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家具工房に捧ぐ

衝撃シリーズ

  • 軽い衝撃

     木工教室でノミなどの刃物の研ぎを生徒さんにやってもらう事がある。本来は全てに優先してやってもらいたい刃物の研ぎなのですが、教室が開催されている時間の範囲内ではなかなか研ぎばかりやる訳にいかず、タイミングを見計らってできる時にやったもらっています。

     生まれて初めて木工刃物の研ぎをするという方が殆どなので、研ぎの理屈とポイント、そして私の研ぎを見てもらって、直ぐに生徒さんにもやってもらっている。もちろん最初からできない事が前提なのですが、驚いたことに最初からできる方もいる。というかかなりの方ができる。刃物の研ぎにおいて「できる」という明確な基準の説明は難しいのですが、刃返りと言って刃先にジョリジョリっとした鉄粉が発生した時がひとつの目安となります。生まれて初めてノミを研ぎながら刃返りを出すという事は、私にしてみるとかなり衝撃的な事です。
    思い起こせば職業訓練校時代、入校当初は本当に朝から晩までノミなど刃物の研ぎをやらされていて、あまり長時間やっているものだから逆によくわからなくなって。というか、理屈をよく理解しないままやみくもに研いでいた印象があって、今考えてみると本当に時間の無駄と言い切っても過言ではない当時の指導方針に書いていてだんだん腹が立つ程です。まぁ研ぎ以外にもかなり多様な技術を教えてくれるところなので、それなりに感謝ではあるのですが、今どう考えてもあんな教え方では、どうやっても研げませんよと声を大にして言いたい。
    当時の職業訓練校に対しての愚痴は置いといて、当木工教室内での研ぎなのですが、理屈、実演、刃物の持ち方、どこにどう力を加え、どこに力を与えてはいけないか、最初から決して早く研がない、などのポイントをじっくりと理解してもらいながらある程度自由にやってもらうと大体の方は初回から刃返りを出せるのです。ただ研ぎは奥が深くて、そもそも刃物を研ぐ砥石に平面が出来ているとか、状況によっては刃裏も研がなくては行けなくて、全てを理解し自分の物にするのにはそれなりに時間が掛かります。しかし、その全ては理屈の把握とそれを踏まえた上での練習でしかありません。

  • 山へ

    土曜の夜に新幹線で京都まで。京都から夜行バスで岐阜、新穂高の登山口に日曜の朝5時ごろついて、そのまま登りました。 一日目は双六小屋横でキャンプ。

    二日目の午前、眼下は三俣山荘で向こうに見えるのが鷲羽岳。
    鷲羽岳を登る予定だったけど、山頂付近に厚い雲がかかっていたのでルート変更。

    黒部源流へ向かいました。

    ピークを目指すのも面白いけど、沢も楽しい。

    この後雲ノ平を歩いて

    薬師沢の小屋へ、ここで一泊。

    2泊三日、よく歩きました。
    全体に薄曇りで、大きな景色を堪能する事はできなかったのですが、代わりに沢や北アルプスの高山植物を沢山眺める事が出来ました。

    歩きながら、いろいろと考える事が出来た。また来よう。

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    いくつかの衝撃
    〈衝撃その1〉
    夜行バスで寝れず初日は体調不良。予定していた三俣まで歩けず行程を変更。ひとつ手前の双六小屋のキャンプ地に泊まることに。小屋で幕営の申込書を書いて受付の若い女に渡したら「予約はしていないんですか?」と問われ「ハイ」と答えたら「今年はコロナで、テントも含め完全予約制ですよ。本来ならば受付けられないけど特別ということで許可します」とかなり厳しく咎められました。若い女に激しく責められてかなり気持ちよくなって・・・ではなくて、気持ち悪くなってしまいました。三俣のキャンプ地は予約は要らないって事になっていたのになぁ・・

    〈衝撃その2〉
    二泊目の薬師沢の小屋に早めについて、受付近くのデッキでくつろいでいたら、沢登りのグループが来て宿泊の申し込みをはじめた。前述の通り予約をしていなかったことに小屋番が怒りグループを叱りつけていた。時間も早かったし2時間歩けば大きな山小屋もある。小屋番のあまりの激しさに本当に断るかなと見ていたら結局受け入れるのです。双六もそうだったけど山小屋と言えやはり商売。しかし、行き場の無い山の中での力関係は圧倒的に山小屋側が強いです。
    というか、こんな山奥にまでコロナの影響が及んでいる訳です。

    〈衝撃その3〉
    登山の終点は富山側の折立というところだったのですが、早めについてバスを待っていると男性が棒を持って何かを追い払っている。雑木林の方に去っていくその姿は小熊でした。近くにキャンプ場があってそこから出るゴミを目当てに山から下りてくるらしい。しかし、こんなところに普通にいる事に驚き。そういえば北アルプスでは登山者のそのほとんどが熊鈴をつけている。熊のいない九州では鈴をつける習慣はないのですが、山で対面したらビビるだろうなぁ。

