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家具工房に捧ぐ

  • 年末の思い

     年末年始で工房の改装をやっていて、大掃除どころか逆に散らかしまくっています。例年のことですが、まとまった時間はこの時期しかなくて毎年大掛かりな大工工事が恒例になっている。

     一人でゴソゴソと大工仕事をやっていると、起業当初この工房を一人で建てた時の事から連鎖して以後の体験まで回想します。当時も今も建築は独学というか適当、家具の方は当時は独学で工房建築後に職業訓練校で学ぶという今考えると順番が滅茶苦茶。学校卒業後すぐに開業し、直後から宣伝活動やサンプル品の製作に日々フラフラになりながら働いていました。 先行きのわからない事業に対する不安を動き続ける事で払拭しようとしていたのだと思います。 たまの休日に出かければ大手の家具店から個人経営の工房、雑貨屋さんや飲食店まで、どこへ行っても自分のビジネスのヒントになるものがないか探す習慣がついていた。
     以後オーダー家具の製作販売業はそれなりに軌道に乗っていたのですが、開業当初から50歳になったら木工教室を始めよう!との思いがあって予定どおり50歳の年に教室を開講。教室は今年で3年目を迎えます。オーダー家具の方も変わらず注文を頂いていて、今年一年を振り返ると教室の運営と注文家具の製作に日々慌ただしく対応していたのですが、内容としては十分なものではなかったです。特に教室運営では準備不足から生徒さんの好意に甘える部分が多く改善したいと常々思っています。
     この年末年始の改装で工房の体制も少し変わります。オーダー家具の製作はもとより、教室の方もより楽しんでもらえる形になると思います。1月からはスタッフも新たに加わる予定です。

    2020,12/30 長野県某所にて

    といのはウソで、戸畑区の夜宮公園にて。

    それでは、皆様よいお年を。