ブログ
家具工房に捧ぐ
日記
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日々
製作が続きます、クリスマスなのに。
鉋の仕事は太陽のある時間が圧倒的にやり易くて、この時期はテレテレやってると日没になってしまうので注意。
今年最後の作品になりそうです、納めたら山にでも行こう。 -
ガラス戸の吊り戸棚
ガラス戸の吊戸棚を製作、お納めしました。
今回お納めしたのは、上段の吊戸棚とオープンの棚。
下段の食器棚は一昨年にお納めした品。
当時の写真、まだチェリーの色合いが若く薄い。
今回、お客様の意向で吊戸棚一式を増設する事となりました。
設置工事。
壁の下地など入念にチェックした後、こーやって取り付けます。
設置完了。
チェッカーガラスがレトロかわいい。
こだわりの引き戸取っ手で全体の印象が引き締まります。
ダウンライトも設置。
家電、調理器具が並びます。
使われてこそ家具です。
市販品に無いもの、オーダーに特化した作品を作り、納められる事が嬉しいです。
お客様にも大変喜んで頂きました。末永くお使い頂けますように。お納め先 福岡県
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小さな食器棚
小さな食器棚を製作、お納めしました。
素材はメープルの無垢材と突板。建具はレトロデザインのストライプガラス開き扉。
本体サイズは縦85cm×横85cm。 このくらいのサイズのしっかりした作りの食器棚が市場には意外とありません。
今回は木工教室生徒さんからのご依頼。
右の小さなテーブルが教室でご自身で作られて作品。
ふたつ同時に納めさせて頂きました。 末永くお使い下さい。 -
上松へ
早朝、小倉から新幹線で名古屋へ。その後、特急と在来線を乗り継ぎ長野県某所へ。到着したのがお昼の12時過ぎでした。何もない無人駅から歩いて20分くらい、着いた~。
長野県上松技術専門校。家具の製作技術を教える学校です。この学校の技術レベルの高さは業界でも有名で以前から興味があった。 秋頃に私から学校に求人票を出していたら先生の方から直々に連絡があって、それならと言う事で直接行ってみる事に。
今年は25人くらいの方が学んでいるそうです。
休憩時間に全員に集まってもらい、弊工房の紹介と特徴など説明させてもらいました。
求人の方は距離的条件が大きく反応薄。しかし後で九州出身の方などに話しかけてもった。
どうなる事だろう。先生方には大変よくしてもらい隅々まで案内して頂きました。
常勤の先生4人に専門の外部講師多数という凄い環境。また一年のカリキュラムは多岐に及んでいて、学ぶ生徒さん方もさぞかし忙しいだろうと思いました。
何よりも関心したのは、先生方がとても忙しく教えられていた事、先生方の役割分担をよくマネジメントされていて仲良くされている事。更には木工界を少なからず牽引しているという誇りをもって働かれている事など、この学校のレベルの高さの秘訣が解った様な気がしました。土地柄、脚物加工や旋盤など強そうでした。教えてほしいくらい。
学校の理念として、手加工に力を入れている。
手加工ができる人は機械加工も上手です。写真はありませんが、突板を用いたフラッシュの技術も高かった。
その他、漆塗り、ウレタンの吹付塗装などやっているグループもあって、いったいどれだけ教えるんやねん、といった感じでした。上松の街、向こうに見えるのは空木岳かな、
求人の件はともかく、今後の仕事の方向性を考える上でとてもよい旅になった。
学校との繋がりが出来たのも嬉しい。この日は帰れず名古屋泊。うって変わって大都会。
忘年会シーズンでどこもお店は一杯でしたが、カウンターが空いているお店を見つけたので、軽く一杯のつもりで入ったら結果的には重く五杯くらい飲んでしまいました。
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日々
製作が続きます。
久しぶりにメープルの作品。
ここ数日は寒い。
小刻みに体を動かす家具作りにはこのくらいの気候もよくて、小さなストーブひとつで丁度よく温まる。 -
日々
製作が続きます。
