ブログ
家具工房に捧ぐ
日記
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大川へ
材木の仕入れで大川へ

陸路100km。わざわざ大川まで引き取りに行かないといけないのかと言うと、そうです。
家具製作用の広葉樹木材は、九州では大川でしか購入できません。正確には良質で適正価格の材木は大川へ行かないと手に入らない。送ってもらう事も出来るのですが休養も兼ねて出向き、材木屋さんから材木事情の近況なども仕入れるので、やはり行く意味が凄くある訳です。

今回は帰省中の息子も同行、手伝ってもらって楽だった。
お昼はかつ丼で行列が出来ると言う大野城の狐狸庵へ。

息子はかつ丼+うどんを食べていた。信じられない。
私は親子丼のご飯の量少な目を注文。それでも多い。
平日で若い肉体労働系のお兄ちゃんたちが多く、皆さんモリモリと食べていました。 -
日々
製作が続きます。

テーブル天板の鉋掛け。 匠の技です、自分で言います。
ホームレス猫も元気です。

着々と春も近づいている。

植木の土もあたたまって、ミモザの開花も早まりそう。
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日々
製作が続きます。


小根付の組手ほぞで作っています。

このところ作業は午後からで、午前中は「か」ではじまる事務作業に没頭している。
八割方出来たので最終確認を経て来週中に「ぜ」ではじまるお役所へ提出。
ほんま自営業は大変でっせ~ -
木工教室
工房に住み着いているホームレス猫は、

おねげぇです、少しだけ食べ物を分けて下さい、みたいな顔をしているけど
実態は一日三食吐くほど食べていて、
どうだーこのタプタプのお腹~、って見せてくれた。
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週末は木工教室でした、今週も多く来て頂いた。

鉋掛けます。

その鉋の刃、研ぎます。

毛引きで墨付け。

次作の段取り。

器掘ります。

カットします。

引き出し加工中。

ガラス引き戸の棚完成。
建具は主に、引き出し、開き扉、引き戸とありますが、高難度のガラス引き戸完成。 ウォールナットの取っ手も素敵です。チェリーの眼鏡ケースも完成。

小さな作品ですが、世界に一つ感があって素敵です。

同じくチェリーのリビングキャビネットも完成。

女性の作品。作ったのが男とか女とか言ってはいけないのでしょうか?時代的に。
しかし、これ作るの大変でっせ~

小さい方は二年ほど前に作った同じくチェリーのキャビネット、メンテナンスを兼ねて再会。
だいぶ色濃くなり味を出してました。やはりチェリーは素材としての格が違います。
教室の方達も年々レベルアップしてきて、開講当初では考えられないような作品を作る方も増えてきました。主催者としては嬉しい限りです。 -
御仏壇
お仏壇を製作、お納めしました。

暖炉などを覆うマントルピースをモチーフにした御仏壇。素材はホワイトオーク、デザインはお客様からのご提案。
後に写真を拝見しましが、天板上に御遺影や香炉、お花などを置かれ下の棚にも仏具や記念のものなどを置かれていた。
心こもったお祈りのできるお仏壇を作るお手伝いができました。御仏壇とは関係が無いのですが、お客様のお家があまりに素敵なので写真を撮らさせて頂いた。

窓の上の小さな孔に誰かいる。

こちらは別の孔から「オッサン誰やねん」って見てる。
他にもご家族が多くて、

一番仲良くしてもらった。
私が帰ろうとすると、まだ遊ぼ~ってせがんでくれた。「粗茶です」ってお茶を出してくれたのはかわいい彼女。

普通に日本語喋るそうです。

ジブリの世界で記念撮影してもらいました。 自分で笑える


お家が素敵すぎて話がかなりそれましたが、この素敵なお家にあったお仏壇を作る事が出来ました。
オーダー家具屋冥利に尽きます。ありがとうございました。 お納め先 福岡県
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瀟洒
次作に着手しました。 晴れているけど寒い。

ダイニングテーブルの木取り。
木取りとは、荒材から部材になる木材を選別カットする作業。
家具作りの中でも最も経験を要する作業だと思います。
木材の反りやひねりを考慮しながらは初級です。
「木目を読む」と言うとかっこいいのですが、それ以前に、節や欠点を外しテーブルとして完成した時にシンプルになり過ぎずそれでいて前に出すぎない感じ、の木目を選びたい。瀟洒でありたい。
瀟洒(しょうしゃ)=すっきりと洒落て垢抜けている様子。 これがなかなか難しいんです。
漢字は書けません。
木材は自然のものなので、いろいろあります

