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家具工房に捧ぐ
家具製作技能士
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木工教室
週末は木工教室でした、金曜と土曜開催。
ノミ研ぎます。
研いだノミで、ほぞ穴をあける。
丸ノミで木のお皿も作る。
鉋掛けます。
面取り鉋掛けます。
ノコで切ります。
五枚組手の練習。
裁縫箱も終盤。
座網の椅子もほぼ完成。
生徒さんから手作りのゴーヤとパプリカを頂いた。
野菜も手作り、完成したばかりの木の器も手作り。 手作りには味があります。
〈募集〉家具製作技能士講座10月開催 ↓
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アマチュアとプロ
木工教室の中でそれとは別に行っていた家具製作技能士講座(全16回)の最終回が日曜だった。今回の講座は参加者8名、40代~50代、全員男子という濃いメンバーだった。当初はどうなる事かと思っていたが、皆さんとても真剣かつ真摯に取り組んで頂き、結果的にはとてもやりがいのある講座となった。
最終回は若干時間調整的なとこもあったけど、学科試験の解説を1時間行った後「家具と木工、趣味として仕事として」というテーマで更に1時間程話させてもらった。本講座参加者の半分以上は家具製作や木工を本格的な趣味若しくは「業」して考えていたのがこの話をする動機だった。
40代、50代で家具作り木工を「業」として考えている方は多くて、決してそれを肯定も否定もしないのですが、先日話した内容をもう一度書きます。舌足らずなところもあったので。私がこの仕事を始めるきっかけとなった信州のアマチュア木工家・田渕義雄さんなど他2例を挙げて、時間や報酬に捉われず真摯に木工に取り組み、クリエーターとしてはプロを凌駕する作品作りに没頭するアマチュア木工家の姿勢を紹介。
次に私の事業としての家具製作に取り組む考え方などを説明すると同時に、時間や報酬に対する考え方などを説明。小規模な個人事業であってもそれは会社の縮図のような状態であって、またそうでなければならないという話をした。
一般的にプロとアマチュアの違いは作品のクウォリティーだと思われがちであるが、そうではない。最大の違いは時間と報酬に対する考え方である。先にも書いたようにアマチュアの中にはプロの作品を大きく凌駕する作家もいて、何故それが出来るかと言えば時間や報酬に捉われない妥協なき作品作りに打ち込めるからである。一方事業としての物作りは、時間と報酬に対する作業に妥協が許されない。
アマチュア作家の様なこだわりを持ちすぎる事が危険になる。危険になるかどうかは本人次第でこだわりたければこだわればよいかもしれないが、結果的には事業としては継続できなくなり、とても上質だけど価格転嫁できない売れない作品を作ってしまう。と言う事はもはや前述の報酬や時間に捉われないアマチュア木工家になっていく訳である。
とまぁ、自分でも書いていてよく解らなくなる様な内容の事をパワーポイントとプロジェクターなどを使って真剣に話してしまいました。 こちらの熱意も伝わったのか、話の後ではかなり突っ込んだ質問も浴びせられて楽しかったです。しかし綺麗ごとを言うと、プロとかアマチュアとか事業とか趣味とかそんなよく解らない将来の事をクドクド考えるより、今やりたい事に真剣に励む事が一番楽しいのではないかとも思います。
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木工教室11/5と6
週末は木工教室でした。
今週は金曜日お休み、土曜と日曜に2コマづつ開催。
鉋掛けます。
蟻加工中。
椅子組み立て中。
椅子座編中。
鉋、仕込み調整中。
そうみんな夢中。今週の完成品。
蟻組のかわいい整理箱完成。作者はみかん農園をされていて、みかんを作る手で整理箱も作りました。
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うってかわって日曜午前は家具製作技能士講座の6回目。
私を含め、男子ばかり9名。人間的にも講座内容的にもとても濃くて、真剣にやってます。
全く笑いはありませんが、それもよし。
____________________________________失敗も楽しみながら、楽しく木工をしたい方はどうぞご参加ください。↓
笑い無しの濃い~木工に取り組みたい方もどうぞご参加下さい。↓ (*今年の募集は終わりました)
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家具製作技能士の講座
週末は木工教室でした。