    雷鳥。

    花々。

    出発前

    オレも連れて行けよ~。



  • 最近の衝撃

    前後の経緯を説明すると長くなるのですが、原因は数日前に買ったユニクロのズボンの後ろポケットが浅かった事。財布との相性が悪い事には既に気づいていたのですが、いつもの習慣でズボンの後ろポケットに財布を入れた状態で車から降りる時、財布が落ちた様です。
    財布の中身は現金、免許証、保険証、クレジットカード一枚、銀行キャッシュカードが二枚、あとはコストコのカードと東横インのカードと使わない蔦屋のカードと好日山荘のカードと戸畑共立病院の診察券と、はすわ歯科の診察カードです。はすわ歯科は来週火曜の12時15分に予約をしているのに。
    財布紛失後、直ぐにクレジッカード会社へ連絡。カードの利用停止措置をとった後、警察へ。警察で財布を紛失した事を告げると、若い警察官が淡々と事務処理をしてくれた。余談ですが、警察本署一階のオープンな事務スペースには10名程度の警察官がいて、退屈そうに事務を執っていました。個人事業者の感覚からすると、これだけの男がいれば、あらゆる意味でどれ程の生産力があるのかと考えてしまう。
    若い警官がパソコンに向かい処理をしていると、一言「出てきましたよ」と声をかけてくれた。落とした場所に近い交番所に誰かが届けてくれていた様です。
    私がその交番所へ行く旨をつげると、あなたは今、免許証不携帯なので車での移動はできない。交番の方から財布を持ってこさせるので少し待っていなさいとの事。15分くらいで交番の警官が財布を持ってきてくれ中身を確認。拾った方の連絡先と、くれぐれもお礼などは要らないと言付かっておられた。
    警察署を出て直ぐ千鳥屋へ向かい、菓子折りを持参してお礼に伺いました。財布を拾い、交番へ持ち込み警察事務に対応してもらった事、更に財布が見つからなかった場合の自らの損失を考えると、菓子折りだけでは気が引ける。
    拾った方はご年配の女性で、笑顔で「よかったですね」と他人事の様にケラケラと笑っておられました。 ありがとうございました。

  • 衝撃の連続

    お盆の15日の夕食に食べた仕出しのオードブルに入っていたホタテのカルパッチョだと思います。就寝前に少しムカムカしていて、午前1時ごろ腹痛で目が覚めトイレへ。あまりの激痛と吐き気に貝にあたってしまったことを確信しながら、トイレでもがいていたら痛みのあまり失神、倒れていました。多分数分で気を取り戻したと思うのですが時間経過もわからず、その後も少しむかつきはあったのですが、排出と同時に快方に向かいそのまま床へ。床の中で明日の予定は無理かななどと考えていたのですが、朝起きると普通に元気で朝食をとる事ができました。この日は知人のSさんからのお誘いで人生初の沢登りだった。沢登りは以前からやってみたかったのですが、登山行為の中でも危険度が高く一人では無理なので今回のお誘いは本当にうれしかった。それにしても貝にあたって気絶した翌日に人生初の沢登りをするのは、もしかしたら人類史上初なのではないだろうかと昨日からこれからに続く自らの衝撃的経験値の豊富さに満足しながら早朝Sさんのお迎えを待ちました。工房から車で移動後、午前9時過ぎに大分県犬ヶ岳の恐淵谷の登山口と言うか沢の入り口に到着。
    沢靴やハーネスなど装備一式はSさんにお借りしました。準備運動もそこそこに沢に入ったのですが、まず衝撃は沢靴。青い苔の上や登山靴では即座に転倒しそうなつるつるの岩の上でも強力なグリップ力があってガシガシと進むことができました。しかしそれ以上に衝撃だったのが前日の雨台風による増水。正直私はよくわかっていなかったのですが、Sさん曰く「少し危ないかもしれない・・・」と言う程増えているらしかったです。
    途中から足がつかないところもあって水泳。安全は担保しての事ですが滝つぼに落ちて流されたり、ザイルで確保してもらって登ったり下りたりしてとても面白かったです。結果的にはSさんの判断で予定の1/3程のところで登山道へエスケープ。そののち昼食。その後まだ時間もあったので靴を履き替えて普通に犬ヶ岳を登山。午後4時ごろ下山して温泉に入って帰りました。 いや~しかしやっぱり人生初の沢登り前日に生の貝類は控えた方がいいですね。あの仕出し屋、今度訴えてやろう。
    濡れるので写真は撮れませんでした。  

    追記 後日Sさんから写真が送られてきました。