ブログ

家具工房に捧ぐ

日記

  • 酸注入

    膝まわりの痛みと言うか違和感が凄くて病院へ。
    事前の自己診断は膝軟骨の減り。基本的には治癒できないけど、今後のリハビリ方法など聞けるかもしれないので期待せずに行きました。
    レントゲンを撮って問診室へ行き、先生と対面。
     膝年齢は80代ですね~(精神年齢は10代だけど)とか言われるかと思ったら、レントゲンを見る限りまだまだ軟骨もしっかりあるしそれほど悪くないとの診断。
     とりあえずヒアルロン酸打ちますか?って聞かれたので、はぁって答えたら、右足にぶちゅーと来てこれが滅茶苦茶痛い。左足にもう一発で泣きそうでした。

    これを週一の五回打ちましょうって。今日がその日ですが痛いので行きたくないでちゅ~

    仕事はやっとくから行って来いよ~、って言っている様にも見えなくもなくもない。

  • 木工教室

    水曜日に熱が出て、一応病院で検査したらコロナ・インフルとも陰性、ただの風邪でした。木曜は薬飲んで寝て、金曜は教室中止。土日は少しフラつきながらの通常営業だったのですが、私の体調とは無関係に皆さんよく作っていました。と言うか、そもそもいなくてもいいじゃないか説もあります。
    まぁしかし、こーいう時一人家業は辛いです。

    二日間、多く来て貰いまいた。

    写真で見てのとおり皆さんやりたい放題好き放題に作りまくるのが当教室です。
    と言うのはウソで、古くから伝わる基本的な木工道具による墨付けと手加工。原理原則に乗っ取った考え方を積み重ねながらも、あまり頭でっかちにならず、少しくらいの失敗は経験と捉えながらそれを糧にして少しずつ成長していく事を教室のコンセプトとしています。しかし、こんなに長いコンセプトがあるとは誰も知ら知らないはずです、今考えたので。

    こんな明確なコンセプトのある素敵な教室で木工を学んでみたい方は ↓

  • 所用

    所用で平戸へ行きました。
    遊びではありません、所用です。 

    所用なのに海が奇麗。

    とてつもなく青い海。でも所用。

    緑も奇麗です。所用ですが、

    腹が減っては所用も達成出来ません。

    地元の木工職人Hさんに連れられ行ったのは、お刺身が無料おかわりの店だった、流石平戸。

    お魚は新鮮で涙が出る程美味しかった。
    おかわりはしませんでした、所用なので。
    と言うかお相撲さんではないので・・・
     

  • スペース家具

    先日から作っていた家具2点をお納めしました。

    1点目がこのちょっとしたコーナースペースにキャビネットを配置。
    〈ビフォア〉

    ピッタリと納まりました。と、言うか納めました。
    〈アフター〉

    床上の小さなスペースに収納量大のキャビネットが置けるんです。

    2点目は冷蔵庫とキッチン流し台横の本当に少ししかないスペースへ、

    〈ビフォア〉

    隙間収納をぴったりと納めました。
    〈アフター〉

    内寸は幅高さ90m×横幅25cmくらいあって、意外と収納量が多い。
    天板上にはトースターを配置の予定です。

    オーダー家具屋の意地も垣間見える2点となりました。
    末永くお使い頂けますように。

  • 木工教室のないよう

    週末は木工教室、今週は金・土・日開催でした。
    今週も多く来て貰いました。

    弊工房で開催している木工教室のカリキュラムを紹介します。急に
    まずは小さい箱、ペンケース。

    手鋸でのカット練習が中心になります。小さめ作品なので完成時の喜びもそのサイズと同じくらい。

    次に三枚組手の箱と、留め仕口の箱。

    ここでは鋸+鑿での加工が入る。留めの仕口は鉋加工もあります。
    難易度中です。完成時の喜びも中くらい。

    次は花台。

    ここでは主にほぞとほぞ穴の加工を学んでもらっています。
    鑿と鋸、その他墨付け道具を上手に使いこなすと奇麗にできる。
    初めて立体的な作品になるので完成時の喜びも大。