通常の木工教室に加え、土曜の午後は家具製作技能士の講座を行いました。去年に引き続き今年で2回目。今年も定員一杯の8名でスタート。今年は去年の反省も踏まえ、試験課題の練習に入る前に基礎の基礎からしっかりと説明・練習してもらおうと思っています。木工刃物や木工の基礎技術の説明は難しくて、一般的な講座のようにテキスト化したものを机上で理解してもらう事が難しい。
説明しながら実演し、それを失敗しながらも実践してもらうといプロセスを何度も繰り返すしかないと思っています。
参加者の皆さんはこの講座に様々な思いを寄せて参加してくれているのだと思うのですが、試験の合格はもとより、併せて木工の奥深さみたいなものをしっかりと伝えていければと思っています。ちなみに8名の参加者の顔ぶれは衝撃の全員男子。
いつも教室の写真は沢山撮るのですが、今週はこれ一枚。
正確には数枚撮ったのですが、工業高校の男子クラスみたいになっていたのでUPしてません😿。 -
木工教室と講座
週末は木工教室でした。
今週も沢山来て来ていただき、定員オーバーの時間帯もあった。体験コース、バターナイフと菜箸作り。
実用です、すぐ使ってください。
体験コース、木の器作りです。
こちらも実用です。みかんやおせんべいを入れて下さい。
カレーもいけなくはありませんが、あえてしなくてもよいです。こちらも実用です。
完成したら、思いっきり座ってください。
教室の風景。
鉋掛け
こちらも鉋掛け
こちらはノミでホゾ穴堀り。
福岡市から来ているT君はプロの家具職人ですが、主に鉋の練習をやっています。
鉋は理論と実践が絡むので、独学ではなかなか難しいです。しかし理論の部分だけでもある程度把握している人は教えても呑み込みが早い。
下端定規で鉋台を確認中。 師匠は寝ている。
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変わって、土曜日の午後は「家具製作技能士講座」の第12回目。
最後の模擬試験を行いました。
参加されて方全員が課題をクリアできました。
お疲れさまでした。
もうすぐ本試験です。頑張ってください。
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木工教室11/12~14
週末は木工教室でした。
今週も多くの方に来ていただきました。体験コース「小椅子作り」で作りました。 一人一脚×3人。
木の器も完成。
個性的な木材にあたりました。木の肌目とノミの堀跡が斬新。
素晴らしい。座編みの腰掛は編むのが楽しい。
土曜日の午後は「家具製作技能士講座」の第10回目でした。
講座の開始前には鑿や鉋の刃物を研ぎます。
刃物を研いでいると時間を忘れ、思わず没頭します。
しかし研ぎは、素早く綺麗に加工を施す為の手段であって、あまり時間が掛かってもよくありません。
研ぎと加工の関係性というか、葛藤みたいなものはプロになってもずーとあって、研ぎばかりもやってられないし、
かといって切れない刃物で加工する訳にもいかずやはり研ぐのですが、あ~木工って忙しいなぁと感じてきたら、気持ちの上では少し上達しているのかもしれません。よく解らない説明になってしまいましたが、言葉では表現できないところに真髄や本当の技術的なものがあって
簡単な説明や動画などで理解できるものは、それだけの事なのだと思います。鉋の台直し中。 こちらもまた関門トンネルの様に奥が深いです。
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木工教室や講座
週末は木工教室でした、今週も沢山来ていただいたのですが写真を撮る暇がなくて先週の写真。
今週もありがとうございました。
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木工教室10/15~17
週末は木工教室でした。
今週は時計を作る人が多かった。
時計作りは、文字を焼き書いて
針も自分で作ります。そして組み立てて
完成。 世界に一つだけ時計が出来ました。
その他には、椅子作り。
塗装を終え、次回から座編みます。
木の器も出来ました。
チェリーの木目が綺麗。
土曜の午後は「家具製作技能士講座」6回目。
まだまだ覚えてもらわないといけない事が沢山あって、こちらは教える方も教わる方も真剣です。
皆さん頑張りましょう。 -
木工教室と講座
週末は木工教室でした。
木工教室は毎週金・土・日、それぞれ午前の部と午後の部の計6部行っています。大体一週平均で20人程度の方が来られます。
生徒さん独自デザインの器。
太めのディティール、こらはこれで力強さがあってよいかも。
日曜の午前は家具製作技能士講座だった。
資料。
講座開始直後まずは刃物を研ぎます。
その後加工説明を行った後、実技の練習。
