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家具工房に捧ぐ

  • 木工教室

    週末は木工教室でした。
    教室の内容は大まかに二つあって、ひとつは木工芸的な器作りとか、

    更に器作りとか、

    と思ったら、スプーンを作ったりとか

    お箸も作ったりしています。 

    バターナイフも。  これら木工芸的作品は、絶対にこう作らなければいけない、という明確な加工線があるものではなくて、考えながら観察しながら作る事を楽しみながらやって貰っています。

    こちらも大判のトレイ、丸のみ一本で掘りました。

    これら木工芸作品とは考え方が全く異なるもう一つの木工が、家具作りを前提とした家具木工なのですが、

    こちらは直角定規にやシラガキという墨付け道具を用いて、これでもかと言うくらいシビアな加工線を記し、それに沿ってノコやノミを使って加工を進めていきます。

    基本的な加工技術を積み重ねていくと、このように立体的な作品も作る事ができる。製作途中のキャビネット、生徒さんの作品。

    弊工房の木工教室では、ノミ・ノコ・カンナと言った手道具を用いて木工芸作品や木工家具を作っています。みなさん上手に作っている様に見えますが、特に家具作りは簡単ではありませんので、実際失敗される事が多いのも現実です。失敗を重ねる事で経験値を増やし実力をつけていける様な指導をさせて貰っています。

    失敗なんて気にしない、また失敗したくて仕方がない方の御参加をお待ちしています。

    俺は何もしないから、失敗はしない・・・

  • ツリーハウスの撤去

    楠から小枝がポロポロと落ちてくるので、見上げてみたら、昨年に続きカラスが巣を作っていた。

    撤去したいのですが、年寄りには危ないので、たまたま工房に遊びに来ていた息子にやってもらった。

    ドスンと落としたのがこれ。発見が早かったのでまだ未完成。サイズは去年の半分ぐらいでした。

    俺は地球がベッド。

  • 子供椅子

    弊工房仕様の子供椅子。

    最近は大型の家具を作る事が多く、なかなか子供椅子を作る機会もないのですが5年ほど前にお作りさせて頂いたお客様から、再度ご兄弟用にとのご依頼を受けました。 新規に製作する時間もないので、在庫の品で了解を得て、座面のペーパーコードをほどき、再研磨オイル塗装後、新たに座編みを施しお客様宅へお送りさせて頂きました。

    写真を頂きました。

    右が5年ほど前に作った椅子。左側が今回お送りしたものです。笠木にはそれぞれの名前を入れています。 

  • 日々

    製作が続きます。

    ホワイトオークの食器棚を作っています。

    ここ数日は冷え込んで、日中はストーブをつけたまま作業。

    スタッフ・トラもストーブから離れません。

  • 工房訪問

    先日行った、木工教室の作品展示会の作品の一部。

    実はこのテーブル上の作品群はうちの木工教室で作ったものではなくて、うちの木工教室に通われているアマチュア木工家のKさんから提供頂いたものです。
    教室内で製作されたもの以外の作品を、他の生徒さん方にも見て頂き、今後のモチベーションアップに繋がればと思い、作品提供をお願いしました。

    そのKさん宅へ作品をお返しに上がった際、工房の写真を撮らさせてもらいました。

    Kさんは木工歴20年超。特に誰かに習ったという事はなくて、今では廃刊になった「手作り木工辞典」などの書籍から情報を得て、少しづつ技術習得をされたとの事です。

    道具もご自身で自作されています。上の写真はルーターテーブル。

    こちらはスライドレールを用いた横切り盤。

    今は、ちゃぶ台を作られています。
    これだけの設備と技術を持っていながら、何故Kさんはうちの木工教室に通われているかと言いますと、機械設備を多用するスタイルから、ノミ、ノコ、カンナといった手道具を主体とした作業へシフトチェンジしてみたいとのお考えからでした。実際のところあまりお教えする事ができていなくて、またサンディング技術などは私の方が教わったりしていて、いろんな意味でお世話になっています。

    一応、うちの工房の写真も、

    スタッフが働いています。プロの職場特有の張り詰めた緊張感が感じられます。