    次はペーパーコードスツール。

    ここではあえてブラックチェリーなどの硬材を使い、鉋掛けの難しさなど体感してもらっています。
    座編もなかなか大変で、その分完成時の喜びも大きい。

    教室カリキュラムの最後は整理箱。

    板接ぎと言って、板と板を接ぎ合わせる作業から各部材製作。
    本体パーツのジョイント後、引き出しの製作、その後本体と引き出しの差し入れ調整など、難易度超高で、完成時の喜びも超高。

    その他、カリキュラム外ですが木の器やお箸、カトラリーなども作る。

    このようなカリキュラムを終えられた方はある程度自由に作ってもらっています。
    自由に作っていいと言うと本当に自由な提案をされてくる方も多く、私は泣きながら設計図を作ることも少なくないのですが、そんな自由な発想で出来た作品がこちら。

    ほんとーに皆さんよく作ります。 

    自由な発想で、ガンガン作りたい人は↓

  • 穂高縦走

     台風が通り過ぎた直後、それを追う形で長野へ。午後二時上高地着、初日は徳澤でキャンプ。二日目は涸沢を経て北穂高岳を登り山頂直下でキャンプ。三日目に北穂高岳~南岳までの大キレットを縦走しました。

    北穂高岳山頂直下のキャンプ地。ワイルドな立地だった。

    三日目の朝、予想どおり晴れた。

    北穂高岳から見る大キレット。

    4時間くらいかけて南岳までアドベンチャーなコースだった。

    年々体力も衰え、ハードな登山もあと何年出来るかわからないなどと考えた結果の遂行。
    北穂高岳への登りがきつかったけど全般に天気もよくて、あ~行ってよかったぁ~って感じの登山でした。

    お猿もいました。

  • 木工教室

    今週は土曜と日曜開催でした。
    土曜は午前・午後とも多かった。

    三枚組手練習中。

    二段ほぞの加工練習中。

    難易度高めです。

    鑿の桂仕込み中。

    カンザシ加工に至る前の墨付け加工練習中。 

    キャビネット本体組み立て中

    組み立て前に、しっかりと鉋掛けました。

    先週分と併せて、完成品も多かった。

    一段整理箱。単に箱を作るのではなくて、スムーズな引き出しとして機能するように作る難しさがあります。

    同じタイプの別の作品。上手くできました。

    スマフォスタンドも完成。

    このくらいのサイズのものが意外と作るのが難しいです。

    根気強く作りました。

    ウォールナットのペーパーコードスツール完成。

    ご友人へのプレゼントとして作られました。

    _________________________

    教室横の休憩室というか談話室、というかショールーム。

    木工教室、この9月でまる6年になりました。
    生徒さんは開講当初から通われている方から、最近初めた方まで様々です。
    木工技術の習得もさることながら、生徒さん同士の交友の場にもなっている教室。
    ここで出会いプライベートなお付き合いをされている方などもいて、主催者としては嬉しい限りです。

  • 幸せの白い箱

    オーダー家具店をやっていると、家具以外の製作依頼を受ける事があります。
    今回のプロジェクトは人が入る大きさの白い箱、しかも組み立て式。

    作りました。素材はホワイトのポリウレタン&メラミン。

    まずは地板。

    これに側板を取り付ける。

    反対側も取り付ける。

    更に裏板をはめ、

    天板を取り付けると、

    白いボックス完成。ちなみにジョイントシステムは工具の要らない特殊金具を用いました。簡単に分解して持ち運べます。


    先日、お納めしました。
    おおよその使用方法は伺っていたのですが、その写真をみて驚いた。

    おお~
    依頼者さんはプロのカメラマン。
    写真の腕もさることながら、モデルさんの生き生きとした表情が素敵です。
    この箱に入ると幸せ感が増す様です。名付けて「幸せの白い箱」。

    しかし、箱とはいえ9個作るのは大変でした。
    というのはウソで、作ったのは1個。

    お仕事のよきパートナーとして活躍してもらえればと思います。 お納め先 福岡県

     