建具手掛かりの埋め込み加工中。 どーしても手道具でしか出来ない仕事があります。
建具部材の加工組み立てから、手掛かりの埋め込みまでまる一日掛かる。
____________________________________朝この場所で事務をしていると、入口窓の向こうで合唱が始まる。
撮ろうとする、大分逃げてしまってこれくらいですが、実際は笑うくらいもっと大勢います。
朝、この合唱を聞くのが小さな楽しみになっている。 ん~寂し
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木工教室
週末は木工教室です。
先週と先々週などの様子。鉋掛ける姿はまるで職人。
ご自分の為に作られたミニテーブル完成。
素敵です。
木製のこんなテーブルがなかなか売ってないんです。ハイスツールと踏み台も完成。
天板のなぐり加工が素敵です。こういった物も市場にありそうで意外と売っていません。
ブラックチェリーで作った作業台も完成。
天板に空いた穴にはミシンが納められます。世界中どこを探して売っていないと思います。
こちらもチェリーで作ったサイドテーブルも完成。
コの字型の形状に意味があって、ご自宅のソファー座面を上下から包む形になっています。
宇宙を探しても、同じものはないでしょう。ちなみに上記四点の作者は全員女性。ほんとーによく作ります。
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より高い技術習得を目指している方向けの、家具製作技能士講座も開催。
2級講座の様子。
研ぎもしっかりとやってもらっている。
木工教室のコンセプトは失敗しながら少しずつ成長していこ~ですが、
こちらの講座は試験を控えていて失敗が許されません。少しくらい許しって言いたくなりますが、これはこれで違う意味での達成感があると思います。
3級は来年2月に試験。2級は来年夏の試験に向けて猛烈に頑張っています。実は業務の都合で、12月の第一週をもって今年の木工教室は終了。再開は年明け1月下旬からとなります。一年間通ってくれた皆様、誠にありがとうございました。
*技能士講座の方は年末年始も行います。木工教室に興味のある方は↓
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日々
製作が続きます。
特殊な取付金具の取付要領と強度など確認中。
一品オーダー家具作りの難しいところで、大体の家具は設計や作りが標準化できているのですが、時折お客さんとの調整の中で未体験の構造に取り掛かる場合があります。
これが慣れた仕事より面白かったりして、時間は使ったけどまたひとつ引き出しが増えました。 -
対馬、山と海②
対馬二日目。
午前3時半ごろ比田勝港で釣り師匠のⅠさんと合流。
そのまま、どこか分からない港に行き、言われるがまま釣り。
美味しそうなイカさんが釣れました。
1時間程イカ釣りで時間を潰したの後、対馬北西部のポイントへ移動。今回の旅のメイン事業に取り掛かりました。
同行のⅠさん。
投げる私。
初日朝はワンバイトあったものの釣果なし。残念。お昼はまた比田勝方面へ戻り、食事。
この旅で一番美味かったアナゴフライ定食。 と言うか、お腹がすきすぎていて何でも美味い。しかし美味かった。
夕方に再度磯に戻り夕まづめの釣り再開。
ここからはⅠさんの知人のSさんも加わった。ここも釣果無し、残念。
晩は比田勝の居酒屋でⅠさんSさんと一杯やりました。
Sさんは初対面。とても紳士的な反面、活動的なアウトドアマンである事もわかり面白い話が沢山聞けました。またお会いしたい。
この日はお開きで、車中泊。翌朝も同じ磯に向かいました。
投げる事、忘れもしない3投目。釣れた~ ヒラマサ君 74cm
やり取りの最中は海に引きずり込まれるかと思いました。魚は笑っていませんが、私も笑っていません。人間嬉しすぎると硬直します。
今回の磯からルアーでのヒラマサ釣りは非常にマニアックな釣り方らしく、対馬という位置条件が大きく関わっているとの事でした。一度こういったダイナミックな釣りがしてみたかった。
