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家具工房に捧ぐ

  • コレクションケース型テレビボード

    先月から作っていたテレビボードを製作、お納めしました。素材はブラックチェリー。

    幅2M×奥行40cm×高さ50cmのテレビボードを横に2台並べジョイントいるので、横幅は4M。

    更にこの長さ4Mのテレビボードがもう一組。計8メートルのテレビボード。

    天板上にある棒状のものは、コレクション展示用のストッパーとして利用されます。

    ガラス引き戸内部にもこれと同様のストッパーが付いていて、コレクションが並べられる予定。

    ご自宅が工事途上で設置時の写真は撮れませんでしたが、お客様宅ではこれをL字に配置される予定。
    末永くお使い頂けますように。


  • 木工を仕事にしていて心からよかったと思う瞬間

    製作時に加工で残った適当な端材を探した。

    これを昇降盤で2本にカットし、

    軽く鉋を掛け、

    お箸完成。

    目の前に弁当だけがあって、お箸が無い時、

    木工を仕事にしていて心からよかったと思う。

  • 京都へ

    昨年母が他界し、その喉仏を総本山へ納めに行けと実家の兄弟から半分嬉しくて残り半分も嬉しい命令が出たので京都へ向かった。
    京都は20年ぶりで、メジャーな観光地はインバウンドの方が多そうなのでパス。
    どうしてももう一回見たかった三十三間堂の千手観音と、妻方の浄土宗・知恩院にお参りしてきました。タイミングよくお経なども聞けて良かった。

    目的の納骨ですが、うちは浄土真宗なので西本願寺の大谷本廊へ。
    近代的な建物内に立派な受付があって、そこに制服を着た女性が横並びに骨を受け付けるシステムになっていた。全国から多くの方がお納めに来ていた。
    受付ではお布施の要求があったのですが、これは事前に決めていて一円も払いませんでした。事前に地元のお寺との調整で、その際にしっかりとお納めさせてもらっていたのでそうさせてもらった。
    話は長くなりますが、宗教とお金にまつわる慣習については以前から違和感があって、例えば戒名を付ける時、金額によってあの世での位が変わるとか、お布施の額によってお経が長かったり短かったりとか、死んでも人に上下を付けている事実がどうも府に落ちていませんでした。

    夜の東本願寺と京都タワー。

    しかし京都のお寺などをぼんやりと眺めていると、この巨大かつ荘厳な寺社仏閣が出来ている背景は、その訳のわからない巨大入金システムの上に成り立っている事を感じざるを得ない。訳の分からない資産システムだからこそ一般には考えらな荘厳な文化財が出来るのであって、だから一般では構築不可能な感動的な事物を継続的に与え続けられている事に気付かされる。

    よし、もっと働いてどんどん上納しよう。(ウソ)
     

  • 木工教室

    週末は木工教室でした。
    土曜と日曜開催。土曜日は参加者多く、日曜日は少な目でした。

    鉋かけます、本体加工も終盤。山頂が微かに見えてきた。

    椅子座編中。

    こちらは山頂がはっきりと見えるのですが、ここからが長い。

    キャビネットの初期加工終了。

    三合目と言ったところでしょうか?これからどんな景色が見えるのか楽しみ。

    数ヶ月前から取り組んでいた、椅子完成。

    長い道のりでしたが、一歩一歩進めば必ず頂上にたどり着く。

    笠木の曲線加工を除いては、全てノミとノコを中心とした手加工。
    椅子はその見た目とは裏腹に、家具作りの中でも高難度の作品です。
    登頂お疲れさまでした。 下山はありません。

    それぞれの山に登ってみたい人は ↓


     

  • 「家具製作技能士」技能検定3級講座

    家具工房treehouseの木工教室ではR5年10月から家具製作技能士講座を開催します。
    「家具製作技能士」とは中央職業能力開発協会が主催する技能検定試験(家具手加工3級)に合格することで与えられる称号・国家資格です。
    試験の内容は与えられた課題作品を時間内に加工・製作する実技試験と、家具製作技術・木工全般の知識を問われる学科試験に分かれます。本講座では実技・学科試験それぞれの合格を目指します。

     R3年度・4年度の試験で本教室から計12名の方が実技・学科試験に合格しています。
    本講座の具体的内容・費用等については下記ページをご覧ください。↓