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家具工房に捧ぐ
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新年
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
自ら建てた工房も今年で15年になります。いろいろと痛んできたけど、それも味になってきた。

人間的にもこれからは味を出していきたいけど、まだ出てないかな。臭いは出てる気がするけど・・・
家具工房treehouseは今年で開業14年目。オーダー家具の製作と木工教室の二本立てでやっている珍しい木工家具屋です。
オーダー家具の方は、お客さんにより喜んでももらえる様に。
木工教室の方は、生徒さん方により楽しんで貰えるように尽力して参りたいと考えております。 -
年の瀬
年の瀬、三日だけですが長野の上松技専からインターンでM君来訪。

不慣れな工房で、不慣れな作業に従事してもらいました。

集中力高く作業を続けていた。

こまめにメモを取る姿が私の若い頃にそっくりだった。というのはウソでこんなに若い頃は木工の「も」の字も知りませんでした。前途有望です。弊工房に興味をもってもらい春からもしかしたら新スタッフになるかも。
今年最後の木工教室も通常開催。

年の瀬の割には、多く来て貰いました。

生徒さん同士の交友も広がり、主催者としては嬉しい限りです。

製作途中のサイドテーブル

三段整理箱完成。

オーディオラックも年の瀬ギリギリで完成。着色塗装を施しました。

今年も一年、小さな工房から多くの作品と出会いを生む事が出来ました。
来年もそうありたい。それでは皆様、よいお年をお迎えください。
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師走の活動
このところブログを書く暇がない程忙しい訳でもないのですが、プライベート活動の他、仕事もそれなりに忙しくてバタバタとしてました。いつもですが。
12月を振り返ってみよ~まず、衝撃だったのが・・・

12/2の朝に軽トラの窓をみたら、何故かシールが11月? いっ、いかんがなぁ~
実は検切れは体験は2度目。すぐに区役所へ行って仮ナンを取得後、

ユーザー車検へ行きました。 無事合格、まったく問題ありません。
その車検を通したばかりの軽トラに釣り具一式を積んで

先月に続き、また対馬へ釣りに行こうとしていたのが12月初旬。
しかし現地は天気大荒れとの報告を受け中止。
12月前半は極めて非生産的な活動に奔走していました。__________________________________
中旬は真面目に仕事。ブラックチェリーのフルオーダー作業台をお納めしました。

下の箱もチェリー材。Iさんいつもありがとうございます。
木工教室の方も絶賛開催。

Aさんの椅子完成。 ホゾ加工などほぼ全て手加工で作りました。
Sさんの椅子もフレーム完成。

こちらはブラックチェリーで、オリジナルデザインを交え完成が楽しみです。
工房居候は

とうとう捕まえました。

やめろー、さわるなーと言っている。
こうやって振り返ってみると本格的に暇で適当な家具工房に見えなくもないのですが、その実は極めて忙しく真剣です。ブログに写真でアップしているのはほんの少しの話で、日中はお客さんと打ち合わせたり、設計をしたり製作作業にいそしんでいたりしています。とあえて書いているところが怪しいのですが、本当に真剣なんです、そして忙しい。信じてください。

だから、車検きらすんにゃ~といっている。
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名前のわからない電動工具
家具天板などの板接ぎに用いる電動工具。

その名は「ビスケットジョイントカッター」。
しかし、「ビスケットジョインター」と言う人もいます。また「ビスケットジョイナー」と呼ぶ事もある。ジョイナーと言えば、陸上のフローレンスジョイナーを思い出す。
念の為、マキタのHPで調べたら「ジョイントカッタ」でした。
普通「カッター」だろう。何故カッタ?
そんな正式な名称のよくわからない道具ですが、弊工房と教室で大変よく働いてもらっています。

工房ではマキタとこのデウォルトの2機があるのですが、位置決め装置などの使いやすさは圧倒的にデウォルトの方が良い。集塵袋は教室生徒さんの手作りです、ありがとうございます。

ちなみにこの機械はドイツのラメロ社製の物が名機として有名で、その摺動機構を模倣した物がデウォルト社製と言われています。購入から既に10年を超えていますが、いまだによく働く。教室でも多用するので壊れる前に2機目を買いたいと思っていたのですが既に廃番。中古をネットオークションで探していたところ、良品が出ていたので落札。
2号君到着。

アマチュアの方が使っていたのか、かなり奇麗。しかも替え刃も付いていた。
その替え刃を1号君に取り換え。
三機体制になりました。 デウォルトの2機は教室様に、マキタは工房様にしよう。

「ビスケットジョイントカッター?」たち。
ちなみに木工教室の生徒さん達からは「アレ」とか「黄色いの」などと呼ばれています。 -
木工教室
週末は木工教室でした。






通常の木工教室の様子。基礎的な練習をしたり、難易度の高い物を作ったりいろいろです。
出来るだけ手道具で作る事を教室のコンセプトとしています。土曜と日曜の午前は上級者、若しくは鉋をこよなく愛し止まない方向けの「鉋講座」を開催。全5回のの5回目。



ある程度経験のある方を中心に受講してもらいましたが、堅く逆目の出やすいホワイトアッシュやレッドオークなどの硬材を削ってもらいました。逆目を出さずに削れる方も出てきた。原理原則に忠実に、しかしあまり教科書的になり過ぎない様、私自身の言葉で伝えられる事は伝えられたと思います。木工の中でも特に難しのが鉋ですが、教える側と教わる側のやりとりや謙虚さが根底にあれば、多くの時間を使わずとも伝わるべき事は伝わります。


鉋が使える様になったら、その技術を作品作りにどんどん生かしてほしい。