タックルの準備から、ポイントの選定まで全てⅠさん任せでした。ありがとうございました。対馬の素晴らしい景色。Ⅰさん撮影。
予定ではもう一日釣る予定でしたが、波で船欠航の恐れがあるかもで一日前倒しで帰った。
短い時間でしたが、素敵な経験ができました。
山も楽しいけど、海も楽しい。___________________________________
帰宅後、ヒラマサ君を3枚にして
美味しく頂きました。
これで完結。
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食器棚
食器棚を製作、お納めしました。
幅2.3M×奥行45cm×高さ180cm 素材はブラックチェリーの無垢材と突板です。
製作風景
お客様宅へお納めに参りました。
午後から取り掛かり、夕方に設置を終えた。 転倒防止で壁に固定、コンセント露出位置なども丁度良く納まった。
今回の食器棚はお客さんの意向が随所に盛り込まれていて
引き戸の建具はガラス部を少なく、木部が大半を占めるデザインになりました。
ブラックチェリーの木目がさりげなく際立つ。また、その引き戸取っ手は細い棒状デザイン。
小引き出しのつまみにワンポイント。
引き出しと引き戸、そして家電の配置スペースなどその収納量に無駄がありません。
デザインと機能性を兼ね備えた食器棚になりました。余談ですが、今回の写真撮影は御縁があってプロのカメラマンのSさんにお願いしました。
色々な事情が重なって、大作の完成とタイミングが合ってよかった。やはり私が撮ったのとは全然違う。打ち合わせや調整を重ねた甲斐あって、お客様にも大変喜んで頂く事が出来ました。
末永くお使い頂けますように。お納め先 福岡県
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対馬、山と海
納品を終えた翌日、博多港からフェリーに乗った。
午前5時過ぎに対馬、厳原港に到着。
白嶽登山口へ向かいました。登りました。
巨石が多く歩いていて飽きない。
アドベンチャー的要素も少しありました。
恐かったのは、山頂。
上は自分で撮影。下はネット上の写真。
春にはミヤマキリシマも咲くらしい、原生林全体が天然記念物になっているとのこと。
お昼前には下山して、改めて対馬観光。
まず昼ごはん。魚が新鮮でおいしいのと、腹が減りすぎていてうまいのとの二乗で、涙が出る程美味かった。
その後、船志方面へ移動。紅葉の名所。
浅い川沿いにもみじが並木が何キロも続いた。
色的には一週間早かった感じですが、天気もよくて気持ちの良いドライブができた。
道中にはこんな看板も。
そのあとは、ヤマネコを飼っているの自然保護センターを少し見た後、
豊の砲台跡へ移動。
対馬の北端に位置し戦時中は本土防衛の最前線で「世界最大の砲台」とも言われていたらしい。
誰もいない砲台跡を一人歩くのは、登山よりこわかった。
一通り観光を終えた後、対馬第二の街比田勝へ向かいました。
この日は比田勝港で車中泊。一日目終わり。
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木工教室
木工教室。先週は私が他行していて全てお休みでした。
先々週、若しくはその前の教室風景。組手加工中。真剣みが指先から伝わります。
チェリー材、板接ぎ完了。登山口に到着しました、これから長い登山の始まりです。
掟破りのフラッシュ家具製作中。
ご自身でフラッシュ構造をとてもよく勉強していて、その熱意に負ける形での製作着手。
家具製作技能士の2級の講座もやりました。
泣きたくなる程難しいので、やる気のある方だけ参加の方針でやってます。
コーナーラック、角度切りが難しい。
鑿の研ぎ。
実は何より難しい。
裁縫箱完成。
家具を作るのに年齢や性別は関係ありませんが、作者は60代女性。時間は掛かりましたが、素敵な裁縫箱が出来ました。作っている最中もいつも楽しそうでした。
家具作りをベースとした木工は理論と実践が複雑に絡み合う世界で簡単ではありません。しかし、じっくりと取り組めば誰にでも家具は作れます。
弊工房の木工教室では、失敗を重ねながら少しづつ前進していく事をコンセプトとしています。興味のある方はどうぞご参加ください。↓