厳選のブラックチェリーたちが揃いました。

まずは軽く鉋をかけてしばらく放置。
瀟洒に作るぞ~ -
木工教室
週末は木工教室。

ペーパーコードスツール完成

脚角度の転んだ踏み台も完成。

最近は長くやっている方達が箱ものを作っている事が多い。

家具作りは「箱に始まり箱に終わる」とも言います。

四角い箱を四角く作る事がなかなか難しいんです。


こんな作品も完成。 一見これはどうなんだろう、的にみえなくなくもないのですが、決してどうなんだろう的なものではありません。立派な作品です。ただ私がどうなんだろうと少しだけ思っているだけで、決してどうなんだろう的な作品ではないんです。と、よくわからない解説になりましたが、こんなどうなんだろう的な作品も箱作りの基礎を習得できているから作れる訳で、決してどうなんだろう的な作品ではない事をここで強調しておきます。
いつかこんなどうなんだろう的な作品を作ってみたい方は↓
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日々
先週は水曜だったか木曜だったか雪。

四季がある世界で生きられる事が幸せ。
雪はすぐに溶け、日常へ戻りました。居候も元気です、まるまるしている。

ジジイ、飯~

水はここで飲むから大丈夫。

みたな~

メダカさん達元気です
食べられてはいませんでした。 -
日々
月曜の朝、ストーブを少し動かした時にピキってしまい腰痛発症。
昨日と一昨日は自宅で事務仕事をしていました。溜まっていた事務と今後の活動方針などじっくり整理できた。まさの怪我の功名で、こういった事は開業当初からよくあって、たまの腰痛もいいもんです。
というか、もうあまり連続ハードワークが出来ない年齢になってきてます。と言いつつ、製作が続きます。

工房寒すぎる。
北部九州雪は降りますが、今のところ寒波の影響はそれほどでもありません。

メダカさん達も元気です。
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ピーク
先々週ですが、年明けから計画していた鳥取の大山登山へ。
北九州から日本海側の国道9号線を北西へ車で6時間。
途中、萩の道の駅で食べたミニ海鮮丼。ミニでも多い。
夜は米子の居酒屋で吞んだ。


翌朝、大山の登山口Pへ。

大神山神社の方から登りました。

標識は埋まっていました。

大山北壁、もやっていてイマイチ見えない。

先行者の足跡をたどっていたら、途中からラッセル状態に。
地図で確認したら、登山道から大きく外れていました。
超上級者の人が、ダイレクトに山頂を目指していたようです。この後2時間くらいかけて一般登山道へ戻り山頂を目指しました。

途中の避難小屋、何人かいた。

更に登るも、雲行きが怪しくなってきて、
だんだん本格的に吹雪き、八甲田山状態に。

えーんもう帰りたいよ~的な状況になってしまい、

少し様子を見たけど風おさまらず、ピークを踏まずここで撤退。

少し降りると天気も落ち着いてきました。 行けなくもなかったかもしれないけど、安全第一で。
途中の迷走もあって、結果的には7時間くらい歩いてしまいました。下山後、疲れた体で更に3時間くらい走って、夜は広島へ。


平日なのに、人気店は人でごった返し入れず。
腹が減り過ぎて、もう何でもよくなって入ったお店で食べた二品&当然ビール。
滅茶苦茶美味しかった~この登山、ここにピークがありました。
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木工教室
週末は木工教室でした、写真たっぷり。

組手の箱作り。墨付け、縦切り、横切り、ノミでの加工など基本的要素が多い。

板接ぎ。 目違いさせずに接合させたい。

トリマー加工。機械加工ですが、手加工並みの慎重さが求められます。

体験に来られた方のお箸作り。

鉋掛けます。

框組の扉、ほぞ・ほぞ穴は全て手加工。

↑ 何が出来るんだろう?

組手の箱奇麗に出来ました。 ノミとノコとカンナを使って全て手加工で作りました。

キャビネット、鉋仕上げ中。

素敵な何か製作中。

小椅子は座編み中盤。
皆さん淡々と作っている様に見えますが、実は沢山失敗しています。
失敗を多く経験している人程、以後上手に作ります。
木工や家具作りは動画やテキストで即座に理解できる程簡単ではありません。実際に作ってみると、思っていた様に作れなかったりします。
でも出来なかった事を糧に考え、手を動かし繰り返しやってみると、少しづつ出来る様になるものです。ひとつひとつの理屈や技術は難しい事ではありません。木工は誰にでも出来ます。木工教室に興味のある方は ↓
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フラップ扉の本棚
本棚を製作、お納めしました。

本棚っぽくないのですが本棚です。

上段は開き扉、一番下は引き出し。
そして、中段は扉前面に本を立てかけられるフラップ扉。

こうやって本をたてかける。
扉を開けるときは



こうやって → こうやって → こうなる。
一見簡単そうですが、諸々の角度調整や使いやすい摺動機構を考慮して作るのは涙が出る程大変でした。お客様宅へお納めに参りました。

上段の開き扉部は祖父母さん用の書棚。中段のフラップ扉は本が好きなお孫さんが使われるとの事です。

大きな家具ではありませんが、オーダーメイドでしか出来ない仕事が出来て嬉しい。
お客様にも大変喜んで頂きました。 お納め先 福岡県



