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家具工房に捧ぐ

  • 接客

    製作が続きます。


    連日天気も良くて遊びに行きたいっ、気持ちを抑えて製作が続きます。

    天気が良いせいか来客も多く、昨日は接着作業の途中にお客さんが来て大変な状況になりそうなところだったが、 

    私が手を離せない間、スタッフがお客さんのお相手をするという普通の会社などでは普通に行われる事が、普通にできていました。

  • 木工教室10/9・10

    週末は木工教室でした。

    器やスプーン、お箸など木工芸作品の作業風景から。

    器作り。最初から最後までノミ一本で掘り続けます。完成時には皆さん、顔が仏様の様に見えます。本当です。

    スプーンは曲線が多く、機械による作業。

    機械はスポンジサンダーと言います。研磨面のあたりが柔らかく、曲線を安全に加工できます。

    ご夫婦でそれぞれ作りました。バターナイフはブラックチェリー。菜箸はウォールナットで作りました。

    体験コースにグループで参加。 

    お箸とバターナイフをそれぞれ作りました。 素晴らしい。

    ここからは家具作りを行っています。

    手道具による仕口の加工。なかなか難しいのですが、少しづつ成長します。

    上級者たちは、

    キャビネット製作中。引き出しも五枚組で製作。

    テレビボード。

    建具もできました。

    椅子。

    「転び」といって、角度のついた加工を行っています。

    treehouseの木工教室ではノミ、ノコ、カンナと言った手道具を使い家具や木工品を作っています。定められたカリキュラムをこなしながら少しづつ技術力を高めていきます。初心者の方にとって木工は決して簡単な作業ではありませんが、失敗しながら少しずつ技術習得していく事を教室のコンセプトとしています。興味のある方は体験されてみてください。↓

  • 九重へ

    F君がテント泊の登山をしたい!と言っていたのが今年の春ごろで、既に10月になりましたが実行。 九重へ。

    初日は長者原から坊がつるへ。テントを張った後、立中山を登りました。

    山荘付近のロッジ群は今夏の大雨で崩壊していた。

    更に鉾立峠に向かう道は土石流で無くなっていて景色が一変。以前は木々が覆っていて細い小川が流れていたと思う。

    夕方テント場に戻って飲んで食べて寝ました。

    翌日は早朝から大船山を登りました。

    F君。昨年の10月に足を複雑骨折していて、歩いていると足首がグラグラすると笑いながら話していました。

    大船山頂上付近はこのくらい色づいていました。周辺の山はまだほぼ緑、ここだけです。九重全体的には2週間後くらいがいいのではないでしょうか。

    御池はこんな感じ。実際はもっと赤く見えました。

    一応私も。

    今年初めて笑いました・・・

    九重でした~。

  • 訪問者

    写真はお客さん。

    ではなくてスズメバチさん。勝手に入ってくるなよ~。
    一般的な虫さんたちとは違って頭上でブンブンやられると、どうも気になって仕方がありません。

    こんな勝手な侵入者が発生しない様に弊工房では受付と受付要員を配置しているのですが、

    何故かその受付を素通りされる方が多いです。

  • 軽い衝撃

     木工教室でノミなどの刃物の研ぎを生徒さんにやってもらう事がある。本来は全てに優先してやってもらいたい刃物の研ぎなのですが、教室が開催されている時間の範囲内ではなかなか研ぎばかりやる訳にいかず、タイミングを見計らってできる時にやったもらっています。

     生まれて初めて木工刃物の研ぎをするという方が殆どなので、研ぎの理屈とポイント、そして私の研ぎを見てもらって、直ぐに生徒さんにもやってもらっている。もちろん最初からできない事が前提なのですが、驚いたことに最初からできる方もいる。というかかなりの方ができる。刃物の研ぎにおいて「できる」という明確な基準の説明は難しいのですが、刃返りと言って刃先にジョリジョリっとした鉄粉が発生した時がひとつの目安となります。生まれて初めてノミを研ぎながら刃返りを出すという事は、私にしてみるとかなり衝撃的な事です。
    思い起こせば職業訓練校時代、入校当初は本当に朝から晩までノミなど刃物の研ぎをやらされていて、あまり長時間やっているものだから逆によくわからなくなって。というか、理屈をよく理解しないままやみくもに研いでいた印象があって、今考えてみると本当に時間の無駄と言い切っても過言ではない当時の指導方針に書いていてだんだん腹が立つ程です。まぁ研ぎ以外にもかなり多様な技術を教えてくれるところなので、それなりに感謝ではあるのですが、今どう考えてもあんな教え方では、どうやっても研げませんよと声を大にして言いたい。
    当時の職業訓練校に対しての愚痴は置いといて、当木工教室内での研ぎなのですが、理屈、実演、刃物の持ち方、どこにどう力を加え、どこに力を与えてはいけないか、最初から決して早く研がない、などのポイントをじっくりと理解してもらいながらある程度自由にやってもらうと大体の方は初回から刃返りを出せるのです。ただ研ぎは奥が深くて、そもそも刃物を研ぐ砥石に平面が出来ているとか、状況によっては刃裏も研がなくては行けなくて、全てを理解し自分の物にするのにはそれなりに時間が掛かります。しかし、その全ては理屈の把握とそれを踏まえた上での練習でしかありません。