来客も多く、昨日は接着作業の途中にお客さんが来て大変な状況になりそうなところだったが、
私が手を離せない間、スタッフがお客さんのお相手をするという普通の会社などでは普通に行われる事が、普通にできていました。
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木工教室10/9・10
週末は木工教室でした。
器やスプーン、お箸など木工芸作品の作業風景から。
器作り。最初から最後までノミ一本で掘り続けます。完成時には皆さん、顔が仏様の様に見えます。本当です。
スプーンは曲線が多く、機械による作業。
機械はスポンジサンダーと言います。研磨面のあたりが柔らかく、曲線を安全に加工できます。
ご夫婦でそれぞれ作りました。バターナイフはブラックチェリー。菜箸はウォールナットで作りました。
体験コースにグループで参加。
お箸とバターナイフをそれぞれ作りました。 素晴らしい。
ここからは家具作りを行っています。
手道具による仕口の加工。なかなか難しいのですが、少しづつ成長します。
上級者たちは、
キャビネット製作中。引き出しも五枚組で製作。
テレビボード。
建具もできました。
椅子。
「転び」といって、角度のついた加工を行っています。
treehouseの木工教室ではノミ、ノコ、カンナと言った手道具を使い家具や木工品を作っています。定められたカリキュラムをこなしながら少しづつ技術力を高めていきます。初心者の方にとって木工は決して簡単な作業ではありませんが、失敗しながら少しずつ技術習得していく事を教室のコンセプトとしています。興味のある方は体験されてみてください。↓