  • 木工教室

    週末は木工教室でした。金・土・日と開催。

    初めての方から、5年以上通われている方まで様々です。
    それぞれ様々な思いで木工に取り組んでいいんです。上手い下手よりも謙虚に取り組む姿勢のある人の作品が素敵です。

  • 木曽路旅⑥

    木曽路の旅、まだ続く。

    木曽駒ケ岳を下山後、その日のうちに車で移動して50km程離れた甲斐駒ヶ岳の登山口へ移動後、翌日の朝から甲斐駒ヶ岳を登る。のが、当初の予定だったのですが雨予報で中止。今回の旅のメインイベントと考えていたので残念だったけど、山は逃げないのでまたいつか。
    しかし空いた時間をどうするか迷いに迷った挙句、同業者の工房へ突撃訪問してみました。
    木曽路から名古屋を経て関西へ。
    京都府宇治市の京都炭山朝倉木工さんを訪ねました。

    京都という土地柄、高級路線の本格木工家具を作られております。

    この椅子が素敵だった。

    工房は宇治市の炭山と言う山里にあり、主の朝倉さんと奥さん、そして二人のお弟子さんで製作活動とギャラリー運営などされていました。アポなしの突撃訪問だったにも関わらず、大変ご丁寧に対応して頂きました。朝倉さんとは製作や経営にまつわる情報交換などもできてよかった。 

    チェリーのスツールが可愛かったので、旅の記念に購入。

    と、まぁこんな感じで旅の終盤はかなり適当に動いていました。旅中の自らの行動を整理してみると、木工とアウトドアとお酒という3パターンの活動だけである事に気付いた。フィールドが変わっただけで普段の生活と全く同じでした。 

    後半の3日は駒ケ岳麓の駒ケ根市~名古屋~京都と移動、夜は居酒屋巡りだったのですが、それぞれのお店では店主さんや隣席のお客さんとのよき出会いもありました。
    実は旅のメインは毎晩の居酒屋巡りにあったかもしれません。はずかしい話も沢山あるのでまた今度書きます。

  • 掃除と機械整備

    お盆の間に工房の掃除と機械整備をやろうと決めていたのですが気が付くとお盆も終わりかけていた。記憶をたどりお盆の間俺はいったい何をやっていたんだろう?と考えますが、全く思い出せません。記憶に残らない程ダラダラと過ごしていたんだろう。
    と、言うことでぎりぎりお盆の日曜日に取り掛かりました。

    手押し鉋と自動鉋の刃物交換。

    集中力の高い午前中に終わらせた。

    午後からはコンプレッサーオイル交換。

    何年ぶりだろう。

    更にパネルソー刃の交換と掃除。

    パネルソーの裏は業界ではパンドラの箱と言われいます。
    床に溜まったノコ屑清掃、その他諸々のメンテナンスに2時間程度費やした。

    結果的には写真の倍の量の塵を回収し夕方に終了。
    機械達も蘇りました。 あ~疲れた。

    そんなに大変なら俺も手伝ったのに~

    ありがとう。
    でも、その短い指では無理だと思います。

  • 家具製作技能士(三級)講座

    今年も10月から家具製作技能士(三級)講座を開催します。
    期間は令和6年10月初旬~令和7年2月頃まで、定員は8名程度です。少し早いですが、募集も兼ねてのご案内となります。

    *全く未経験の方も参加出来ます、どうぞご連絡下さい。
     TEL 050-3703-8351 mail treehousetobata@gmail.com 

                                 〈写真は2級の練習風景〉

    「家具製作技能士〈3級〉」資格講座では、日本に古くから伝わる「ほぞ加工」や各種「仕口」加工を実践練習を繰り返しながら学びます。実務の中で用いる事が少なくなっている、これら伝統的技術を体験する少ない機会となります。
     年明け(令和7年1月~2月)には国家試験が実施されます。本講座では過去3年間の試験で19名の方が合格。本資格は多くのプロ職人も取得し、技術的モチベーションの向上にも役立っています。

    *未経験の方の参加出来ます、どうぞご連絡下さい。
     TEL 050-3703-8351 mail treehousetobata@gmail.com 

    費用など詳細は ↓