こちらは通常の木工教室とは異なり、かなり緊張感をもってやってもらっています。
週末にやっている木工教室ですが、いろいろな目的をもって来れれている方たちとの出会いは常に刺激的です。規模としては決して大きなものではありませんが、まだまだ成長できそです。
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家具製作技能士の講座
9月の初旬から家具製作技能士の講座を始めています。
募集定員の8名でスタートしました。今回で3回目。
主な指導は工房で働いているFさんにやってもらっています。テキストも用意している。
試験は数か月後に行われます。実技は下の写真の枠を作ります。
四か所に違う仕口を作ります。
ほぞや仕口をなんとなく形作る事と、原理原則に沿った狂いの無い加工を施す事は全く意味が違います。なので、通常の教室とは異なり少し厳しめの指導を心がけています。というのはウソで、優しく解りやすい指導を心がけています。
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家具製作技能士講座受講生募集(令和3年9月開講)
家具製作技能士(三級)講座を令和3年9月~開催します。
家具製作技能士とは=職業能力開発協会が実施する国家資格です。
〈本資格の概要〉
「家具製作技能士」資格取得の最大の特徴は、日本に古くから伝わる「ほぞ加工」や各種の「仕口」加工を学べる事にあります。実務の中での採用が少なくなっているこれらの伝統的な技術を学べる少ないチャンスになります。またこの資格は多くのプロ職人も取得し、技術的モチベーションの向上にも役立っています。〈実技試験〉
ほぞ加工・各種仕口など出題された課題を、 木工手道具(ノミ、ノコ、カンナ)を用い、 制限時間内に製作する試験です。3級、2級、1級の試験があってその難易度は順に上がります。〈学科試験の概要〉
家具製作や木工具、また木材の基本的な性質などを問われる学科試験になりま す。〈費用について〉
*講座受講費用=97,000円(練習用材料費を含む)
*受験費用=実技試験費用17,900円+学科試験費用3,100円(各都道府県に支払います)
*受験に必要な道具について=道具はご自身で購入されても構いませんし、教室で斡旋しているものを購入されても構いません。既にお持ちのもので使えるものは使用して構いません。使用の可否についてはご相談ください。
道具を持っていない方が全てそろえた場合の費用は=30,000円程度となります。〈受講申し込み〉
本ホームページの〈問い合わせフォーム〉またはEメールtreehouse@ac.auone-net.jp へ、氏名・メールアドレス・電話番号と内容覧に「家具製作技能士3級講座受講希望」と記載し送信してください。
*メールの送信をもって仮申し込みとし、本申し込みの要領を返信致します。 * 講座の内容、または申し込み要領などに不明な点がある場合は、上記メールまたは☎050-3703-8351までご連絡下さい。〈日程について〉
全12回受講します。予備日を2日設けていますので、受講できない日時がある場合は予備日に振り替え下さい。- ① 9/11(土)14時~17時
- ② 9/18(土)14時~17時
- ③ 9/26(日)9時30分~12時30分
- ④ 10/3(日)9時30分~12時30分
- ⑤ 10/9(土)14時~17時
- ⑥10/17(土)14時~17時
- ⑦10/24(日)9時30分~12時30分
- ⑧10/30(土)14時~17時
- ⑨ 11/7 (日)9時30分~12時30分
- ⑩11/13(土)14時~17時
- ⑪11/21(日)9時30分~12時30分
- ⑫11/27(土)14時~17時
- 予備日① 12/5 (日)9時30分~12時30分
- 予備日② 12/18(土)14時~17時
- 予備日③ 12/19(日)14時~17時
〈受験に必要な道具〉
カンナ×1 ノミ×2 胴付きノコ×1 両刃ノコ×1
シラガキ×1 毛引き×1 玄翁×1 直角定規×1
指金×1 ノギス×1
*これらの道具はの試験専用の物ではありません。
以後の家具製作に使用できます。また家具製作技能士二級、一級の試験にも使用できます。翌年(令和4年)以降の講座について
家具製作技能士の国家試験は毎年前期(6月~8月の間実施)と後期(12月~翌年2月の間実施)の2回行われます。令和4年度は前期に行う家具製作技能士3級の講座とは別に家具製作技能士2級の講座も開催の予定です。令和3年に3級を合格された方はそのまま2級の講座を受講、受験する事ができます。3級を合格後、翌年には2級を受験することができます。
*3級を取得せず、2級を受験するためには2年の実務経験が必要になりますが、3級合格者はこの括りがなくなります。